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大学入試の英語民間試験は実施できるのか!?<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月4日 1:22 PM
  • 未分類

新しい大学入試が始まるまで1年半となりましたが、特に英語の民間試験のところでまだまだ混乱が続いています。今週のビッグニュースは、TOEICが大学入試から撤退を決めたことです。大学入試センターからの要求があまりにも多すぎて、それにとても対応できないというのが理由のようです。TOEICは、将来の留学やビジネスに直結する実用的な英語力を身につけられるということと、TOEFLよりは受けやすいということで、今までも一定ニーズのあった試験です。それが大学入試に使えるようになるということで、私の教え子でも来年以降受験を検討している者がいました。一度公表されたのに、この時期に突然なくなってしまうのですから、その混乱ぶりが想像できます。
今回の件で驚いたのは、それぞれの試験団体と、まだ正式な契約を交わしていないのだそうです。だから、TOEICも撤退ができたわけですが、噂によると他にも撤退を検討している団体もあって、まだまだ予断を許さない感じがします。

おそらく一番受験者が多くなるのは英検だと思います。3級や準2級を持っていることを受験要件としたり、入試の点数に加算したりすることを公表している大学が多いです。東大ですら、準2級(と同等の学力)でいいのです。ただし、最悪なのは、今すでに英検の該当級を持っている生徒も、来年再度受け直さなくてはならないということです。このことを1つ取っても、企業の営利目的が絡んでいることが透けて見えます。
そこで問題となっているのは、来年英検受験者がかなり多くなることは間違いないのですが、その分の会場の確保の目処がまだ立っていないというのです。現時点で英検協会がどういうことを公表しているかと言うと、今年の9月から予約申し込みを受け付けて(3,000円かかる!)、そこで申し込んでいない生徒は、来年会場がいっぱいになったら受けられなくなる可能性があるということです。受験生の関係者でなくても、「いい加減にしろ!」と怒りたくなるレベルの話ではないでしょうか? 今の高2生が対象なわけですが、まだ大学ごとの詳細も含めてよく分からない(公表されていない)段階で、とりあえず英検の仮申し込みをしろというのです。
私が一番問題だと思うのは、今の高3生が浪人した時に(英検やそれを要件としている大学を)受けられなくなる可能性があるということです。来春に大学入試を(旧試験で)受験する生徒たちは、英検取得の必要はないわけです。しかし、浪人して1年半後に受験する場合は、英検を持っていないと(来年受けて合格しないと)いけなくなります。その時になって、今からでは申し込みができないと言われる可能性があるわけですよね? それを見越して、無駄になるかもしれないのに、今年の9月に高3生も仮申し込みをしておけということでしょうか?
私には、英検協会が他の団体の試験に逃げられないように、(不安を煽ることによって)異常なほど早めに仮申し込みをさせて、売上を確定しようとしているようにしか見えません。仮申し込みをしてしまえば、今の高2生が来年それを捨てるなどという選択肢は取らないでしょうし、高3生が無事に大学に合格して来年になって英検を棄権したとしても、最初に支払った3,000円は返らないでしょう。そもそも、この入試改革によって、高校生の英検受験者が桁違いに増えるのは間違いないわけで、協会にとってこんなに美味しい話はないわけです。
(次回に続く…)

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