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保護者面談期間が続いています<その5>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年5月17日 10:23 AM
  • 未分類

少年院に入るような重大な非行を行ってしまった少年たちは、教官に自分の親との関係を語ることが多いようです。その部分に踏み込んで、少しでも改善をして行かないと、出所後もなかなか更生ができないという話を聞いたことがあります。おそらくこのコラムは、そんなことを常日頃から感じていた教官が、ちょっと過激な物言いをすることによって、多くの人に伝えたかったのだと思います。世の親たちに警鐘を鳴らしたかったのかもしれません。

逆に言えば、このコラムの逆を意識して子どもと接すればいいということにもなるでしょう。これは、今まで塾講師や家族療法カウンセラーとして、多くの親子(33年間で1000組は越えています)と関わって来た私の経験による認識と重なる部分が多いです。
親子関係において重要だと感じていることを、私の言葉で再度まとめてみます。

〇できる限り、家族みんなで食事をとること。
→保護者の方が仕事で忙しかったり、逆に食事の時間に子どもが家にいなかったりして、これがなかなか難しいというご家庭も多いと思います。それでもあえて書きますが、なるべく家族が一堂に会して食事をする回数を増やしてほしいと思います。私は、月に1回(できれば2回)は外食の機会を、年に1回(できれば2回)は家族旅行の機会を設けることをお勧めしています。一家団欒という言葉がありますが、これはやはり食事をしながら…というのが一番いいのです。食べながら、その日あったことを語り合ったり、笑い話ができるような関係であれば、親子関係がそんなに酷いことにはならないはずです。もし、子どもの時間がバラバラになってしまうのであれば、子ども1人ずつとのコミュニケーションでもいいと思います。食事の時の孤独感は、子どもにとって結構辛いと思います。

〇折を見て、子どもに言葉やスキンシップで愛情を伝えること。
→親が愛情は伝わっていると思っていても、子どもには伝わっていないケースが驚くほど多いです。時には、「愛してる」「あなたが大切だ」ということを、目を見て真剣に言葉で伝えてください。小学生くらいまでは、時にはハグしたり、手をつないで歩いたりというスキンシップも大切だと思います。(小学生の中学年くらいからは同性の親限定になりますが)一緒にお風呂に入って、背中を洗いっこして、湯舟の中で語り合うようなことができれば最高ですね。子どもが問題行動を起こしてどうしようもない感じになった時に、保護者の方がここを意識して変えたら、子どもの様子が劇的に改善したという事例は少なくありません。

〇叱る時は、人格を否定するのではなく、行動を叱ること。
→勘違いしている保護者の方が多いのですが、子どもは叱らずに、とにかく褒めた方がいいとおっしゃる方が少なくありません。一面の真理ではあると思いますが、私は叱ることが悪いとは思いません。ダメなことをダメだと教えてあげられるのは、究極的には親しかいないと思っています。ただし、叱る時に昔のことを蒸し返したり、「だからあなたはいつもダメなのよ」というような叱り方をするのはやめてください。

〇体罰は「絶対」禁止。
→ご自身が子どもの時に、悪いことをしたら親に叩かれたとか、躾の一環として体罰が当たり前だったという方は結構いらっしゃると思います。そういう方に限って、自分の子どもにも同じことをしてしまうケースが少なくないようです。今の時代、本当に命の危険がある場合等の例外を除いて(これも判断が難しいですが…)、子どもに手を上げることは絶対にダメです。時代が変わったこともあります。今は、親が躾のつもりでも、暴行罪で逮捕されることもあります。実際、子どもから警察への通報は増えていて、通報が入った以上、警察は捜査をしなくてはならない決まりになっているのだそうです。そのこと(犯罪となる)を置いておいたとしても、体罰は子どもを委縮させ、気持ちを離れさせるので、百害あって一利なしです。今日から絶対に子どもに手を上げないと決めてください。

〇例え100%子どもに非がある場合でも、子どもの言い分を聞いてあげること。
→どんなに悪いことをした場合でも、子どもには子どもの言い分があります。まずはそれを受け止めてあげた上で、「でもね」という話にしてください。子どもは悪いことをしたこと、それを反省して改めなくてはならないことは理解している場合が多いです。もしかしたら、お父さん・お母さんの関心を引きたくて、わざと悪いことをしているのかもしれません。(いわゆる非行少年には、そのケースが少なくないそうです) どんな時でも、一旦子どもの気持ちを受け止めてください。意識・行動を改めさせるのは、その後の話です。

〇夫婦仲良く、笑顔が絶えない家庭に。
→これも少年院の方に聞いた話ですが、入所するような子どもの家庭は、夫婦関係が崩れているケースが多いのだそうです。私の実感としても、これは納得できます。面談にご両親で一緒に来て、ラブラブな感じが伝わって来るご家庭や、子どもも含めて仲が良く笑いが絶えないようなご家庭は、子どもが道をはずれることはほとんどないでしょう。成績も上がる(志望校に合格する)ケースが多いように感じます。逆に、面談の場で夫婦喧嘩を始めるようなご家庭は、子どもに様々な問題が生じるケースが多いです。
今さらそんなことを言われても…と感じるご家庭もあると思いますが、少なくとも子どもの前でいがみ合うようなことはしないでほしいと切に願います。お父さんが、「子育て・教育はお前に任せたからな!」というモードで、お母さんが1人で問題を抱えてオロオロしているケースも、だいたいうまく行かないのは同じ理由です。夫婦・親子のコミュニケーションがどのくらい取れているかが、一番重要なのだと思います。

先日の日曜日は母の日でした。お母さんに、手紙やお花・プレゼントを渡した生徒が多かったようです。それをきっかけに、自分が生まれた時や小さかった頃のこと、将来の夢等、様々な話をできたと報告をしてくれた生徒もいました。お母さんから、子どもの手紙を読んで感激して涙してしまったという報告もいただきました。親子関係を見つめ直す、良い機会になったようです。

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