- 2013年12月24日 7:33 AM
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私が学生の頃は(はい、25年以上前です!)、就活はすべてアナログでした。電話で問い合わせをして説明を聞きに行ったり、資料請求のハガキを送ったりということが主流で、企業からの資料も紙ベース(それも1社分がかなりの分量!)だったので、数十社もエントリーすると大変なことになってしまいました。物理的に無理だったということです。
しかし、今はすべてネットの世界で完結します。「リクナビ」や「マイナビ」といった就活サイトに登録しておけば、そこからボタン1つでエントリーできてしまいますし、エントリーシートについても、その就活ナビサイトの統一フォーマットで(デジタルで)送ってもいいという企業が増えてきたりしていることもあり、本当に気楽にエントリーができてしまうのです。会社案内等の資料もネット上で見ることができますし、パソコンとスマホ(出先で見なくてはならない場面が多くなる)が必須アイテムとなってしまいました。
ただし、多くの企業にエントリーする学生を一概に責めることはできません。会社説明会や選考の日程は、エントリーした学生にしか分からないようになっている企業が多いですし、最終的に受ける企業は12月の時点でエントリーしておかないと不利になるため、可能性があるところはすべてエントリーしておこうということになっているのです。業界・業種もまったく脈略がない学生が増えていることは大きな問題だと思いますが…
その結果、どこの企業も莫大なエントリーを抱えて途方に暮れ、どこも競争率がべらぼうに上がるため学生の採用率が下がり、みんなが不幸になっているわけです。私が学生の頃の就活は、そういう意味ではとても健全で、何十社も受けてどこも内定がもらえないというような話はほとんど聞いたことがありませんでした。
(次回に続く…)
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