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塾は日本の文化です<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2020年9月19日 2:34 PM
  • 未分類

「世界的に見て、なぜ日本だけこんなに塾が栄えているのか?」という疑問に対して、私は3つの答えを用意していました。

①学校で学習していることと、入試で問われることのギャップが大きすぎるから。
→中学入試は「選ばれた人たちのためのもの」なので当然ですが、高校入試や大学入試においてもそれは言えます。公立高校については、そのギャップが比較的少なかったのですが、都立高校の進学指導重点校のように、難関校の入試問題が難しくなってからは、そのギャップがますます強くなりました。簡単に言うと、「学校の勉強を完璧にできたからと言って、入試問題で点数を取れるようにはならない」ということです。そのギャップを埋めるためには、塾に通って訓練を積まないとならなくなっているわけです。(「塾なんか行かなくても難関校に合格できた!」という体験談を見かけることがありますが、保護者の方がそのレベルを教えられる場合か、子どもが飛び抜けて優秀な場合に限る話なので、それを真に受けてはいけません)

②学校の先生が勉強(特に入試指導)を教える人ではなくなったから。
→これは決して嫌味ではありません。学校の先生が忙しすぎて、「勉強を教える」ということが仕事の優先順位として低くなってしまっているのです。生活指導、学校行事への取り組み、部活指導、(無意味な)事務仕事等に忙殺されていて、長い時間働いているのに、子どもたちの勉強を(授業時間外で)フォローすることは、実質不可能な状況が多いのです。(海外の方は、このあたりのことも理解できないようです。遅くまで学校で部活をやるという概念が欧米にはないそうです) 進路指導についても、実質「ない」に等しいです。(成績で行ける学校を見繕うのは進路指導とは言いません) また、授業では1クラスの人数が(海外と較べても)多く、標準的な学力の子どもに合わせて授業を進めざるを得ないため、優秀な子は退屈し、勉強が苦手な子はついて行けないという状況になってしまっています。そのため、学校の勉強で飽き足らない子は「進学塾」へ、ついて行けない子は「補習塾」へという流れができているわけです。

③子どもたちの「コミュニティ」としての役割を担っているから。
→塾にはもちろん勉強をしに来ているわけですが、夕方以降や週末の子どもたちの居場所という意味合いが大きいような気がします。授業の合間や行き帰りに友だちと話をしたり、講師にたわいのないことを相談したり、それが楽しいと感じる子どもたちも多いはずです。(私はそれは悪いことではないと思っています) 特に最近は共働きのご家庭が増えているため、学校が終わった後家で1人で過ごしている子どもたちが増えて来ています。夕方以降の数時間を塾で過ごしていれば、(当然勉強もするわけですし、不安なことは何でも相談できることも含めて)保護者の方は安心でしょう。塾にもよりますが、小6・中3・高3の受験生は、授業がない日も自習室を利用できる場合が多いのです。夏休み等の長期休みについては、それこそ朝から晩までいられる塾も多いです。はっきり言ってしまえば、日本の塾は「託児所」としての役割を果たしているのです。私は、日本の塾がここまで繁栄したのは、この部分がとても大きいのだろうと感じています。

取材を受けたサイトメディアについては、今回の分がアップされた段階でこのブログでもご紹介します。(許可はすでにいただいています)

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