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立場が変われば…<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月21日 11:44 AM
  • 未分類

今回、大学入試改革、特に英語の民間試験について、立場の異なる2つの校長会がまったく真逆の請願を上げたことによって、とても重要なことが露呈しました。それは、「今回の大学入試改革は、(東京都で言えば)都立高校に不利で、私立の中高一貫校に有利な改革である」ということです。私は、このことはある程度正しいと考えています。
特に、今問題となっている、英語の民間試験と、共通テストの記述問題についてその要素が強いように思います。3年間という短い期間で、しかも部活や学校行事を一生懸命やりながらでは、英語民間試験や記述問題の対策まで手が回り切らないのです。その点、私立中高一貫校は、独自の方針・カリキュラムで、6年間かけてじっくり準備をすることができます。特に英語の4技能のところについては、ケンブリッジ英検等を中学生の時から学内で受けさせたりしている学校も多く、公立中学校で生温い授業を受けている生徒たちとは、その時点で大きな差がついてしまっていることは否めません。

逆に言えば、今のセンター試験の形式は、私立中高一貫校の生徒に較べて、都立高校の生徒が不利であるということはまったく感じません。今までの受験生たちの動向を見ていても、例えば都立の日比谷・西・国立レベルの生徒たちは、センター試験で最難関の私立中高一貫校の生徒たちと対等に渡り合っています。センター試験は、問題が易しくて、テクニックの部分で何とでもなってしまう部分もあり、極論を言えば(基礎学力のある生徒は)対策は高3の1年間で十分なのです。
例えて言うと、都立高校が共通問題から自校作成に切り替わった時の状況と似ています。共通問題は易し過ぎて、難関校を受ける生徒はみんなが90点以上取ってしまうので、本当に力がある生徒とそうでない生徒で差がつきませんでした。ところが、自校作成問題になってそうはいかなくなりました。学校の勉強だけしっかりやっていて、部活が終わった中3の夏から(入試問題対策に)本格的に取り組むというような形では、間に合わなくなったのです。問題が難しく、記述問題の割合が増えたからです。それまでとはまったく状況が変わって、学区のトップ校でも、60点取れればOKというような戦いになりました。早い段階からそれなりの塾で対策をしっかり立てて来た生徒が有利になったことは言うまでもありません。

実際、都立高校(特に学区2番手・3番手校)の先生方は、そのことを嘆いています。英語4技能のところについては、「高校で預かってから何とかしようとしてもなかなか難しい。中1から対策を立てている私立中高一貫校の生徒たちには敵わない」ということをおっしゃっている方が多いです。逆に、私立の進学校の先生方は当然、「うちでは4技能対策を中学生のうちからこんな風にやってます」ということをアピールされているわけです。
(次回に続く…)

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