- 2013年7月28日 12:05 AM
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私は26年間この仕事をしていますが、このことは、毎年の事実の積み重ねとして確信を持っていることです。夏の終わりに、中附レベルの過去問でまったく話にならない生徒で、入試の時期までに早慶や都立自校作成校のレベルで点数を取れるようになった生徒は多くありません。逆に、夏の終わりに中附レベルで合格点を取れたとしても、それから1ランク上のレベルをクリアしていくのには、またそこからかなり高い壁があるのですが…
そういう意味では、世の中の受験生たちは過去問をスタートするのが遅すぎるのです。今年私が数学を担当しているクラスでは、6月までに中3の単元をすべて終了して、過去問演習を始めていますが、それでも決して早すぎるわけではありません。最近は、進学塾でもカリキュラムがモタモタしているところが増えていて、夏期講習でのんびりと単元学習を進めているところもあります。数学で言うと、2次関数や三平方ですが、 さらに中1・中2の時に相似や円を学習しない塾では、そのあたりも中3の夏にやらざるを得ないため、過去問対策まで手が回るわけがないのです。で、9月に入ってからようやく過去問を始めるのでしょうが、気付いた時には全然点数を取れないまま、寒い時期を迎えているという状況は容易に想像できます。
進学塾を選ぶ際には、小6・中3の夏に「入試問題で点数を取る(取らせる)」という視点があるかどうかを1つの基準とすると、まず間違いない選択ができるのではないかと思います。
(次回に続く…)
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