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文科省が今さらベネッセに抗議をしていますが…<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年11月22日 6:31 PM
  • 未分類

今回の大学入試改革は、最初から「民間企業ありき」でスタートしたものであることは間違いありません。この段階になってもまだ意外と知られていないのですが、改革の話が出始めた時に文科大臣だった下村さんは、学習塾の経営者だった方です。当然、民間教育産業界との関係は深いですし、民間企業が学校教育・受験に関わることに抵抗はありません。
「大学入試にTOEFLを使おう!」と言い出したのは楽天の三木谷さんですし、その後TOEFLは難しすぎるので他の試験も…となった時に、英検と並んでベネッセが入り込んでここまで「勢力」を拡大してのは、文科省とベネッセの蜜月な関係があったからです。ちょっと調べれば、文科省の入試改革に関しての基幹メンバーに、楽天やベネッセの関係者が関わっていたことは簡単に判明します。

当然のことですが、民間企業は営利を追求しなければ生き残って行くことはできません。それが国の官庁とは決定的に異なるところです。大学入試改革に関わる以上、それを利用して利益を最大限に上げようとすることは間違っていません。もちろん、法に触れない範囲で…という前提が必要であることは当然のことですが、今回は公平性という観点で「道義的にどうなのよ?」という声が上がって来てしまっているわけです。これは良くも悪くも、萩生田さんの「功績」と言えるでしょう。
ベネッセがGTECや都立高校のスピーキングテストという公的な試験を運営し、その対策として教材やオンライン講座等自社の商品を受験生に売ることが問題になっているわけですが、そのような動きは、今までも特に高校(特に私立高校)において当たり前のように行われていました。それがあまり問題視されていなかったのに、このタイミングになって文科省(萩生田さん)が、「同士」を崖から突き落とすようなことをしているので、私はとても違和感を感じるのです。
いずれにしても、今さらベネッセを完全に切ることは文科省にはできないはずです。共通テストの記述問題を止められないのも、そこがネックになっているからです。なので、「記述問題を2段階選抜(足切り)には使わないように」(でも採点はベネッセにさせるよ)というような玉虫色の方針を出す羽目になってしまうわけです。

私は、この営業をしている云々の問題よりも、記述問題の採点に関する情報漏洩の危険性の方が比較にならないくらい大きな問題だと感じています。全国で1万人もの採点要員が短期間で集められ、事前に研修と称して、採点基準や解法のポイントが出回るのです。もっと言えば実際の問題が事前に知らされる可能性すらあるかもしれません。採点者の身内に受験生がいれば、いくら守秘義務の契約をするとはいえ、それがまったく話題に上らないと考える方がどうかしています。文科省は、記述問題をゴリ押しで進めるのであれば、まずこの点についての疑念を払拭する必要があるはずです。

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