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9月入学その後<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2020年6月5日 10:13 AM
  • 未分類

今年度の行事やカリキュラムを3月までに詰め込むのは無理があるので、最初から年度を1ヵ月延長して、少し余裕を持って進めて行くのはなかなか良い案だと思います。入試についても、その分後ろ倒しできるわけですし、受験対策が遅れている生徒も、少しは不安を解消できるのではないでしょうか。
それが、2つ目の課題とも結びつきます。長い目での9月入学への制度変更です。政府内でも案としては出ているようですが、私は、この感じで入学時期を毎年1ヵ月ずつ後ろ倒しして行くのがいいのではないかと考えています。そうすれば、5年計画で無理なく9月入学に移行できることになります。
来年度から9月入学に変更するとなった時の最大の問題点は、1学年に生まれが17ヵ月分の生徒が集まってしまうことです。1学年の生徒数が今までの1.4倍くらいになってしまうので、教室のキャパや教師の数が足りなくなることは自明です。その不足分を一気に解消するのは難しいでしょう。(小学0年生の期間を半年設置するという案もありますが、これは現実的ではないでしょう) それが、1学年13ヵ月分の生徒が5年続く形であれば、何とか対応できるようになると思います。
今のまま9月入学に移行した時の大きな問題点は、もう1つあります。小学校入学が半年遅くなって7歳になってから入学する生徒がたくさん出るわけですが、これは世界に類がないくらい遅いスタートになってしまうのです。そこで、少し長い目で制度変更をして、入学時期を逆に半年早めて、5歳のうちから小学校に入学できるようにするという案が浮上しています。これに伴い、幼稚園・保育園の入園も半年早まることになりますし、出口のところで言えば、高校卒業や大学卒業も半年早まることになります。私は、これもとても良いことだと考えます。少子化が進んでただでさえ労働人口が減って行くので、それを少しでも解消できることになるからです。2歳・3歳くらいの家庭の育児の負担が少し小さくなるメリットもあるかもしれません。その年頃の子どもを抱えている保護者の方は、子どもが幼稚園(保育園)に入る時が来ることを心待ちにしているという話をよく聞きます。

9月入学が実現すれば、外国(欧米)と入学時期が揃うので、留学生の問題や、海外の大学への入学時期の問題は解消されることになります。国際化を進めるという観点で言うと、これはとても大きいことだと思います。企業や公官庁の就職時期の問題や、会計年度とのズレを指摘する声もありますが、これは小さな問題です。国や自治体・企業が、9月入学に合わせて制度を変更すればいいだけの話です。5年もあれば、準備の時間としては十分でしょう。
この9月入学の議論で顕著になったのは、「できない理由」ありきになってしまい、そこで思考がストップしているケースがとても多いということです。全体的に見れば、少し長い目で9月入学に切り替えることは、メリットの方が多いことは間違いないと思います。であるならば、どうしたらできるのかをみんなで知恵を出し合って、議論を前に進めて行くべきだと考えます。
私は、(コロナによる大混乱の)このタイミングで9月入学に切り替えられなかったら、永久にできないと感じています。最初は、それこそ来年から強引に切り替えてしまえばいいのに…と考えていました。しかし、様々情報が出て来るに従って、「数年かけて切り替える派」に立ち位置を変えました。今では、それが一番混乱が少なく、メリットも大きくなると確信を持っています。

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