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災害時の対応で分かること

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月11日 12:07 AM
  • 未分類

先週末に勢力の強い台風が関東地方を直撃しました。日曜日の朝の時点では、八王子あたりを通過するとの予報だったので、我が家でもかなり厳重な警戒・準備をしましたが、上陸直前にやや東に進路を変えたこともあり、家の周囲に大きな被害はありませんでした。一本表に出た道路で、木が倒れて道路を塞いでいたのはありましたが… 台風のピークが深夜~未明とみんなが寝静まった頃で、塾・会社が稼働している時間帯でなかったのが、不幸中の幸いでした。私の知り合いの住んでいる地域で言えば、横浜や千葉で停電や倒壊等、大きな被害が出ているようです。千葉の知り合いの塾長の家・校舎は、ほぼ2日間電気が止まってしまい(当然授業などできない)、暑さのために死にそうになったとのことでした。

東京で言えば、台風が過ぎ去った月曜日の午前中から昼頃にかけて、結構大変なことになっていました。8時~9時頃から電車が動き出したものの本数が少なく、遅れて通勤・通学をしようした人が各駅に殺到し、電車に乗るまでに数時間待ちだったり、来た電車が満員で乗れなかったり、電車の中や駅で体調不良者が出たりと、場所によっては「地獄絵図」だったという話も聞きました。
私は、こういう時の対応で、学校や企業の本質的な力が分かると思っています。正に危機管理なわけですが、こういうところの対応をまともにできない学校や企業は、普段からまともな教育やまともな経営ができているわけがないと確信しています。

学校で言うと、遠くから電車で生徒が通って来る私立学校の対応が特に重要になります。とにかく、最大級規模の台風が直撃し、電車も朝8時くらいまでは運休だということが前日の夕方の段階から発表されていたのです。電車が動き出しても、しばらくは大変な状況になることは、過去の経験から分かっていたはずです。(実際は、線路上の障害物を取り除いていたりして、予定の時間に動かなかった路線も結構ありました) こんな状況なのですから、 事前に休校の判断をして、生徒・保護者に連絡を徹底しておくべきだったと思います。一番多かったのは、1時間目・2時間目くらいまでが休講だったり、朝の様子によって8時までに再度連絡が入ることになっていたりというような学校でした。私が把握する限り、そのほとんどの学校が3時間目なり午後から授業を行うので登校せよと指示で、結果生徒は家を出たものの、上記の混乱で時間通りに学校に辿り着けず、結局時間に集まった生徒がクラスで数人だったというような学校もありました。私が卒業生や保護者の方から直接聞いた中で一番酷かったのは、休校の場合は8時までにメールで連絡→連絡がなかったので生徒が学校に向かう→その後遅れて休校連絡が家庭に入る→その学校は携帯持参禁止だったので生徒本人に連絡取れず→普段の2倍くらいの時間をかけて学校に着いて休校を知った、という事例です。
地域の公立の小中学校は、10時登校とかになっていたところが多かったようです。ただし、生徒から聞いたところによると、電車が止まっていて10時に先生が来られなかったので、最初のコマは自習だったという話もありました。これについても、学校が判断を間違っているわけです。生徒たちは徒歩通学なので、ほぼ安全が確認できて大丈夫という決断をしたのでしょうが、教師・職員が時間通りに出勤できないことくらい想定の範囲内のはずです。
学校内部での連絡体制の質も、今回の件で取り沙汰されています。信じられない話ですが、当日の朝に、電話での連絡網で休校や遅らせての登校を連絡していた学校もあるのです。昭和の時代じゃないんですから… 一斉メールやネットでの情報管理システムで連絡していた学校も多かったのですが、システムエラー等で届かなかったケースがあったということも聞きました。ちなみに、GSでは緊急時はホームページ(このブログ)で授業の有無や時間を連絡することになっています。必ずそこを見て確認してから登塾するルールになっています。(私はこの形が一番齟齬がなく確実だと考えています)

企業の対応を見ていても、いかに前近代的な対応をしているところがが多いかがよく分かりました。8時から電車が動き出すという情報によって、10時出社や可能な限り早く出社という指示が出ていた会社が多かったようです。その結果、各地の駅や電車がどれだけ大変な状況になったかは皆さんもご存知の通りです。結果として、普段数十分で着く会社に3時間とかかかって、着いた頃には疲れきっていて、出社できていない者も多くて仕事にならず、すぐ(まだダイヤが混乱している中を)帰るという羽目になったという状況も少なくなかったようです。そんな状況なのでタクシーも捕まらず、病院に行きたいお年寄り等がとても困ったという話も聞きました。

私が感じているのは、学校の場合は校長、企業の場合は社長なり幹部が、(登校や出社について)早めに適切な判断をして、事前の連絡を徹底すべきなのに、その責務を(全うしていない)放棄しているために、大きな混乱が生じてしまっているということです。中には、「出社については各自の判断に任せる」というような、曖昧で無責任な対応をしていた会社もありました。そういう意味で、月曜日の昼の混乱については、私はある意味人災であったとすら思っています。
某私立学校の先生が嘆いていたのが印象的でした。校長がワンマンなので、下々の者では休校というような決定はできない。ところが、日曜日から校長が(電話でも)捕まらず、対応に困ったまま月曜日の朝を迎えてしまった。その結果、生徒たちに多大な迷惑をかけてしまった…と。こんな学校に生徒を通わせたいとは、とても思えません。危機管理がまったくできていないわけですから…
学校選びをする際に、今回の月曜日の朝の対応を確認してみるといいかもしれません。その学校の本質が見えて来ると思います。

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