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国が塾を公認?<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年10月24日 10:11 AM
  • 未分類

土曜授業の改革について、私は大筋としては賛成ですが、懸念もいくつかあります。箇条書きで挙げてみると…

〇今まで以上に家庭や地域で過ごす時間が少なくなってしまうのではないか。
今年の様子を見ていると、特に月曜日が祝日の時など、土曜日から家族と旅行や帰省で出かけている生徒は結構います。また、学校以外でスポーツやそれ以外の活動を土曜日に行っている生徒も多く、それが学校週休2日制の大きな意味になっていました。毎週土曜日に学校に行くようになると、(例え午前中だけであっても)それらの活動をしにくくなるでしょう。ただでさえ、家庭や地域での子供の存在が希薄になりつつある今、このことはとても痛いのではないでしょうか。

〇塾として時間割・カリキュラムの見直しが必要になる。
どこの塾でもそうだと思いますが、土曜日は午後早い時間から小学生の授業を行い、夜の中学生の授業まで、3部構成で授業を組んでいるケースが多いのです。たまに学校行事等が土曜日に入った時は、塾に遅刻して来る生徒もいます。来年度から毎週土曜日に学校に行くようになると、(午後まで学校で拘束されることも多くなるようですし)塾で午後早い時間に小学生の授業を入れることができなくなります。時間割を根本から見直す必要が出てくるのです。最悪、小6の受験生とかは、通塾日数を増やして対応せざるを得ないかもしれません。
授業以外でも、土曜日の昼頃から夕方というのは、塾の書き入れ時なのです。生徒たちが自習に集まってきたり、質問・相談を受けたり、個別指導を行ったり、模試を実施したり、保護者面談や三者面談を組んだり…  これらのことも、今まで通りにはできなくなってしまうと思います。

〇中学生は、今まで以上に部活三昧になってしまうのではないか。
土曜日毎週学校に行くのですから、その後部活の練習等が入る頻度も増えることが予測されます。練習試合も含めた試合も、今までは土曜日の朝から組まれたところが多かったのですが、来年度からは土曜日の午後~夕方や、日曜日に組まれることが多くなりそうです。今まで以上に、中学生が部活で拘束される時間が増えてしまうと、様々問題が出てくるでしょう。
他の県の事例では、最近、部活の活動を減らしていこうという動きが目立ってきています。佐賀県でノー部活デーを取り入れたり、長野県で部活の朝練を禁止したりというニュースを目にした方もいると思います。体罰問題・勝利至上主義からの脱却も含めて、東京都でも部活の制限は検討されているようです。確かに、生徒たちの様子を見ていても、行き過ぎた部活により成績・進路を犠牲にしてしまっているケースもあるので、ここについても今後の動向に期待します。

〇土曜授業が塾の営業の対象になってしまうのではないか。
文科省がそこまで言っているのですから、来年度から何らかの形で塾が小中学校の土曜の活動に入り込んでいくことになるのは間違いないと思います。最初は、都道府県や地域によって、濃淡が出てくると思いますが、そろそろ次年度の計画を立てる時期になるので、具体的な動きが出てくるかもしれません。
バリバリの受験対策というよりは、基礎力をつけるための補習的な授業や、その科目に興味を抱かせるような面白いテーマでの授業(例えば実験教室とか、屋外体験授業とか…)のニーズが高くなると思います。市民講師も含めて、講演会のような企画も増えてくるでしょう。
塾にとってはビジネスチャンスなのですが、各中学校の土曜日の運営が、教育産業の営業対象となるのは、本来の趣旨からするとどうなのだろう?と疑問に感じます。特定の塾が年間一括して受注するようなケースも出てくるかもしれません。(そうなると、大手塾が有利にるのかな?) いくつかの 塾が学校の先生を前にして、プレゼンをやっていたりするような場面が出てきたりして…
いずれにしても、学校教育という視点で言うと、あまり良い方向性ではないと思います。塾の指導は塾でやればいいのです。その中での差別化によって、選んでもらうのがあるべき姿です。生徒たちにとっても、特定の塾の指導を半強制的に受けさせられることには違和感を感じるのではないでしょうか?

と書きながら、さてGSとしてできることは何だろう? 市教委や地元の小中学校に提案書を送ってみようかしら…と考えている私です。

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