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GS進学教室

受験校最終確定→出願準備<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月27日 12:28 PM
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<中3高校受験>
早い中学校は、今週から確定内申が生徒たちに伝えられます。ほとんどの中学校が来週の予定です。(講師たちもドキドキして報告を待っています) この時期は、科目ごとの数字は教えてもらえず、5科でいくつ、9科でいくつという感じで伝えられます。何でそんなケチなことをするのかと言うと、内申を下げられたりした科目の教師に食ってかかる生徒や保護者が増えているからだそうです。トータルの点数だけでは、どの科目でどうなったのか分からず、2学期の通信簿をもらってそれが判明する頃には、様々ほとぼりが冷めてしまっているわけです。(なかなかうまく考えたな…)
GSでは、内申が確定した段階で、すぐに最終三者面談を実施することになっています。中学校の最終三者面談より前に、受験校の最終決定も含めて「作戦会議」を開くためです。来週はそれがピークになるため、授業後夜9時半過ぎからスタートすることもあります。中学校の三者面談は、以前に較べるとトラブルが起こる可能性が少なくなってきたような気がします。ただし、中学校や先生によっては、依然としてとんでもないことを迫ってくるケースがあります。受けたい高校を受けさせてもらえなかったり、実力よりも2~3段階下の学校を勧められたりするケースです。昨年は、都立志望の生徒に私立の単願を迫ってくるようなケースもありました。保護者の方が毅然とした対応をすれば問題にならない場合が多いのですが、先生に押されて同意してしまって、後で保護者の方が「どうしましょう…」と塾に泣きついてくるケースもあります。そうなってからではなかなか修復ができないため、事前の対策・シュミレーションが必要なのです。
GSの保護者の皆様には、10月の時点で「三者面談必勝マニュアル」を配付し、保護者会でご説明をしています。今回の最終三者面談で、個別に最後の確認をすることになります。

高校受験は中学受験と違って、「第一志望校は絶対に下げるな!」と言い切れない部分があります。
最近は都立高校志望の生徒の割合が増えていますが、都立は1校しか受験できないため、無謀なチャレンジをして落ちてしまったら都立高校には進学できないことになります。2次募集があるとは言うものの、レベルや人数が限定されてしまうため、あまりあてにはできません。都立に不合格になった場合に、納得して通える私立高校がない場合は、都立を1ランク(あるいは2ランク)下げる必要が出てくる場合もあります。内申点次第というところもあります。
ただし、都立トップ校から2番手校に変更する場合は、あまり合格可能性が上がることにならないケースがあることにも注意してください。学区2番手校は、どこも倍率が高いことと、今まで自校作成問題の対策をしていた生徒が共通問題の高校に急きょ変更しても、アドバンテージにはならないからです。具体例を挙げると、立川高校を志望していた生徒が、ちょっと難しそうだからと言って、小金井北・武蔵野北・町田あたりに変更することは、安全策とは言えないということです。(内申点が低いのに模試での実力がある生徒は、逆にそのまま立川高校を受けた方が可能性が高いことすらあります)
私立高校についても、都内の高校は入試日が2月10日に集中しているため、この日にどこを受けるかが鍵になることが多いです。可能性が低い第一志望校を受験してしまうと、いわゆる滑り止め校の設定が難しくなってしまうのです。(併願推薦を取れる目ぼしい高校が2月10日に多いこともあります) 成績的に足りない生徒は、「2月10日にチャレンジするのか抑えるのか」、この決断が一番難しいと思います。この時期に来て今まで第一志望校として頑張ってきた高校を断念する(させる)ことは、塾の講師としても痛恨の極みなのですが、高校はどこか1つ納得できるところには合格させないといけないため、仕方ありません…

しかし、この時期に一番重要なことは、第一志望校をどうするかという点ではありません。
(次回に続く…)

受験校最終確定→出願準備<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月26日 6:42 PM
  • 未分類

<小6私立中受験>
この時期私が最悪だと思うのは、第一志望校を受験しようかどうか迷っていることです。ここまで来たら、多少成績が足りなくても腹を括ってチャレンジするべきです。落ちた後悔よりも、受ければよかったという後悔の方が尾を引きます。何回か入試がある場合は、それこそすべて(4回以上入試がある中学校も結構あります)受けてもいいと思います。私は個人的には、「中学入試をして不本意な結果だった場合は、高校受験で再度チャレンジするべきだと考える派」です。(どんな派閥だ?) 今まで、そういう生徒たちを中学部で預かって、「中学入試で落ちて良かった」と言わせた経験が多いせいもあると思います。ただし、どうしても私立中に進学したい(地元の公立中に進学したくない)場合は、何回か入試があっても1回しか受けられないこともあり得ます。第2志望・第3志望で現実的な学校を受けざるを得ないからです。
この時期一番重要なのは、滑り止めと前受験の受験校の最終確定です。午後受験についても決めなくてはなりません。2月1日以降で合格が確実な学校をどこで入れるのか、1月に埼玉の中学校等の前受験を受けるのかという部分です。ここについても、私は積極的受験推進派です。少なくとも、2月1日が初めての入試だという状況は避けた方がいいと思います。入試本番、子供たちは結構緊張します。模試は何度受けても所詮模試なのです。入試本番は、まったく違うということです。そういう意味では、距離的にあまり通うつもりがない中学校であっても、場馴れを1回・2回しておくことが大事だと考えています。この地域からだと、1月に西武文理・聖望学園・立教新座・浦和明の星あたりを受験する生徒が多いです。レベルが高い中学校もあるので、不合格という現実を突きつけられることもあります。その経験を、2月1日に活かしてプラスにすればいいのです。

第1志望校・第2志望校あたりは、もう過去問に何度も取り組んできていると思います。滑り止め等で受けることを急きょ決めた学校についても、何年分かは解いて形式等に慣れておく必要があります。滑り止めだと思っていても、気を抜いて取り組むと大変なことになるということに気づく場合もあります。過去問の取り組みや復習については、先週ブログでかなり踏み込んで書いたので、そちらを参照してください。大事なことは、必ず4教科トータルの点数で振り返りをするということです。合格最低点が公表されている中学校が多いので、それと突き合わせて、トータルでどのくらい余裕があるのか、足りないのかを把握することが大切です。足りない場合は、「どの教科であと何点上げればいいのか」というイメージを作っておく必要があります。極端なことを言えば、算数がどうしても苦手ならば、(算数も頑張った上で)他の3教科でその分を補うイメージを作りをすればいいのです。4教科トータルで合格点を超えればいいのですから…

早い中学校は、12月中旬頃から出願が始まります。冬休みが終わったらすぐに入試が行われる中学校がいくつかあるからです。私立中の場合は、極端なことを言えば、入試当日の朝まで出願ができる中学校もあります。合格発表が入試当日に行われる中学校も多いため、その結果を踏まえて、翌日どこに受験に行くのかを決められる場合もあります。そのシミュレーションを綿密にしておかなくてはなりません。(GSでは、ここの必勝グッズを保護者の方にお渡ししてあります。出願から校納金の払い込みまで時系列で管理できる優れ物です) 受験する可能性がある中学校の願書をすべて手元に置いておくことと、写真を少し余裕を持って焼き増ししておくことは常識です。

GSでは、小6私立中コースについては、保護者会を実施せず、個人面談を複数回行うことにしています。都立中と違って、個々の生徒によってお伝えしなくてはならないことや、受験パターンの組み方がまったく違ってくるからです。(都立中はすべての生徒が同じなので、話がとても早いです) 今週末から、受験校決定の最終面談をスタートします。
本日、ある保護者の方から電話をいただき、「どうしても後藤先生にガツンと絞めて欲しくて…」ということでした。生徒本人をではありません。お母様をです。「入試直前期の親としての具体的な関わり方を再確認して、不安を吹き飛ばしたい」ということだと理解しました。もちろん、期待にはお応えするつもりです。

受験校最終確定→出願準備<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月25日 4:41 PM
  • 未分類

小6・中3の受験生は、そろそろ受験校(もう志望校ではありません!)の最終確定をする時期になります。学年・コースによって、今準備をしなくてはならないことが異なるので、それぞれ分けてポイントを整理します。

<小6都立中受検>
もう受験校は決定しているはずです。そこに向けて、過去問演習もだいぶ進んでいる時期だと思います。来春の入試から、出題傾向が大きく変更になるので、それに合わせた対策が必要になります。学校にもよりますが、南多摩や立川国際は作文の傾向は大きく変わらないはずです。適性検査の方が、出題数・形式・傾向等大きく変化します。都の共通問題を使用するようになるためです。逆に、武蔵は作文の形式が変更となる予定です。今年までは2科目だったのに、来春から3科目になる中学校もあります。受験する中学校ごとの情報をしっかり収集してください。

今週末から、各中学校で願書の配付が始まります。それに合わせて出願説明会を実施する中学校も多いです。これには必ず参加するべきです。(時々、出題傾向や採点基準等のビックニュースが語られることもあります)
12月1日から願書の写真撮影期間です。願書が手に入ったら、改めて小学校の先生に正式に報告書のお願いをすることになります。昨年までよりも、出願日程がだいぶ早まりましたので、ご注意ください。冬休みが終了したら、すぐに出願です。

GSでは昨日保護者会を実施し、そのあたりの説明と共に、ここから2ヵ月の学習のポイントや、保護者の方の関わりについてお話をしました。さすがに、出席率は100%でした。皆さん、「戦闘」モードに突入していただけたようてです。

期末テスト終了!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月23日 3:26 PM
  • 未分類

中学生の期末テストがほぼ終了しました。ほぼと書いたのは、私立中学校も含めて、一部の中学校の生徒がまだ残っているからです。
特に中3生は、内申点が確定する前の最後の定期テストのため、非常に重要な意味を持っていました。先週は、さすがにみんな必死に取り組んでいました。午後早い時間に校舎にやって来て、授業が始まるまでの時間で期末の勉強をして、夜は通常の授業を受けて帰り、家でもさらに翌日に向けての一夜漬けをして…という感じでした。GSでは、定期テストの最中でも入試に向けての学習を止めることはしません。(宿題や確認テストを手加減するくらいのことはしますが…) そんな両立もできないようであれば、難関高合格はおぼつきませんし、仮に入れたとしても、高校での学習についていくのが難しくなってしまうでしょう。定期テストの前に、そちらの勉強に「専念」したい生徒は、どうぞそういう塾に行ってください。

ほとんどの生徒が金曜日までに期末テストが終了していたため、昨日中3のクラスの雰囲気は明らかに違ってきていました。「目の前には入試本番しかないので、もうやるしかない」というような感じだと思います。最近のブログを読んだせいか、テストの復習ノートの質が変わってきた生徒が多かったですし、授業中の雰囲気もだいぶ引き締まってきていました。
昨日も授業中に過去問を解かせましたが(私の担当は理科です)、結果を一言で言うと、今まで似たような力だった生徒の中でも、大きな差がついてきたという感じです。同じような偏差値で推移していた生徒でも、80点以上(90点近く)を取った生徒から、半分も取れなかった生徒まで、くっきり2分されてしまいました。この間の勉強量と比例していることは明らかです。学校行事や期末テストを言い訳にして、家庭学習の手を抜いていた生徒たちは厳しい状況に陥っています。生徒たち本人がそのことは一番分かっていると思うので、今週から挽回してくれるでしょう。いや、強制的にでも挽回させます。

私立高校入試まであと2ヵ月。都立高校入試まであと3ヵ月。ここからが本当のラストスパートです。

過去問の取り組み方<その8>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月21日 5:30 AM
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このような形で復習・やり直しをしていくと、かなり時間がかかってしまうのではないかと感じている方が多いと思います。確かに、今までの生徒たちの様子を見ていても、最初慣れるまでは時間がかかってしまう場合が多いです。点数を取れなかった(やり直しをする問題が多い)生徒は、下手をすると1本のテストの直し・復習に2~3時間かかってしまうようなケースもあります。しかし、慣れてくるとあまり時間をかけずにできるようになります。小6・中3のこの時期は、1つのテストの直し・復習が30分~1時間くらいで終わる生徒がほとんどです。早い生徒は(間違えた問題が少ないということもあり)、10分~15分くらいで終わります。授業で解説した後に、その場でノートを完成させて提出したり見せて帰ったりする生徒もいます。
そのことを考えると、こういうレベルの復習ノートを非受験学年のうちから作る習慣をつけておかなくてはならないということが言えるでしょう。遅くとも小5・中2の夏頃には、当たり前のようにこなしていかないと苦しくなると思います。小6・中3の秋頃になって、テストの復習の習慣がついていなくて、過去問1本のやり直しに2時間も3時間もかかってしまったら、勉強時間がいくらあっても足りなくなります。
そういう意味でも、本格的な受験勉強は早く始めた方がいいのです。中学受験をした生徒が高校受験で強いのは、このあたりにも理由があると考えています。中1の最初の段階で、テストでの時間の使い方や勝負勘、復習の仕方等が身についているのですから、こんなに楽なことはありません…

過去問の取り組み方<その7>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月20日 12:10 AM
  • 未分類

点数を取れなかったそれぞれの問題についてこの観点でやり直しをしていくのですが、それだけではまだ不十分なのです。そのテスト全体を通しての反省・総括・分析をしておかなくてはなりません。「テスト全体を通してどうだったのか」という視点です。時間配分はうまく行ったのか、見直しはできたのか、捨て問の見極めは的確だったのか、取るべき問題は取れたのか等について、簡単に分析しておく必要があります。苦手であることが分かった単元・パターンや、ミスが多かったことなどについても再度まとめておくべきでしょう。
さらに、トータルの点数や内容について、自分がどう感じているのかという「感情」の部分も文章でまとめておくといいと思います。今回の点数に納得しているのかいないのか、嬉しいのか悔しいのかという部分の気持ちの整理をしておくことが、とても重要なことだと考えています。テストで失敗して落ち込んでいる生徒も、このノートを作ることで感情を整理できて、気持ちを整理できることが多いようです。最後に、次回のテストに向けての目標・決意を掲げることも意味があると思います。「次回は絶対に〇〇点以上取る」とか、「次はミスを0にする」とか、「〇〇中学(高校)に合格するために…」とかいうことを文章という形に残しておく(そして塾の講師に見せて宣言してしまう)ことで、覚悟が決まるのです。

毎年受験生たちの取り組みを見ていて感じることは、この復習ノートの質と成績の上下にはほぼ正の相関関係があるということです。この何回か書いてきたような視点で、きちんと復習ができている生徒は、成績が上がってきます。逆に、復習をしていなかったり、無駄なやり直しをしている生徒は、なかなか結果につながりません。テストで点数が取れなくて苦しんでいる生徒が、復習ノートの質が急に良くなってきたと感じるようになると、しばらくして成績が上がってくることが多いのです。
今年私が担当している生徒たちで言うと、中3の理科のクラスでそのことを強く感じています。上記の意味でいいノートを作っている生徒は、成績が上がってきている生徒が多いです。逆に、ノートの作り方を何度指摘してもなかなか改善されない生徒は、結果につなげられていません。期末テストが終了して、今週末に回収するノートの質をとても楽しみにしています。(もちろん、ブログを通して生徒たちにプレッシャーをかけているのですけど…笑)
点数を取れるようになりたければ、復習の量を増やし、質を向上させること。これが真理です。
(次回に続く…)

過去問の取り組み方<その6>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月18日 12:07 AM
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テストで間違えた問題をやり直すのは、次に同じような問題が出てきた時に点数を取れるようにするためです。それができないのであれば、やり直しをする意味がありません。「その問題」のやり直しだけをして、〇をつけて(もらって)満足している生徒は、思うように成績が上がっていないはずです。次のテストでまた同じような失敗をして、悔しい思いをしてしまうことが多いでしょう。もちろん、それ(テスト直し)すらしていない生徒は論外ですが…

どのように復習をしていけばよいのか、具体的に説明します。テストで点数を落としてしまう原因は、大きく分けて3つあります。そのそれぞれにおいて、やらなくてはならないことが違ってきます。
1つ目は問題が難しすぎるケース。いわゆる捨て問です。この間書いてきた通り、このレベルの問題は復習・やり直しをする必要がありません。テスト中に捨て問であるということを認識できるように、そういう意味での復習をしておけばOKです。そのことが自分で理解できるようになるまでは、塾の講師の指示を仰ぎながら取り組んでいく必要があります。

2つ目は、知識不足・訓練不足によるものです。算数・数学で言うと、定理・公式や重要基本パターンを忘れていたり、1つ1つの知識は頭に入っていたのに、それを組み合わせて解く手順をうまく進められなかったようなケースです。その場合には、ノートに定理・公式をまとめ直したり、解き方の手順を一般化してまとめたり、自分がその問題で点数を取れなかった原因を「抽象化」する必要があります。その作業をしないで、「その問題の」やり直しだけに終始してしまうと、自分がなぜ点数を落としたのかが理解できず、本質的な力がつかないので、次に同じタイプの問題が出てきても点数を取れるようにならないのです。

3つ目は、いわゆる「ケアレスミス」です。実は、これについては「分からくて解けなかった」問題よりも復習を重視する必要があるのです。しかし実際には、「この問題は本当はできたから…」とか考えて、復習をおざなりにしている生徒が多いのではないでしょうか? 分からなかった問題は、理解できるようになれば点数を取れるようになる場合が多いでしょう。しかし、ケアレスミスが多い生徒は、ミスをなくす習慣作りや対策を真剣にしていかないと、いつも同じようなミスを繰り返すことになります。
ノートに、どこでどんなミスをしたのかをはっきり明示しておくことが必要です。人間は、嫌なことは封印しよう、すぐ忘れようと無意識にしてしまうので、あえてそれを形に残していくことが必要なのです。もちろん、折に触れてそのノートを見返すことも重要です。そういう意味では、テストの解き直しは、レポート用紙やルーズリーフにやらないで、きちんと大学ノートに通し番号をつけて進めていくべきだと思います。さらに、見直しの仕方も含めて、そういうミスをなくすためにはどうしたらいいのかという点まで踏み込んで分析しておくと効果的です。自分がするミスをしっかり見つめて頭の中を整理しておけば、ミスの発生率はかなり下がると思います。
ミスが多い生徒に限って、「僕は(私は)ミスが多くて…」とか言って自慢(?)していることが多いのですが、入試本番でも同じようなミスをして帰って来て、青ざめることになります。
今、ある女子生徒の顔が浮かびました。その生徒は、数学の問題で円周率の Π をつけ忘れることが多かったのです。Πは3.141592…という数字ですから、付け忘れたら普通は部分点はなく0点になってしまいます。その度に、「失敗(失Π)すんな! 丸いものが出てきたら必ず確認しろ!」と言い続けて、ノートにも「絶対に失Πはしない!」とかまとめていたのですが、第一志望校の入試本番(都立進学重点校でした…)の数学の一番最後の問題で、円すい台の体積の問題でΠを忘れて帰って来てしまったのです。問題用紙に書いていなかったので(恐る恐る)指摘したら、解答用紙にも書いていないという確信があったそうです。(おい、そんなにはっきり覚えているならちゃんとつけろよ!) その生徒は、そのことを認識した瞬間に、地べたにへなへなと座り込んでしまいました。結局、この生徒は合格したので笑い話で済んだのですが、ぎりぎり不合格になっていたら、泣くに泣けなかったと思います。
(次回に続く…)

過去問の取り組み方<その5>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月17日 12:03 AM
  • 未分類

銀本は、問題だけで600ページを越える分量があります。(しかも字のポイントが小さいので、私のような〇眼がひどい者にとっては責め苦のようです)これを数ヵ月で全部解き切る必要があるのですから、問題を解くだけでもかなりのペースでこなしていかなくてはなりません。これをやり直しまですべてこなしていくのには無理があります。生徒たちが受検する都立中の問題を中心に、授業中や日曜特訓で実施した過去問についてはすべてきちんと解説をしています。その中で、絶対落としてはいけない問題については復習・分析をさせますし、捨て問は「やり直しをするな指示」をしています。だから復習にも無駄な時間がかかりませんし、学習効率がとてもよくなるのです。
銀本についてはすべて解説をしていくことができないため、生徒たちには「解答解説をきちんと読む」ことだけを義務づけています。解答解説を1回読んでもまったく理解できない問題については、それでいいと伝えてあります。銀本は、過去問の数をこなすことと、全国の様々なタイプの問題に慣れておくことを目的にしています。数をこなすことでスピードがついたり勝負勘を養うことができますし、本番でどんな問題が出ても対応できるようになっていきます。しかし、過去問の数をこなしていく場合は、復習の部分でこういうメリハリをつけさせないと、学習効果につながりません。それ以前に生徒たちが(こなしきれずに)嫌になってしまうでしょう。

もう1つ、過去問の復習についてとても重要なことがあります。それは、「その問題のやり直しをしてはいけない」ということです。このフレーズだけで意味が理解できる方は、受験勉強の何たるかがよく分かっている方です。分からない方は、そもそも過去問や模擬テストの復習は、何のためにやるのかを考えてみてください。
(次回に続く…)

過去問の取り組み方<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月15日 12:07 AM
  • 未分類

過去問の復習については、無駄な時間をどれだけ排除できるか、そしてやらなければいけないことをいかに効率的に徹底してできるかという点が非常に重要なのです。ここが下手な生徒は、時間ばかりかけて成果につながらないということになってしまいます。

私が担当している小6の都立中コースの生徒たちの取り組みを例に挙げて、具体的に説明します。
過去問を解いている量は、おそらく全国でどこにも負けないはずです。毎週授業の中で必ず(少なくとも)1本は解かせますし、日曜特訓では毎回2科目続けて解いて合格発表までしています。もちろん、それらのテストについては必ずその場で採点・返却して、解説をした上でやり直しをさせています。早い生徒は授業中にやり直しが終わってしまいますし、授業後残ってその日のうちにやり直しを完了してから帰る生徒も多いです。残った部分は宿題となり、次回授業に来る時に提出することになっています。
私は過去問指導に関しては、この部分の対応をきちんとできているかどうかで塾(講師)の力量が測れると考えています。過去問をやらせて、それを1週間後に返却していたり、復習・やり直しの指示を具体的にしていない(あるいは点検をしていない)ような塾は、消えてなくなった方がいいとさえ思います。
もちろん、GSが少人数限定の塾だからこういう対応がやりやすいことは確かです。(GSは20人以上入る教室が1つしかありません。教室の数も少ないので、1学年最大で2クラス30数名までしか受け入れられないのです。少し大きい2号館の物件を物色し始めました。高校部の要望も大変多くなってきたし…)  しかし、私は過去に1クラス40名以上のクラスを担当している時にも同じような対応をしていましたし、要は意識と工夫の問題だと思います。
都立中の場合は、記述問題も多く、特に作文がその場で返却できないという声をよく聞きます。確かにそれが(その場返却の)ネックになるケースが多いでしょう。なぜ、GSではなぜ作文をそんなに早く採点ができるのか?という質問・問い合わせを受けたことも何度もあります。
私は(もう昔の話ですが)速読と速記の特別な訓練を受けたことがあります。そのおかげで、400字の原稿用紙1枚を5秒あれば読めるようになりました。(字が汚い生徒は勘弁して!) 都立中入試が始まってから、受検生の作文を読んでいる本数はおそらく都内でも一番多い方だと思います。生徒たちの本番の答案再現の内容と得点開示のマッチングも数多く見てきて、入試本番の採点基準もある程度皮膚感覚として身につけてきたつもりです。 そのおかげで、400~500字程度の作文は、30秒もあればある程度の赤入れをした上で点数を出すことができます。時には漢字の間違いを1つ見落としてしまったり、赤入れの字が飛び跳ねてしまったりすることはあると思いますが、それでもその方が生徒たちにはプラスだと確信を持って、30秒赤入れ採点を続けています。(あっ、すいません。話題が本題から逸れてしまいました…)

もちろん、それ以外にも生徒たちが自宅で過去問をどんどん解いていっています。この時期はひたすら銀本をやらせています。都立中の自分が受検する学校の過去問はほとんど授業中に時間を計って取り組むことになります。その方が緊張感を持って、本番に近い雰囲気で取り組めるからです。(銀本が終了した後、最後の1ヵ月で自宅でも何度も解き直すことになります)  銀本は(解答用紙がついていないため)ノート(7ミリ方眼!)にやらせているのですが、もちろんこれもすべて私が添削・採点しています。(都立中の過去問は、生徒や保護者の方には採点ができないからです。私立中や高校入試は必ずしもその限りではありません) 生徒1人あたり平均して毎週5~6本(毎日1本程度)は解いてくるので、そのノートがドンと積まれるとさすがにその日のうちには採点・返却できないため、翌日以降返却します。生徒たちは、返された日にその中学校の結果(合格か不合格かも含めて)を銀本の目次に書き込むことはしますが、基本的に解き直しはしてはいけないことになっています。
(次回に続く…)

過去問の取り組み方<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年11月13日 1:05 PM
  • 未分類

過去問は解いた後の復習・解き直しが重要なのですが、そのやり方を間違えてしまうと成果につながりません。(やるだけマイナスになると言ってもいいかもしれません)

まずは、解き直す必要がない問題に時間をかけないということです。特に算数・数学に多いのですが、入試本場で(余裕で合格した生徒も含めて)ほとんど誰も解けないレベルの問題は結構あります。作問者の先生の力量(経験)不足か、単に見栄をはっているのかは分かりませんが、その学校の受験生のレベルからして「何だ、この問題…」というようなレベルの問題が何問かはあると考えていただいていいでしょう。難関校では、我々塾の講師(それなりに力がある者でも)が何名か集まって解いたら、全員答えが違ったなんてことはざらにあります。
何をお伝えしたいのかと言うと、そんな問題を受験生が入試本番の限られた時間の中で解けるはずがないということです。一番良いのは、見た瞬間に捨て問にすることです。少し考えて諦めたのであればまだマシなのですが、最悪なのは、かなり時間をかけてしまった上に、まったく点数にならないことです。入試本番での鉄則は、「(点数を)取れない問題に時間をかけない、時間をかけたら(点数を)取る」です。
そういうレベルの問題は、やり直し・復習の段階でも触ってはいけません。もしかしたら、(解説をしてもらった上で)何時間もかければ答えが出せるのかもしれませんが、そんなレベルの問題は絶対に本場のテスト中にで点数を取れませんし、復習の時間も無駄です。この時期の小6・中3生で、常に過去問の本やプリントを持って塾の職員室で質問をしようとしている生徒は、だいたい成果が出ていない生徒です。1問の説明・理解にかなり時間がかかっている時点で、負のスパイラルに入っていると言ってよいでしょう。もちろん、それは塾の講師の力量不足も意味しています。もっと早い段階で、「この問題はほっとけ」という指示をしなくてはならないのです。

もちろん、絶対に落としてはならない問題や、合否を分けるキーとなる問題については、徹底的に解き直し・復習をしなくてはなりません。こういうことを書くと、決まって「問題のレベルが分からないので、やり直しをするべき問題か捨てる問題かが分からない」という声が聞こえてきます。その話こそ、受験の本質なのです。そこが分からないから、過去問で点数を取れるようにならないのです。
この「問題を見る力」は、訓練で養うことができます。やはり、過去問をこなす量も大切です。1本・2本解いたくらいで、そんなことが分かるようになるわけがありません。慣れるまでは、過去問を解いた後に、問題に(小問ごとに)〇△✕をつけてみることをお勧めします。〇は絶対に点数を取らなくてはいけない(あるいは取れた)問題、✕は本番で捨ててもいい(あるいは自分には点数を取れない)問題、△が受験生の30~70%くらいが点数を取るいわゆる(差がつく)勝負問題という感じです。過去問を解き始めた頃は、生徒たちはこれがまったく当たりません。公式にはめて終わりの問題に✕をつけたり、明らかな捨て問に〇をつけたりします。しかしこの訓練を続けて行くうちに、入試直前期にはほとんどピタッとはまるようになってきます。こうなると、難関校の問題でもある程度点数を取れるようになってきますし、過去問の復習に無駄な時間をかけなくなってきます。
GSの昨年の中3生は、都立進学重点校を12名が受験して全員合格という快挙を成し遂げてくれましたが、今になって振り返ってみると、ここの見極め力がだいぶついていたように思います。例えば数学で言うと、入試本番の自校(グループ)作成校の問題で、普段の成績が今一だった何人かの生徒たちが、受験者の中でもトップレベルの点数を取ってきたのですが、正にこの部分の勝利だったように思います。自分が取れる問題をきっちり取りきって、ダメな問題は最初からほとんど手をつけなかったのです。
(次回に続く…)

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