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英語民間試験延期決定!<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年11月5日 5:36 PM
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英語民間試験の延期(実質中止)によって、大学入試改革がとんでもない方向に進んで行ってしまうことは一旦阻止できたと思いますが、まだこれで終わりではありません。様々正常化するために、まだまだ声を上げ続けなくてはなりません。
次は、「大学入学共通テスト」の記述問題の撤廃です。英語民間試験と違って、「身の丈」は問題にならないわけですが(費用はセンター試験と同額になる予定です)、今回の英語民間試験延期の理由として、「公平性を確保できない」「透明性に欠ける」「民間業者に丸投げしたのが問題」ということが大きいのであれば、正に新しいテストの記述問題もこれが当てはまります。
大学入試センターが事前に公表した記述問題は、まったく受験生のレベルを認識できていない悪問でした。実際、昨年実施した模擬テスト(高3生が実験台となった)では、正答率が数%の問題もあり、選抜に用いるテストとしてはまったく相応しくないものでした。そのあたりを改善して作成にあたるとのことですが、様々なことを総合して考えると、英語民間試験と同じく、最初から無理があることが露呈していると思います。

まず、50数万人の記述答案の採点の物理的な側面です。採点は予想通りベネッセが一括して請け負うことが決まりました。(61億円の費用が動くとのことです) 採点に1万人くらいの人員が必要とのことですが、当然普段のスタッフだけではまったく足りないので、主婦や大学生のアルバイトを多数動員するとのことです。(このことはベネッセに勤める友人も認めていました) 事前に研修を徹底するとのことですが、そんな状況で公平な採点がされるとはとても思えません。
また、センター試験でもそうだったのですが、共通テストにおいても、結果が判明する前に2次試験の出願をしなくてはなりません。受験生たちは、「自己採点」の結果によって出願先を最終決定していたのです。センター試験はすべてマークシートですから、自己採点の結果でほとんどブレはありませんでした。記述問題が何題か入ったら、その部分で大きく誤差が出ることが予想されます。2次試験の出願に際して、受験生が不安になってしまうことは間違いありません。
そもそも、採点を民間業者に丸投げしている時点で、今回の英語民間試験の問題と同じく、文科省や大学入試センターの主体性がどこにもなく、責任の所在が曖昧になってしまっていることは否めません。

英語民間試験に較べると、共通テスト・記述問題の廃止はとてもハードルが低いはずです。英語民間試験は実施の5ヵ月前になって突然なくなってしまったわけですが、共通テストまではまだ1年以上あります。廃止しても、従来のセンター試験を継続すればいいだけですから、何も問題がありません。つまり、ガラガラポンして、すべて元に戻すということです。決定は早ければ早いほど、受験生たちに迷惑をかけないで済みます。年内決着を図ってほしいくらいです。
(次回に続く…)

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