- 2014年3月19日 4:41 PM
- 未分類
例えば、東大の現役合格者数を比較してみても、日比谷19名、西11名、国立9名、武蔵3名、立川国際2名という状況です。これだけ見ても、差は歴然です。生徒たちの成績や学内の様子から、立川国際については一定この結果が予測できていましたが、武蔵がほぼ同じような状況で甘んじてしまったのはちょっと意外な結果でした。戦前は、学校の内部からもかなり強気な声が聞こえていましたし、業界でもそれなりの結果が出ると見られていました…
武蔵中や立川国際中の1年目の入試の状況はよく覚えていますが、人気が一気に加熱して、大変多くの受検生を集めました。立川国際の女子は実質倍率17倍を記録しました。こんなに競争率の高い入試は、他に例がありません。その超難関入試をくぐった生徒たちが、6年間鍛えられた(はずであろう)ことを考えると、あまりにも寂しい結果です。
理由はいくつかあると思います。特に立川国際は、最初の数年間、適性検査問題の内容・質と採点基準で失敗しています。そのことは以前に学校の先生方も認めていました。(大学入試のところを考えた時に)本当に優秀な生徒から順番に生徒を取れていないのです。特に、数学や理科の授業についていけない生徒も多かったようです。それ故、国立大学の結果が厳しくなるのは必然でした。4年目から適性検査の問題の質を見直して改善を図りましたが、果たして…
今年の大学入試の結果が出た後に、西高校と(都立)武蔵中高の卒業生にそれぞれ話を聞く機会がありました。カリキュラムや指導内容等、かなり細かい部分まで聞き出しましたが、それを聞いて「なるほど…」と思いました。大学入試の結果にこれだけ差がつく理由に納得がいったのです。
(次回に続く…)
- 新しい: 都立高校合格最低点<続報>
- 古い: 都立高校からの大学受験<その2>
コメント:0
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- http://www.gssk-h.com/blog/wp-trackback.php?p=2864
- トラックバックの送信元リスト
- 都立高校からの大学受験<その3> - GS進学教室 より