ホーム > アーカイブ > 2018年12月のアーカイブ
2018年12月のアーカイブ
内申確定!
- 2018年12月4日 3:02 PM
- 未分類
一部中高一貫校の生徒を除いて、中3生の内申点が確定しました。やはり今年も、最後の最後で上がった生徒が多く、中2の時と較べると5ポイント以上上がっている生徒が結構います。中には9教科で10ポイントも上がっている生徒がいます。逆に言うと、最後にこれだけかなりの中学校で内申バブルになると、(周りの生徒が上がったという声も聞こえて来るので)1学期と変わらなかった生徒たちは落ち込んでいたりします。
中1・中2で内申が良くない生徒たちも、絶対に諦めてはいけないということです。中3になってから各教科1点ずつ上がるような生徒も出るのですから… ただし、1つお伝えしておかなくてはならないのは、内申点の要素は定期テストの点数だけではないということです。最近は平常点の割合がとても高くなっているので、大きく内申を上げるためには、提出物の質や授業態度、積極性等が目に見えて変わらないと難しいのです。もっと言ってしまえば、それぞれの先生に認められないと(気に入られないと)ダメだということです。中学生にとって、この部分の努力は結構ストレスになるようです。しかし、覚悟を決めて頑張らにないと、内申点が大きく上がることはありません。
GSの今年の中3生は、都立高校第一志望の生徒が少ないのですが、私立高校の併願確約を取れるかどうかという部分も大きいので、内申が上がった生徒が多かったのはとても良かったです。帝京大学高校を滑り止めとしたい生徒が多いのですが、5科で24ないと併願が取れません。(GSでは英検準2級を持っている生徒が多いので、23でいいのですが…) 都立高校志望の生徒は、内申点で受けられる高校が変わって来ます。特に西や国立の受験を考えている場合は、少なくとも5と4が半分ずつはないと苦しい戦いになります。
このブログで何度も書きましたが、現在の内申点の制度はとても理不尽で、子どもたちにとってはマイナスのものでしかありません。実技教科の点数2倍というバカなルールに見られるように、「中学校での授業を成立させるため」「子どもたちを内申点で縛ってしっかり取り組ませるため」という大人側の論理によって作られた制度です。
しかし、「悪法も法なり」ではないですが、入試制度がそうなっている以上、(特に都立高校に行きたい生徒は)内申点を取らせに行かなくてはいけません。定期テストで点数を取らせることは当然として、「授業を大袈裟に頷いて聞く」とか、「先生とアイコンタクトを取って目が合ったら笑顔を作る」とか、「先生のギャグに真っ先に反応する」とか、「分かっていることを質問に行く」とか、「先生の機嫌の良い時を狙って勉強の相談に行く」とかいう指導を真面目にしていると、本当に嫌になる瞬間があります。しかし、それによって内申点が上がる生徒が多いのも事実なので、止めることができません。
都立高校改革続報<その3>
- 2018年12月3日 1:01 PM
- 未分類
都立の付属中学校が完全な6年一貫の中等教育学校になり、現在120名の定員が180名になる可能性があります。私立中も含めて、学校の定員が1.5倍に増えたのは記憶になく、かなり合格ラインが下がって間口が広がることは間違いありません。そういう意味では、武蔵中など「今までの付属中」を目指している生徒にとっては朗報です。ただし、「いつから」というのがまだはっきりしません。早ければ今の小5から変更になるかもしれませんし、現小3くらいまでズレ込む可能性もあります。
ただし、それによって優秀な生徒が増えて、6年後の大学受験の合格実績に大きく貢献するかと言うと、私は甚だ疑問に感じています。高入組よりはマシということにはなるかもしれませんが…
例えば武蔵で言うと、今でも倍率が4倍程度まで下がって来ています。定員が1.5倍になると、(受検者数がそんなに変わらないとすれば)倍率は2倍台まで下がることになります。はっきり言ってしまえば、都立中の入試形態で倍率2.5倍程度になると、(今までに較べれば)学力的にかなり下の層まで合格してしまう可能性が高くなります。今でも、成績下位の1~2割くらいは、大学入試においてかなり厳しい状況です。真ん中くらいでも、現役で難関大学に合格していける状況にはなっていません。
地域性もあり、同じ定員になっても立川国際や南多摩よりは合格ラインは高くなるでしょうが、学校にとってはその程度のメリットしかないように感じています。それよりも、「今までだったら受からなかったのに定員が増えたことによって受かってしまった層の生徒たち」が、入学後不幸なことになるケースが増えるのではないかということを懸念しています。
(学校によっても差がありますが)中等教育学校は、入学した生徒が毎年減って行って、高校を卒業する頃になると160名のうち10名以上いなくなってしまう学校もあるのです。素行面で問題を起こしたり、学力的にまったくついて行けなくなったりすると、学校はとても冷たい対応をします。これから都立中を目指す方は、そのことは知っておいた方がいいと思います。
都立高校改革続報<その2>
- 2018年12月1日 1:46 PM
- 未分類
〇立川高校に理数科を設置
→都立高校としては初の理数科の設置です。(普通科ですが)戸山高校の医学部進学クラスがかなり盛り上がっているので、その2番煎じ的な匂いを感じます。カリキュラム等詳細がまだ分からないので何とも言えないのですが、国立大学の医学部を(真剣に)目指すような生徒たちが集まるのであれば、一定期待はできると思います。立川高校は、進学指導重点校陥落の危機が依然として続いているのですが、これによって起爆剤になるかもしれません。
ここで理数科がうまく行けば、都心部にも広げて行きたいという思惑のようです。都立高校も、成績上位生対象の専門コースをもっとたくさん作るべきという方針には賛同します。
〇中高一貫校の高校募集を停止し中学校の定員増を検討する
→これが一番影響が大きいです。現在、都立中高一貫校で高校から入学できる学校が5校あります。(武蔵・両国・富士・大泉・白鴎) 中学校で4クラス、高校から2クラス募集しています。ただし、高校募集がまったくうまく行っていないのです。年によっては定員割れの高校が出たりしますし、倍率が残っても1倍台の高校が多いのです。武蔵ですら、以前校長が直々に塾に電話かけて来て、「何とか1人でも回してくれ」と哀願されたこともあります。「そんなにお困りですか?」と聞いたら、「はい…」とおっしゃっていました。
GSでも、開校以来「困った時の武蔵頼み」は使わせてもらっています。進学指導重点校には一歩成績が足りないけど、どうしても都立上位校に行きたいという生徒の受け皿になってくれているのです。
そんな状況ですから、高校入学組は入学後とても厳しい状況になってしまっているケースが多いです。中入組と雰囲気的になじめなかったり、学力的全くついて行けなかったり… 高1のうちは中入組とは別クラスで授業をやっている高校が多いのですが、焼け石に水のようです。
私立の中高一貫校も同様ですが、3年間ハードなカリキュラムで鍛えられている生徒たちの中に半分経過した時点で混ざるのですから、苦しいことは最初から分かっていたはずです。私立のまともな進学校で、高校募集を行っているところはほとんどありません。都立がここまで引っ張ってしまったのが、不思議なくらいです。
問題なのは、いつから募集停止にするのかがまったく見えないことです。ここから数年間は募集を続けるのでしょうが、都教委が自ら「高校入学組はダメだ」と烙印を捺してしまった状況で、高校から入学しようとする生徒がいるのでしょぅか? 逆に、ますます狙い目だと考える生徒(塾?)が出るのかもしれませんが…
一番影響が出るのは、周辺の同レベルの都立高校です。そこそこ成績が良い生徒たちの受け皿が約400名分なくなってしまうのです。これによる他の高校の定員増は考えていないようなので、単純に倍率が上がることになります。(それが都教委の狙いの1つなのかもしれません) 進学重点校というよりは、その次のレベルの高校が極端に難化する可能性があります。国分寺・新宿・武蔵野北・小金井北あたりです。
まだ正式に公表されていませんが、高校の定員を減らした分中学校の定員を増やすことは間違いありません。中学校から優秀な生徒をたくさん取れると考えているようですが、そうは甘くありません。
(次回に続く…)
ホーム > アーカイブ > 2018年12月のアーカイブ
- 検索
- フィード
- メタ情報

