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都立高校男女枠撤廃正式決定!<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2021年9月30日 7:50 AM
  • 未分類

都立高校の入試について、大きなニュースが続いています。男女別の定員について、ようやく廃止の方向で進めることが発表されました。全国の公立高校で、男女別の定員が定められているのは、東京都だけとなっていたのです。これについて、「男女差別だ!」「ジェンダーフリーの世の中にそぐわない!」という批判が高まっていました。世論が大きくなって来たことと、裁判になったら(都教委が)負けるというような声も出始めたので、都教委も重い腰を上げざるを得なかったということです。
具体的に言うと、ほとんどの高校で、女子の方が合格最低点が高くなってしまっていたのです。同じ点数でも、男子だったら合格、女子だったら不合格という事例が多くなって来ていました。全体的に内申が女子の方が高いことと、中堅・下位校では学力(テストの点数)的にも女子の方が高い場合が多いからです。中には、1000点満点で200点以上ボーダーの差があった(女子の方が高かった)高校もありました。

ただし、依然腰が引けた対応は続いていて、「段階的に進めて、数年後に完全に撤廃する」という形が提示されています。一気に完全撤廃できなかった理由として、「トイレ・更衣室等、施設面の対応が追い付かない」「私立高校の募集に影響が出てしまうのを避けたい」ということを挙げています。これについては、一定理解できる部分もありますが、今まで対応が遅れたことが、これだけ問題を大きくしてしまった要因なので、もっとドラスティックな改革をしてもよかったと感じます。
最近の都立高校(都教委)の改革は、期限を明確に切らないで、あやふやにしたまま進めることが多くなっています。一昔前、石原都知事の時代に、都教委の幹部の方とお話されせていただく機会があったのですが、あの頃は、都立高校改革への熱い思いと共に、スピード感、スケジューリングの綿密さ等に、感動した記憶があります。「こんな感じで幹部が本気で取り組んでいるんだから、そりゃ都立高校の改革は成功するだろうな」と感じていました。私立高校の先生方が、「都立高校の改革のスピードについて行けない」とこぼしていたことを思い出します。その後、都立高校(の一部)が一気に復権を果たし、大学入試でも私立高校と対等に勝負できるようになったことは、皆さんもご存知だと思います。今は、都立高校離れがじわじわと進んでいます。時代背景、大学入試改革の失敗、コロナの影響等、様々な要因があるのですが、私は都教委のこの間のぐだぐだの対応が、都立高校離れの大きな要因の1つになっていると感じています。

男女枠の撤廃について、今後の具体的な流れは以下の通りです。
〇来春の入試(今の中3の代)から、全校で定員の「1割枠」を導入。
〇その結果を分析して、(早ければ今の中2の代から)全校で定員の「2割枠」を導入。
〇その結果を分析して、(早ければ今の中1の代から)全校で男女別定員を廃止。
と公表されています。こういう書き方をしているので、実施時期は後ろにズレて行く可能性があります。

「1割枠」「2割枠」というのがピンと来ない方のために説明しておきます。例えば「1割枠」というのは、定員の9割を男女別に選抜して、残りの1割を男女混合で選抜するということです。結果、最後の1割が全員女子になってしまう高校もありますし、女子の方が多くなってしまう場合が多いのです。今までは、一部の高校のみ「1割枠」を導入していたのですが、それを来年から全校に広げるということです。
(次回に続く…)

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