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道徳の評価は入試で利用しない!?<その6>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2016年6月27日 12:46 PM
  • 未分類

私がさらに問題だと感じているのは、道徳的であるということを評価すること自体に矛盾を内包しているということです。子どもたちが本当に心の底から納得していなくても、形だけ示せばよい評価がもらえてしまうのは大きな問題だと感じます。

今私が関わっている部分で言えば、都立中の作文でそのことを強く感じています。都立中の作文は、その採点基準からしても、多分に道徳的な視点で書かないと良い点数がもらえない側面があります。例えば、「諦めないで頑張ること」「他者への配慮・思いやり」等がテーマになる場合が多いですし、間違ってもいじめや戦争を肯定するような意見を書いてしまったら、それだけで不合格になってしまう場合もあります。(これは、以前に都立中の先生から直接伺いました)
例えばいじめに関して自分の意見を書く作文で、生徒が「これは、いじめられる側にも問題がある。もっと強くなれよ!」とか、「自殺するなんてバカみたい。学校なんか行かなくていいから逃げちゃえばいいのに…」とか書いた場合、一個人としてはなかなか見どころがある意見だと感じたり、よく考えているなと思ったとしても、塾の講師としてはその意見を全否定して、書き直しを命じなくてはなりません。入試本番でそんな意見を書いてしまったら、合格することができなくなってしまうからです。最初は、自分で主体的にものを考えている生徒ほど「何で?」と不満をあらわにするのですが、そういう指導を続けているうちに、次第にそれに染まってしまい(我々が染めているわけですが)、「自分はこう思うけど、点数を取るためにはこう書かなきゃダメなんだよね?」とか言うようになります。入試だから仕方ないと言えばそれまでなのですが、腹の中で舌を出していても、大人の顔色を伺って当たり障りのない模範解答を書けば、それがとても道徳的であると評価されて、良い点数をもらえてしまうことに違和感を感じずにはいられません。(それでも塾としては、合格させるためにそういう指導を続けざるを得ないわけですが…)
(次回に続く…)

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