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ゲーム依存症が正式に病気として認定されました!<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年6月10日 2:31 PM
  • 未分類

WHOの基準は少し抽象的で分かりにくいので、私なりに翻訳してみると以下のようになります。

〇平日に毎日2時間以上ゲームをやっている。
〇休日はほぼ1日中ゲームをやっている。
〇食事の時間になってもゲームをやめられない。
〇深夜ゲームをやっているために、慢性睡眠不足となっている。
〇ゲームがやめられないために、学校や塾に遅刻(欠席)することがある。
〇ゲームのために、勉強時間が極端に減った。
〇ゲームをやめろと言うと、親に対して暴言や暴力をはたらく。
〇ゲームにはまり出してから、表情がなくなった。(笑わなくなった)

このうち3項目以上当てはまると予備軍に該当、6項目以上当てはまるとかなり重症だと思います。特に下の2つの項目に当てはまる場合は、すぐに何らか行動を起こすことをお勧めします。(これはあくまでも私が今までの経験を基にして考えた基準ですので、医学的な裏付けはありません)

まずは、こういう状況にならないように、予防をすることが重要です。子どもにゲームを買い与えないという考え方も1つの見識ですし、ゲームの時間を制限して親が管理することも有効です。ただし、1度依存症のような状態になってしまってから、ゲームを取り上げるのはなかなか至難の業です。大人の方は、お酒やたばこをやめることを想像してみてください。嗜み程度でやっているうちは何とでもなりますが、アル中・ニコ中になってしまった後にやめるのは、大人でも難しいのです。禁酒外来や禁煙外来で専門的な治療をするのが効果的だと思いますが、今回のWHOの決定で、ゲーム依存も同じように治療を受けることができるようになるわけです。
今までも、心療内科やカウンセリングルームで相談することは可能でした。GSのカウンセリングルームでも、(私の専門が家族療法なので)ゲーム依存やそれに起因する不登校・ひきこもりの相談が増えています。ゲーム依存については、今後は病院での「治療」をお勧めする機会も増えて来ると思います。

まだそこまで深刻ではない(病院で治療をするほどではない)という場合、今の状況を改めさせる方法は1つしかありません。ゲームを取り上げるなりして、触れさせないようにすることです。言って聞かせたり、時間を制限したりというレベルの対応では、おそらくほとんど効果がないでしょう。もちろん、取り上げた直後は、「禁断症状」が出たりして、一時的には今までより症状が酷くなる場合もあると思います。そこでポイントとなるのは、「親の覚悟」です。親が腰を引いていたら、絶対に改善させることはできません。「子どもが可哀想だから…」と、一旦禁止したゲームをつい許してしまったりすると、元の木阿弥どころか、かえって症状が悪化してしまうこともあります。

私も、今まで「受験生にどうやってゲームをやめさせるか?」という話し合いを本人や保護者の方と何度もして来ましたが、家でダンボールに入れてガムテープで封をして、「受験が終わるまで絶対に明けない」と誓わせたり、それだと誘惑に負けそうな場合は、塾でゲーム機やソフトを預かったりしたこともあります。そこまですれば、ほぼ100%の確率でゲーム断ちができるようになります。そうすると、家で他にやることもないので(笑)、受験勉強の時間が増えて、成績が上がるケースが多いのです。ゲームオタクの子どもたちは、ある意味集中力があるのと、点数やレベルが上がって行くことに喜びを感じるので、勉強の方が良いサイクルに入り出せば、面白いように伸びて行きます。
それで、入試が終わった時に、「頑張ったな!」と言って預かっていたゲーム機を返したら、「あ、別にもういいです。先生にあげます」と言われてビックリしたこともあります。その生徒が言うには、「受験を通して、勉強の方が面白くなっちゃった…」のだそうです。お母さんと目が合って、Vサインをしたことを思い出します。お母さんは、「あの時(ちょうど夏前のこのくらいの時期だったと思います)に、心を鬼にして取り上げて本当によかった…」と涙ぐみながらおっしゃっていました。

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