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「二月の勝者」の影響力<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2021年10月23日 3:15 PM
  • 未分類

「凡人こそ中学受験をするべきだ!」
第1話の中で、一番重要なテーマはこれかもしれません。ドラマの中では、黒木先生が例のサッカー少年の父親に向かって、「息子さんは凡人ですね」と言ってのけます。ここだけ切り取るととんでもない発言ですが、結果としてこの言葉が父親の目を覚まさせることになります。
私は、この部分については本当にその通りだと実感しています。「凡人」というのは言い過ぎで言葉が良くないとは思いますが、「普通の子」「他にこれと言って武器がない子」ほど、勉強にしっかり取り組むべきだと思うのです。中学受験だけに限らず、高校受験・大学受験でも同じことが言えますが、私もやはり小学生のうちに中学受験(中学受験レベルの勉強)をさせるのがいいと思っています。この中学受験の功罪については、別項で改めてまとめたいと考えています。

黒木先生が、Jリーガーになれる確率と、東大に入れる確率(難関校に入れる確率)をを比較して論証していますが、これも私の実感と一致します。私の35年間の塾講師生活の中で、東大に入った教え子は数えられないくらいいます。難関大学という指標で言えば、毎年何人も進学して行きます。しかし、(おそらく)プロ野球選手やJリーガーは1人もいません。(芸能人は何人かいますが…ジャニーズも)「進学塾に通っている生徒たちだからそうなんでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんが、単純に確率的にそうですし、持って生まれた才能だけではなく、努力で何とかなるという要素が、受験勉強の方が圧倒的に大きいのです。わかりやすく言うと、普通の子でも、一番上のカテゴリーで戦えるようになる可能性があるということです。メジャースポーツの世界では、そんなことはまずありません。

と書いていて、私の中に1人の生徒の顔が浮かびました。15年以上前に中3で指導した野球少年です。中学生の時に、地域のシニアリーグに所属してエースで4番、かなりのレベルでした。早実で野球をやりたくて(甲子園に出たくて)、塾で頑張っていました。成績は足りなかったのですが、1年間必死に頑張って(1年間で偏差値は15くらい上がったと記憶しています)、一般受験で早実に合格しました。夢が叶って大喜びでしたし、高校入学前の春休みから野球部の練習に参加していると聞いていました。しかし… 入学後しばらくして会った時に、髪の毛が伸びていました。嫌な予感しかしないわけですが、よくよく聞いてみると、野球部はすぐに辞めたとのことでした。入部してすぐに、自分の出番はまったくないことを自覚したと… ピッチャーをやりたくて(実際シニアではかなりのレベルだった)、ブルペンで投げた時に、隣で投げている同じ1年生に度肝を抜かれたそうです。それで、これはもう無理だと… ちなみにその同級生の名前は「斎藤佑樹」くんと言います。その2年後に、ハンカチ王子として有名になり、全国制覇したことは、ご存知の方も多いでしょう。最近斎藤選手の引退試合があった時に、私はその教え子のことを思い出していました。野球部を辞めた後に、彼が言っていたんです。「勉強は努力で何とでもなったけど、野球ではこの差はどうにもならないと思った」と…

私は、世の中で受験勉強ほど公平な戦いは他にないと思っています。コネや家柄も関係ないし、生まれつきの才能が左右する要素は、他の世界に較べるとずっと小さいです。自分がコツコツ積み上げて来た努力が、そのまま結果に跳ね返って来ます。「いくら頑張っても成績が上がらない」ということは、受験勉強の世界では基本的にあり得ません。もしそう感じている生徒・保護者の方がいるとすれば、相当基準が甘い(勉強が足りない)か、やっていることがかなりズレている(レベルや内容があっていない)か、やり方が間違っているかのいずれかです。

そうこう書いているうちに、早くも本日の夜、第2話が放送されます。この1週間で注目度がかなり上がっているので、視聴率はさらに上がりそうな気がします。私は授業があるので、夜中にTVerで観る予定です。

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