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豊島岡高校募集停止の衝撃<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年6月20日 3:53 PM
  • 未分類

(特に女子生徒は)真剣に大学入試を考えるのであれば、都立進学指導重点校を目指すしか選択肢がないのだということはご理解いただけたと思います。ただし、その際に大きな問題となるのが中学校の内申点なのです。西や国立を目指すのであれば、できればオール5近く、少なくとも5と4が半々くらいは必要です。八王子東や立川を目指すのであれば、できれば5と4が半々くらい、少なくともオール4は確保できないと、なかなか厳しい戦いになります。そのラインに足りないと、中学校によっては受けさせてもらえないケースも出て来ます。
さらに問題なのは、今の制度では実技科目(音楽・美術・技家・体育)の点数が2倍されることです。実技科目は、どんなに頑張ったって5は無理という生徒もいますし、かなり優秀な生徒でも3が指定席という生徒は少なくありません。実技科目で3がつくということは、5教科の方で1がつくのと同じインパクトがあるのです。例え5科目の方がオール5だったとしても、仮に実技科目が4・4・3・3とかついてしまうと、(よほど得点力がある生徒でないと)進学指導重点校の合格は難しくなってしまいます。特に実技科目は、努力したから何とかなると言い切れない部分があるということに異論がある方はいないと思います。また、中学校ごと、先生ごとの不公平さや、(はっきり言えば)先生の「お気に入り」にならないと5がつかないというような不透明な部分が常について回ります。
一昔前は、1割の特別選考枠があったので、まだ救われたのです。どんなに内申点が悪い生徒でも、(得点力がある生徒であれば)当日のテストで頑張れば十分に合格のチャンスがありました。実際、GSの創成期には、4が半分、3が半分くらいの生徒でも、西・国立あたりに合格した生徒も何人います。今の制度では、その生徒たちは合格できていないと思います。

また、私立高校の併願推薦についても、内申点がないと取れない(受けられない)ことが追い打ちをかけます。前回名前を上げた、帝京大学・錦城・八王子…というような高校は、とても高い内申点を要求されるのです。例えば、帝京大学は5科の内申で24ないと併願優遇を取ることができません。このラインに足りないと、本番の入試で他の生徒より3科で30点余分に取らないと合格できないのです。内申点が確保できないと、滑り止めの高校すら(実質的には)受験できないのです。こんな状況は、おかしくないでしょうか?

都立高校を目指す場合は、この内申点リスクがあることを十分に理解しておく必要があります。内申点が取れなければ、どんなにテストで点数を取れるようになっても合格できないのです。それが嫌だという理由で、中学入試に回る生徒(ご家庭)が年々増えて来ているという実感があります。また、高校入試で都立高校受験回避→私立付属高校人気急増の流れが一気に加速しているのも周知の通りです。今後も、この流れはしばらく続くことは間違いないでしょう。
この流れを断ち切るためには、都立高校が再度入試の制度を変更するしかありません。私の提案は、内申点の完全廃止です。全体で無理なのであれば、進学指導重点校等、大学入試を真剣に考えてるいる生徒の層が集まる高校だけでもいいと思います。そうすれば、私立高校から生徒を奪い返すことは可能ですし、劇的に学校のレベルは上がります。(少なくとも、大学入試の合格実績は飛躍的に改善するでしょう) ここ2~3年が改革のリミットだと思います。このタイミングを逃すと、都立高校暗黒の時代が長期に渡って続いて行ってしまうと予測しています。特に新しい大学入試において合格実績をガタンと落とした都立高校は、見限られるのも早いと思います。

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