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GS進学教室

大学入試で評価すべき能力<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月30日 4:02 PM
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最近、文科省が公表している資料を詳細に読み込んでいるのですが、やはり2020年以降の大学入試改革に関するものが多くなっています。現在、出題の内容についてのイメージをまとめようとかなり苦労している様子が伝わってきます。現時点で途中段階のものになりますが、出題内容や評価すべき能力のイメージについて、「たたき台の一例(正にこの表現を使っているのです…)」として公表しています。ある程度まとまってから公表した方が混乱がなくてよいのではないかと感じますが、文科省としては親切のつもりなのだと思います。以下にまとめてみます。

<新しい大学入試で評価すべき能力等>
①規則・定義・条件等を理解し適用する
②必要な情報を抽出し、分析する。
③趣旨や主張を把握し、評価する。
④事象の関係性について洞察する。
⑤仮説を立て、検証する。
⑥議論や論証の構造を判断する。
⑦思考の過程や結論を適切に表現する。

どこかで見た表現が多いなと思ったら、やはり全国の「公立中高一貫校」の出題方針として公表されているものと同じような表現が多いのです。
(次回に続く…)

GSテスト返却中<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月29日 1:09 PM
  • 未分類

そういう意味では、今のままで第一志望校に合格できるレベルに到達している生徒はほとんどいません。GSは地域で優秀な生徒たちにお集まりいただいているのは事実ですが、その分目標も高いため、まだまだ力をつけていかなくてはならない状況にあります。
例えば中3生を例に挙げれば、今年もほとんどの生徒が都立高校を第一志望としています。今年は特に女子生徒の割合が高いため(2クラスで男子生徒は数名しかいません)、どうしても都立という生徒が多いのが特徴です。そして、その生徒たちのほとんどが、日比谷・西・国立・立川・八王子東等、進学指導重点校を目指しています。これらの高校は、都内全域から優秀な生徒たちが集まってくるため、倍率以上にレベルが高い戦いになるのです。
具体的に言うと、内申点は、日比谷・西・国立を受験する場合は4が半分・5が半分では足りません。それだと合格者の平均を下回ってしまいます。立川・八王子東あたりを受験する場合でも、オール4では話になりません。本番でかなり高得点を取らないとならなくなります。来年度から内申点が関係ない「特別選考枠」が廃止となることもあるので、より内申点(特に実技科目。他の科目の2倍の比重があります)が重要になってきます。
業者テスト(V模擬・W模擬)のレベルの偏差値で言えば、5教科で65が最低ラインです。できれば常時70くらいの成績をキープしたいところです。(問題が易しいと偏差値70以上が出ない場合もありますが…)
夏休みから実際の過去問を解き始めることになりますが、英・数・国の3教科はかなり問題が難しいため、相当腰を据えた学習・訓練をしていかないと点数を取れるようにはなりません。理科・社会は(3教科に較べると)問題が易しいのですが、それだけに高得点の勝負となります。進学指導重点校は90点を巡る攻防となります。合格者の平均点が90点近くになる年が多いからです。

以上の基準で考えた時に、現時点で合格ラインを超えている生徒は(都内全域で見ても)そう多くはありません。この時期に過去問で合格点を取れる生徒はほとんどいないと思いますが、今まで通り普通に勉強を続けて行けば合格ラインに入れるという生徒も多くはないはずです。それらの生徒の中で、高い意識を持ち、目の前のやるべき勉強にきちんと取り組み、1つ1つハードルを超えて、ハイレベルの問題で点数を取れるようになった生徒だけが合格を勝ち取ることができます。
やはり、夏の学習への取り組みで大きく差がつくことは間違いありません。毎年、夏の前にはまったく歯が立たなかったはずの過去問で、夏の終わり頃には合格点を取れるようになってくる生徒が結構出てきます。中には、5教科トータルで合格ラインをクリアする生徒も… それほど、夏の学習の質と量が重要だということです。何しろ、普段の4~5ヵ月分くらいの学習をこなしていくわけですから…

以上のような認識を、生徒本人にしっかり持ってもらう必要があります。期末テストが(ごく一部の生徒を除いて)終わったので、週末から少しずつ生徒面談を始めました。この部分を100%伝えきることが目的です。
来週以降、GSシートを基に夏の具体的な計画作りに入ります。

GSテスト返却中<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月27日 12:11 PM
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テストは返却した後がとても重要です。それぞれの科目のやり直しはもちろん、成績表のデータを分析し、様々考えなくてはならないことがあります。もちろん、生徒本人がということです。GSでは、テストのやり直しは復習ノートの形で提出することになっています。ただ間違えた問題を解き直すだけでなく、なぜ間違えたのかという部分の分析・再度の復習や、テスト全体を通しての総括をまとめることが大変重要です。ここについては、すでにほとんどの生徒が完了しています。

夏期講習会を前にしたこの時期に、とても重要な点があります。それは、「自分は今のままで第一志望校に合格できるのか?」という視点で、客観的にそしてリアルに自分の状況を捉えなくてはならないということです。これについては小学生も中学生も同じことですが、特に小6生と中3生は、この時期にここから目を反らしてしまうと間に合わなくなってしまいます。偏差値や全体の中での順位等からもそのことは把握できるはずですが、小6・中3の受験生は、成績表に志望校の合格率が出力されています。生徒たち自身でも、「今のままで合格できるのか?」という命題に対する答えはある程度出ているはずです。
やはり、受験生としての意識が甘い生徒は、ここの認識が甘いのです。成績が志望校の合格ラインにかなり足りないのに、まだ勉強に本気になっていなかったりします。今のままで(合格が)何とかなってしまうと甘く考えている場合もあります。今のまではダメなのですから、勉強量を増やすか、勉強の仕方を変えるか、気合いを入れ直すかする必要があります。(状況が思わしくない生徒はこのすべてを改善する必要があるケースが多いのですが…)
ということで、生徒本人がその自覚を持てていない場合は、我々の方でそれを突きつけていくことになります。「今のままでは受からないよ」ということも明確に伝えます。もちろん、変えなくてはならないことを具体的にレクチャーするのですが、最終的には生徒本人が変わってくれないことにはどうにもならないのです。中には、講師や保護者の方が一生懸命になっていて、生徒本人だけがピンと来ていないというようなケースもあります。
(次回に続く…)

GSテスト返却中<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月25日 1:22 PM
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6月のGSテスト(全国模試)の成績表が戻ってきたので、昨日から生徒たちに返却をしています。時間の許す限り、授業の前後や休み時間を使って、1人ひとりに少しでも声をかけながら直接渡すようにしています。
今回のテストは、クラスの中でかなり成績の変動がありました。GSテストは、全国順位と共に塾の中での学年・クラス内の順位も明示されるため、その位置付けがリアルに分かってしまうのです。その成績を基に、複数クラスがある学年はクラス替えを行いました。

今回成績が上がっている生徒は、やはりコツコツ努力を継続してきた生徒たちです。入塾してまだ間がなく、成績的にも苦しんでいた生徒が、ようやく塾の学習になれてきて、今まで頑張ってきた分がようやく成果につながってきたというケースもあります。中には、前回よりトータルの偏差値で15以上上がった生徒も何人かいました。こういう生徒たちは、(今での頑張りを)褒めてあげて、自信を持たせて頑張らせていけばいいわけです。
一方で、やはり授業中の集中力に欠けていたり、宿題の取り組みがいい加減だったりする生徒は、成績的にも思わしくありません。このあたりの取り組みと成績は、ほぼ例外なく連動しています。もちろん、そういう生徒たちには普段から厳しい話をしたり、保護者の方も巻き込んで改善策を相談したりしているのですが、必ずしも全員が抜本的な改善を図れているわけではありません。今回の成績を突きつけて、再度生徒面談や三者面談が必要な生徒もいます。もちろん、こういう生徒は割合としては多くはなく、ほとんどの生徒は頑張って着実に成果を出してきてくれているのですが、それだけにそういう生徒がクラスの中で目立ってしまうことになっています。
(次回に続く…)

さあ期末テスト!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月24日 12:59 PM
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中学生は期末テストの期間です。ほとんどの中学校で3日間に渡って7~9科目の試験が行われます。1学期は中間テストがなかった中学校が多いため、各科目範囲がかなり広く、生徒たちは大変そうです。八王子市内は今日から金曜日まで実施される中学校がほとんどですが、一部土曜日に実施したり、来週にまたがっている中学校もあります。
毎年見ていて感じるのですが、定期テストや内申点は1学期が勝負どころなのです。学年が変わって、クラス替えがあったり担当の先生が変わる場合も多いので、先生に最初に印象をどう与えるかがとても大きいのです。定期テストの内容的にも、(例えば数学は計算の単元が中心だったり…)基礎的な内容が多く、きちんと努力をした生徒は点数を取りやすい場合が多いのです。特に中1生は最初の点数・内申点がとても重要です。もちろん中3生にとっては、大変重要な局面です。今回の内申で受験できる都立高校と(併願も含めて)推薦を取れる私立高校がほぼ絞られてくるためです。(毎年、1学期→2学期はあまり内申点の変動がありません)

GSでは、授業中に定期テストの対策は一切行いません。生徒たちが目標としている高校のレベルを考えた時に、その必要性をまったく感じていないためです。もっとはっきり言ってしまえば、そんなことをしないと定期テストで点数を取れないようでは、(合格自体がとても厳しくなると思いますが)もしたまたま合格できたとしても、高校入学後の学習や大学受験のところでついていけなくなってしまうと考えています。
もちろんこの時期は、授業の時間外では期末テスト一色になっています。授業前の時間や週末のGSタイムでは、ほとんどの生徒が期末テストに向けた勉強に専念しています。中学校の教科書準拠ワークを持たせて取り組ませているのでその点検が中心となりますが、質問に来る生徒もほとんどが期末に向けた内容です。理科の質問に来る生徒が多くなるのも、この時期の特徴です。理科の教師から言わせてもらえば、(定期テスト前だけでなく)もっと普段から理科にも時間を取って欲しいところです。実技教科の質問も多いです。今年の中3生は、なぜか体育で困っている生徒が多いです。はい、お任せください。ここも私の得意分野です(笑)。

期末テストが終わったら、一休みしている場合ではありません。1年間のうちで、(学習の成果という視点で)一番重要な時期である夏期講習会が目前に迫ってくるのです。夏に向けた計画作りと、意識付けを徹底して行っていく必要があります。入試を7ヵ月後に控えた小6・中3生は言うまでもありませんが、それ以外の学年の生徒についてもそれは同じことです。

大学入試改革素案<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月23日 5:02 PM
  • 未分類

「大学入学希望者学力評価テスト」について、さらにいくつか新しい情報が入りました。

2024年度(今の小3の学年)から新学習指導要領が実施されるのは前述した通りですが、その年の入試から、「理数総合」と「情報」の科目も加わることになるようです。「理数総合」は、数学と理科の知識・技能を総合的に活用する探究活動を行う科目として、新たに導入する科目です。「情報」は、現在も高校の履修科目としてありますが、さらに改訂を行い、コンピューターなどの情報技術を使った問題解決能力を測れるようにしていくということです。
さらに、社会科(地歴・公民)では、知識を問う問題ではなく、日本史と世界史の関連性も含めて、歴史的出来事の因果関係を答えさせるような、思考力を重視した内容とする方針も明確にされました。今までのセンター試験のように、社会科は暗記科目であるという認識では対応できなくなることになります。

私が一番愕然としたのは、各科目の成績評価の部分です。1点刻みで点数は出さず、A・B・C…等何段階かで評価を出すということになっていましたが、どうもそれが違ってきているようなのです。生徒にはその何段階かの評定が返されるようですが、各大学には、科目こどに受験者全体の中での位置等の詳細を提供するというです。またご丁寧に、それを入試の合否にどう活用するかは、各大学の裁量に任されるということも付け加えています。それではまったく今までと変わらないではないか… 1点の差で合否が分かれるような入試制度を撤廃するということが今回の入試改革の目玉だったはずですが、これでは有名無実だと言われても仕方ないでしょう。

詳細が正式に決定するまでには、まだまだ紆余曲折がありそうです。

大学入試改革素案<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月22日 11:15 AM
  • 未分類

大学入試改革について、センター試験に代えて実施するテストがもう1つあります。「高等学校基礎学力テスト」と呼ばれるもので、主に短大・専門学校への進学や、(4年生大学も含めた)推薦入試、就職等を考える生徒が受験することになるテストです。(国立大学を初めとする4年生大学の一般入試は、前述した「大学入学希望者学力評価テスト」」を受験することが必修となる予定です)
内容的には大学入学希望者学力評価テストよりは難易度が低くなるわけですが、その詳細はまだあまり表に出てきません。
現段階で公表されている点を挙げてみます。

〇高校2年生から受験できるようにする。(高3と同じ問題を受験することになるようです)
〇夏頃に1回目を実施し、当面は年間2回実施。何年か後に年間の実施回数を増やすことを検討する。
〇科目は、当面英・数・国の3教科。何年か後に科目を増やすことも視野に入れる。
〇マークシート方式を基本として、一部記述問題も出題する。
〇成績は、科目ごとに10段階以上で表示する。
〇検定料は1回数千円。

(次回に続く…)

大学入試改革素案<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月20日 1:26 PM
  • 未分類

長文の記述問題の導入を4年間遅らせる形となりましたが、これには明確な理由があります。採点が追いつかないということを懸念しているからです。
センター試験は、全国で約55万人もの受験生が受験していますが、マークシート方式のために迅速かつ正確な採点・集計が可能でした。そのテストが記述方式に変更となるたけでかなり負担が大きくなるわけですが、長文の作文・小論文となると、採点基準の統一も含めてかなり大変な作業となることは明らかです。その部分で腰を引いてしまったというのが、真相のようです。
では、作文・小論文の導入を2023年に先延ばしをしたとして、文科省はこの問題をどうやって解決するつもりなのでしょうか? 驚いてしまったのですが、何と記述問題の採点の一部をコンピューターにやらせることを検討していると言うのです。例えば、「正解に必要な単語の有無をコンピュータ-が判定し、その単語が不足している場合は後で採点する人間にそのことを知らせる仕組みを作る」というような形だそうです。
これだけ読むと何か笑ってしまいますが、記述問題のコンピューター採点というのはあながち空想物語ではありません。現在でも、すでに作文・小論文をコンピューターで採点してくれるようなサイトやアプリが結構出回っています。(ネットで検索するといくつかヒットするので、興味がある方はぜひ覗いてみてください。ほとんどが無料です) 私も生徒たちが書いた小論文を入力して試しに採点してもらったことがありますが、これが意外と正確なのでビックリしました。少なくとも、内容的にかなりいい小論文とダメな小論文の見分けはきちんとしてくれます。表記上問題があるところを赤字で示してくれたりするものもあり、科学の進歩を侮ってはいけないと感じました。9年後(2024年)の状況を想像したら、記述問題をある程度正確に採点できるようなシステムが出来上がるかもしれないと思っています。

このコンピューター採点に加えて、2024年からの導入を検討しているのが、テスト自体をパソコンやタブレットで受験できるようにすることです。この部分について私はあまり詳しくないのですが、CBT方式を前提として検討を進めているようです。この形になれば、記述問題もパソコンやタブレットで解答できるようになるため、より迅速な採点・集計等ができるようになることは明らかです。今のところ、本人確認の方法(替え玉受験の防止)が難しいため、自宅での受験は視野に入っていないようです。学校等に集まって一斉に受験し、本人確認は試験監督が行う形が有力です。
この部分については、設備や費用の問題が一番大きいはずです。だから、4年間の先延ばしが必要になったということなのかもしれません。
(次回に続く…)

大学入試改革素案<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月18日 1:23 PM
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2020年度から大きく変更となる大学入試について、文科省から改革の素案が公表されました。今回は、センター試験に代わる新学力テストの問題の形式・内容についてかなり踏み込んでいますので、重要なポイントを抜粋してお知らせします。

今回の素案の内容で一番重要な点は、「大学入学希望者学力評価テスト」について、2段階での改革を検討しているということです。2020年度(今の中1の学年)に新しいテストをスタートすることになりますが、2024年度(今の小3の学年)からはさらに問題の内容・形式を変えて行く予定です。高校の3年間、新しい学習指導要領での学習を初めて終了するのが今の小3の学年だからです。
センター試験のようなマークシート形式を止めて、記述問題を増やすことは以前から公表されていましたが、2020年~2023年の4年間については、移行期間として、長文の作文・小論文等は出題せず、数十字程度の記述問題を何題か出題するに留めるとのこと。2024年からは長文の記述問題も出題する予定です。(ただし、各大学の2次試験では2020年から小論文レベルが出題される可能性があるので注意してください。今書いているのは、あくまでもセンター試験の代わりとして行われる「1次試験」の内容についてです)

読解問題についての具体例として、「複数の文章を読み較べて、共通点や相違点を分析して正解を導く問題」という形式が挙げられていますが、これは正に都立中で多い出題形式ですね。一昔前の武蔵中の作文の問題をイメージしてもらうといいでしょう。ただし、選択肢の問題として出題される可能性もあります。

また、選択肢の問題として、より思考力を問うことができる「連動型複数選択」の問題を取り入れるとのことも公表されました。具体的に言うと、「状況」→「課題」→「解決」等のテーマに沿ったそれぞれの選択肢から1つずつ選んで、その組み合わせを解答させるものです。資格試験等でよく見かける形ですが、確かに端的な暗記だけでは対応できず、きちんとした理解ができていないと正解にたどり着けないのです。例えば3種類の4択問題がセットになっていたとすると、適当に選んで正解となる確率は約1.6%しかありません。

英語については、この間何度も話題にしてきましたが、TOEFL等の民間の外部テストと連携させることが決まっています。個別面接のような形の試験も必要となるため、英語の試験だけ別日程となる案が有力です。

理科や社会については、時事問題など社会的事象との関連を意識した出題も検討するということです。
(次回に続く…)

都立高校全校でマークシート導入決定!<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2015年6月17日 12:34 PM
  • 未分類

マークシートの全校導入に伴い、何点か補足的な事項も併せて公表されています。

〇数学でも数字だけで答える問題にはマークシートを導入する。
→これはちょっと予想外でした。今春の20校の実験校では、数学はマークシート方式ではなかったのです。例えば、36が答えだったら、マークシートの3と6を塗る形になることが公表されています。他の科目の4択で選ぶ問題と違って、数学はちょっと注意が必要になります。分数の分母と分子どちらを先に塗るかとか(私立高校では分母が先の高校と分子が先の高校があるのです…)、マイナスの扱いはどうなるのかとか(塗るの?塗らないの?)、答えが3桁で指定されているのに、計算したら3桁にならない場合どうするかとか… いずれにしても慣れが必要なので、解答用紙の形式が公表されてから、何回かは塗る練習が必要になるでしょう。

〇記述問題を減らして、マークシート対応の問題を増やす。
→これもちょっと衝撃的な内容です。本末転倒というのは、正にこういうことを言うのでしょう。特に、進学重点校等を受験するようなレベルの生徒にとっては、(共通問題の)理科・社会が高得点勝負となり、ミスのあるなしで決まってしまうようなところがあったのですが、ここ数年記述問題が質量共にレベルアップし、とても良い傾向だと感じていました。(力通りに差がつくようになったということです) それが、(採点ミスを減らして処理時間を短縮するために)元の形に戻ってしまうのだとしたら、ちょっと悲しすぎます。都教委は、記号選択問題(マークシート)でも思考力を見ることができる問題を増やすので問題ないと言っていますが、さあ果たして…

〇全校マークシートを導入しても、合格発表の日程は今年と同じ(3月2日)です。
→これが最大の謎です。昨年は、例の採点ミス大量発生を受けて、より慎重な処理を行うためという理由で、合格発表の日程を(前年までと較べて)2日間遅らせました。マークシート導入によって大幅に時間を短縮できるということは、都教委自らが公表していることです。それなのに、なぜなのでしょうか? まったく理解ができません。マークシート導入初年度だから、何が起こるか分からないからということでしょうか? 今春は、入試日の翌日から2日間は在校生(高校生)を登校させないで教員が採点に集中できる形にしたのですが、これについても来春以降どうするのか興味深いところです。

〇マークシート全校導入に伴う予算は1億6100万円だそうです。
→1校あたり100万円近くになる計算です。結構かかりますね(当然これは税金です)。 お金をかけただけの成果につながることを祈ります。マークシートの作成から処理のところまで、基本的には委託業者に丸投げとなるようですが、一番喜んでいるのがその業者さんであることは間違いないでしょう…

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