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子供の学力と家庭環境<その8>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年4月19日 1:17 PM
  • 未分類

一卵性双生児の成績に差がない科目は遺伝の影響が大きく、差がある科目は遺伝の影響が小さいと考えていいと思います。その視点で、中学生の科目について相関関係を見てみます。
私が主に見ていたのは東大付属中の研究データですが、今回クイズ形式にしたこともあり、裏取りの意味でそれ以外にもいくつかの研究論文を読んでみました。国内のものでは大きく3種類あるのですが、だいたいどれも同じような結果です。そのあたりにも触れながら進めます。

遺伝の影響が一番大きい科目は「体育」です。これは誰が見ても納得できますね。その中でも、特に足の速さは遺伝の影響が大きいのだそうです。球技は比較的、後天的な部分の割合が高いと言われています。(研究によっては、「音楽」が「体育」の上に来ているものもあります。「音楽」と「美術」を合わせて「芸術」というくくりでデータを出しているものもあるため、ここの判定は難しいところです。クイズの答えとしては、「体育」と「音楽」を両方正解としておきます)
次に「音楽」「美術」…と続きます。これらの科目は環境の影響が大きいのかもしれませんけど… その次に「技術家庭」が続き、主要5科目の中で一番遺伝の影響が大きいと思われるのが「英語」です。これもちょっと意外かもしれませんね。一般的に、語学の習得は遺伝の影響が大きいと言われています。その次は「理科」「国語」…と僅差で続きます。(研究によっては、「理科」が「英語」の上に来ているものもありました。よってクイズの答えとしては、「英語」と「理科」を両方正解とします)

さて、お待たせしました。一番遺伝の影響が少ない(努力で差がつく)科目は何でしょうか? 実は、「数学」なのです。(これは私が目を通した論文すべてで一致した見解でした)これには驚いた方が多いのではないでしょうか。 「数学」こそ、遺伝で決まると思っていたのではないですか?
なぜそういう誤解が広まっているのかについては、改めてじっくり考察してみたいと考えていますが、このことを保護者の方が知っておくことがとても大事なことだと思います。子供が「私は数学(算数)が生まれつきできないの…」とか、「お母さんも数学(算数)ができなかったんでしょ?」という言い訳をした時に、封じ込めることができるかもしれませんね(笑)。

ということで、クイズの答えとしては…
①体育・音楽・美術 または 音楽・体育・美術
②英語 または 理科
③数学
ということになります。

大変多くの方にご応募をいただきました。(と言っても30件くらいですが…)ありがとうございました。しかし残念ながら、全問正解者はいませんでした。惜しい方は何名かいらっしゃいましたが、やはり数学を当てた方がほとんどいませんでした…
世間一般の方がどんな風に考えているのかを知りたかったこともあったので、とても勉強になりました。塾生とその保護者や同業者ではない、一般のブログの読者の方からも何名かメールをいただきました。ブログのコメントに入れていただいた方もいらっしゃいます。(答えの発表までは公開しませんでしたが…)中には、「どうせ、主要教科は遺伝の影響が少ないので塾に通えと宣伝するつもりなんでしょ?」という鋭い突っ込みをしていただいた方もいらっしゃいました。そうか、そういう手があったか…

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