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今年も付属校人気の波が…<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年10月21日 2:24 PM
  • 未分類

来春の都立高校の入試日程で、受験生たちに一番影響が出ているのが、「一般入試の願書差し替え」の日程変更です。都立高校の一般入試は、出願した後に1度だけ願書を別の高校に出し直すことができるのです。私は、これ自体はとてもすばらしい制度だと常々感じていました。しかし…
差し替えの日程は、今までは2月14日が願書取り下げ、15日が再提出という流れでした。今春の入試でその日程が1日早まったので嫌な予感がしていたのですが、来春の入試日程が前倒しになったのに伴ってさらに1日早まり、2月12日が取り下げ、13日が再提出となりました。この1日の前倒しは、受験生にとってとても痛い変更なのです。この理由が分かるのは、かなり高校入試について詳しい方だけだと思います。

今まで、GSの生徒たちも、この都立高校の願書差し替えを有効に使わせてもらっていました。ここで皆さんに考えていただきたいのですが、都立高校の願書差し替えは、どういうケースでニーズが発生すると思いますか? 都立高校の倍率を睨んで、倍率が高いところから低いところへ差し替えるのでしょうか? もちろん、そういう理由もあります。ただし、それのみを理由として差し替えるのは、割合としてそんなに多くありません。GSの生徒たちで言えば、理由は明確です。私立高校の入試結果によって、差し替えを決断するのです。具体的に言えば、私立高校で通ってもいいと思えるそれなりの高校に合格した場合は、都立は西なり国立にチャレンジする。そのレベルの私立高校に不合格となってしまった場合は、立川なり八王子東でより確率の高い勝負に行く。というような形です。
GSでは、日野台以下の高校を受験する生徒は過去7年間ほとんどいませんでした。そのレベルの都立高校との比較であれば私立高校を選択する生徒が多いため、都立は(多少合格可能性が低くても)進学指導重点校にチャレンジするという決断になるからです。都立の学区2番手校あたりは、必要な内申点・本番での得点力が意外と高く、いわゆる高校選びのコスパが非常に悪いことと、GSの生徒たちは中1のうちから自校作成問題の対策を行って来ているため、問題が難しい方が周りの生徒と較べて有利だという理由もあります。

そんな前提で、今回の日程変更について考えていただけると、状況が見えて来るのではないかと思います。2月12日が願書の取り下げ日なのですが、その時点でまだ私立の主要校で合格発表になっていない高校が結構あるのです。10日や11日に入試を行った高校は、12日の午前中に合格発表となるケースが多いのですが、本人は別の高校に受験に行っていることもあり、その結果を見てからすぐに願書の取り下げに行くのはなかなか難しい状況です。12日に入試がある高校はもちろんですが、12日の夕方以降に合格発表となる高校の結果を待たずに、都立高校の願書取り下げをしなくてはならないことになるわけです。差し替えの可能性があるなら、とりあえず取り下げておけばいいじゃないか…と思う方がいるかもしれませんが、都立高校の願書差し替えは、一旦取り下げた高校には再提出ができないのです。なので、特に都立難関校の受検校選択で迷っている受験生たちは、とても困っています。昨年までは、「まだ迷っているのであれば、私立高校の結果を踏まえて差し替えをしましょう!」ということで、この時期の面談を終われたのですが、今年はそれを決め切ってしまわなくてはなりません。結果、11日までに合格発表となる高校の結果のみで決めることになるのですが、「そんなに面倒くさいことになるなら、もう都立は選択肢からはずして私立で決める」というご家庭も出て来ている状況です。数年前までのように、「どうしても都立!」という受験生・ご家庭が多ければ、あまり影響がなかったのかもしれませんが、こういう状況で、都立・私立で綱引きをしている状況下において、この日程変更はかなり影響があると思います。(実は、この状況すら打破する「裏技」があって、もちろんGSの保護者会ではレクチャーしてあるのですが、あまりにも影響が大き過ぎるため、ここで書くことはできません…)

この日程変更1つとっても、都教委がいかに生徒たちの方を向いて仕事をしていないかがよく分かります。単純に、入試日程が早まったから、差し替え日程も早めたというだけのことなのでしょうが、それによって受検生たちにどんな影響が出るのかということは、おそらく考えもしていないと思います。私立高校の合格発表前に、差し替えの締め切りが来ることになるということすら、気付いていなかったのかもしれません。こういうこと(入試の改悪)の1つひとつが、ボディーブローのように効いて自分たちの力を奪っているということに、そろそろ気付いた方がいいと思います。
都教委(都庁)の方々がこのブログをお読みになっていることが分かっていて(この週末も何件かコメントをいただきました)、あえて書いています。

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