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大学入試の英語民間試験はどうなる!?

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年6月21日 1:03 PM
  • 未分類

依然として混乱が続いている新しい大学入試の制度について、新たな動きが出て来ました。「民間試験を利用する」という根本的な部分すら、ひっくり返そうという動きが出て来たのです。
東大の教授を中心とした有志が、全国から集めた約8100の署名と共に、民間試験の利用中止を求めて国会と文科省に正式に請願を提出したのです。制度に重大な欠陥があり、このままでは公正・公平が確保されず、生徒・保護者・学校関係者の不安が大き過ぎるということを訴えています。
具体的には…

①テストごとの統一基準に科学的な裏付けがないこと
②費用面も含めて受験機会が不平等であること

の2点が強調されていますが、会見の様子を見ていると、本音としては、民間業者との癒着を最大の問題点だと考えているであろことが伝わって来ます。確かに、民間試験導入を決定した審議会のメンバーに当の業者のメンバーが含まれていたことや、これらの業者が文科省官僚の有力な天下り先となっていること等、懸念される材料は多いのです。民間試験実施業者が、対策教材の販売で儲けようとしている素振りが見て取れることもあります。そのあたりが報道され始めれば、世論の風向きが大きく変わって来るでしょう。

また一方で、時を同じくして、ベクトルが180度異なる動きも見られます。全国私立中高連合会が文科省に対して、「新しい大学入試において、4技能入試の実施を明確に位置付けるように」といいう要請を出したのです。「民間試験の使用が各大学の裁量に任されてしまっていて、受験生が困惑しているから…」というのが表向きの理由ですが、早く民間試験に一本化し、すべての大学で使用するように義務付けろということのようです。東大や慶應大をはじめとする難関国私立大学が、「民間試験を使わない」という方針を早々に打ち出してしまっているため、そのあたりを志望する生徒たちの中に、「2技能の勉強だけすればいい」という雰囲気が出て来ていることも背景にあるようです。
こちらの動きの本当の目的は、「民間試験への一本化や4技能入試の完全実施によって、(6年間中高一貫の)私立中高にとって有利だから」という点があることは想像に難くありません。逆に、都立進学指導重点校の英語の先生方は、民間試験の対策に頭を悩ませている方が多いようです。「その部分では、どうしても中高一貫校の生徒たちと較べて不利になる」とおっしゃっていた先生もいました。(と書いていて、今ふっと思ったのですが、豊島岡の高校募集停止も、この部分の懸念が大きかったのではないかと…)

新しい大学入試について、それぞれのの立場で、様々な意見・要望を出してはいますが、結局、自分たちの所属する集団にとって「何が有利で何が不利なのか」という視点の絡み合いになってしまっていることは否めません。私は、このこと自体は悪いことではないと考えていますが、最終的には、誰が生徒たちのことを一番真剣に考えているかというところが説得力につながるのだと思います。
さて、国会や文科省がどんな決断をくだすのでしょうか? 普通に考えれば、特に文科省は自分たちの首を絞めるような判断はしないはずです。ただし、国会で本気で議論が始まるようだと、大きく風向きが変わる可能性があります。野党の中では「民間試験廃止」に飛びつきそうなところもあるので、それこそ来月の参院選の争点にして民意を問えばいいのに…とか考えたりします。もし、民間試験廃止の方向で進むようなことがあれば、都立高校入試のスピーキングテストについても検討し直すことになるはずです。(今は、ベネッセのテストを利用することで決まっています) 不謹慎ですが、ちょっと面白くなって来ました。

こんなに混乱するのであれば、もうセンター試験に戻しませんか…?

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