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都立小学校開講<続報その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年8月24日 12:04 AM
  • 未分類

ハイレベルの学校で小中高一貫校と言えば、慶應や早実が思い浮かびます。他にも、お坊ちゃん・お嬢ちゃん学校と言われるような学校で、人気が高い学校もあります。もちろん、それらの学校に小学校から入学して、社会の成功者となっている方が少なくないことも知っています。しかし、ちょっと待ってください。根本的に違うことに皆さんお気づきでしょうか? それらの私立高校は、大学がついているのです。学校の中で「普通に」勉強していれば(慶応などはほぼ100%です)、大学まで進学できるわけです。(これをエスカレーター式と言います) だから、テストで点数を取れないような生徒でも、何か1つのことを究めて、大きなことを成し遂げられる場合があるわけです。
一方、都立の一貫校は、高校までは進学できますが、大学進学の保証がありません。それなりの環境を手に入れるためには、大学入試をして、それなりの結果を出さないとならないのです。受験に囚われないようにという方針は結構ですが、大学入試のところをどう解決するつもりなのでしょうか? まぁ、16年後のことですから、それまでには大学入試の制度を変えたり、テストの学力ではない基準での推薦入試の割合が高くなったりということは十分考えられますけど…

私が一番危惧しているのは、受験勉強が子供たちが伸びるための弊害となっているということを前提に、学校のコンセプトやカリキュラムを組み立てようとしていることです。私のつたない経験を基に言わせていただければ、受験勉強によって子供たちは大きく伸びることが多いのです。目先の学力・テストでの得点力はもちろんですが、その後社会に出てからの成果や生きる力という視点でも、子供の時に(私は特に中学生の時がそうだと感じています)受験勉強に本気で取り組んだ生徒と、そうでない生徒は、差がつくように感じています。節目節目で受験というある意味関門があるから、子供たちは日々の勉強もコツコツ頑張れるし、苦しい場面やプレッシャーがかかる場面を乗り越える力をつけることができるのだと思います。受験勉強=悪と捉えている時点で、「何か違うな」と感じてしまうのです。

それ以外にも、5歳くらいの子供にどうやって理系の力を見る適性検査を課すのかとか、4・4・4制のメリットについて等、疑問に感じることは他にもあります。私は毎月の委員会での議論の様子を楽しみに見ていますが、正直、この間の委員の発言で首をかしげてしまうものが多いのです。教育現場を知らない「偉い方」が多いせいだと思いますが、的はずれというか、明らかに「おかしな」発言がなされて、その発言を基に学校の方向性が決められてしまっているようなケースもあります。
この都立一貫校については、学校のコンセプトや募集等について、現在都民の意見を募集しています。興味のある方は、都教委のホームページからどうぞ。私は今年度、東京都の「教育モニター」の職にありますので、(その立場を利用して?)どんどん物を申していこうと考えています。

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