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私立中型と都立中型の勉強の違い<その6>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月1日 9:49 AM
  • 未分類

このテーマの最後に、私立中型と都立中型の勉強と学習効果の違いを再度まとめておきます。

〇私立中型と都立中型の入試問題の一番の違いは、作文も含めた記述問題の比重です。最近は私立中型の方でもだいぶ記述問題が増えて来ましたが、まだ自分の意見を書く問題は少ないですし、数百字の作文の出題は見たことがありません。一方都立中型の方は、ほぼすべてが記述問題です。知識を覚えていれば点数を取れるという問題は皆無ですし、記号や端的な言葉で答える問題もとても少ないです。作文は、課題文の内容を数十字で要約する問題が1~3題、意見文は3段落で字数400字~500字の間でまとめるものがほとんどです。
簡単に言ってしまえば、都立中型は、(理解できていたとしても)書けないとどうにもならないのです。前回も書いた通り、書こうとしない生徒は点数を取れるようになりません。それだけの分量を45分で書くわけですから、課題文を読むスピード、書くスピードも必要です。そういう意味では、諦めの早い生徒には向かないですね。まぁ、それは私立中型でも同じことですが…
ただし、ある程度の量をこなして行くことによって、(小5までに基礎学力がある程度固まっていて、やる気さえあれば)誰でも書けるようになります。特に作文は、最後はこなした(書いて添削を受けた)量の差がそのまま点数に出て来るはずです。それなりの量をこなした生徒は、入試本番でどんなテーマが出ても、あまり考え込まずに手が動くようになります。そういう意味では、作文も努力が実る(しかも他の科目より早く)ということは断言しておきます。
都立中に合格するために、私が一番重要だと感じている能力は、「主体性」です。私立中型との比較においてもそうですが、受験が他人事で「やらされ勉強」をしているうちはほとんど成果に結び付きません。受検勉強から逃げているようでは論外です。状況が思わしくなかった生徒でも、入試が自分事になって、自分の意志(意思)で本気で取り組み出したら、劇的に状況が変わって来ます。今年の小6生で、夏期講習に入ってからそうなっている生徒が何名かいます。

〇都立中型の勉強をして行く上で、保護者の方にとってとてもしんどいのは、子どもが勉強している内容や、過去問等を解いた答案を見ても、採点もできないし、その解答が良いのか悪いのかも判断がつかないだろうということです。私立中型の方であれば、過去問でもとりあえず採点はできるでしょうし、解答・解説と見較べれば、ある程度良いのか悪いのかはわかるはずです。最近は中学受験を経験した保護者の方の割合が増えていますが、都立中はまだ歴史が新しいので、保護者の方にとっても未知の世界だと思います。この間書いて来た通り、私立中と都立中では問われる学力から勉強の仕方までまったく異なるので、私立中受験経験者の保護者の方が子どもを指導しようとすると、子どもが混乱して逆効果となってしまう場合すらあります。
そこで結論としては、都立中を受験させる場合、いかに信頼できる指導者を見つけるかが非常に重要なミッションとなります。私立中型と比較しても、その部分で失敗すると、まったく成果につながらず、後悔することになってしまう確率が高いはずです。毎年コンスタントに都立中の合格者が出ていれば心配ないと思いますが、合格者数ではなく、合格率をきちんと確認することが必要だと思います。合格者数が多くても、不合格者数も多く、合格率が都立中全体の倍率と変わらないのであれば(単に生徒数が多いだけということ)、その他大勢に取り込まれてしまう可能性が高いということです。
今まで、塾に通わずに都立中に合格したという生徒を何名か知っていますが、(私が知っている生徒は)例外なく、自頭が良い生徒であったということと、保護者の方がある程度勉強に伴走していたことが共通しています。都立中の入試のことをよく勉強されていて、教材の選定ややるべきことを明確にし、一緒に問題を解いたり、解いた後解き方や作文の内容を語り合ったりして、チームとして入試に臨んでいた感じでした。すべてのご家庭でこんなことはできないと思いますが…
「都立中入試は、私立中入試以上に情報戦である」ということは、間違いありません。

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