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調布市の問題に学べ

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年4月23日 1:08 PM
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調布市の小学校で様々な問題が頻発しています。たまたま調布市で重なっただけだとか、マスコミが悪意を持って取り上げるからだとか、擁護する意見もありますが、私は教委の対応を調べていて、たまたまではないという感想を持ちました。こういう対応を続けていれば、さらに問題は続くだろうとすら感じます。

ここ数日、教師の暴言事件が大々的に報道されています。テレビのニュースやネット等で肉声が公開されているので、聞いた方も多いのではないでしょうか?
2年生のクラスを担当している50代の女性教師(ちなみに東大卒です)が、行動が遅い特定の児童数人に対して、日常的に「いつものダメな人たち」扱いをし、「どういう脳みそ?」とか、「ダメな人生やめたら?」というような暴言を投げかけています。クラスの他の児童に同意させていたりして、いじめを助長しているようなレベルです。たまたま生徒がボイスレコーダーで録音した日の分が公開されていますが、聞くところによると毎日のようにこんな状態だったようです。
これについては、対応すべき方向性についておそらく誰も異論がないはずです。この教師は授業等の勤務から即はずして、何らかの処分も検討する。少なくとも、子どもたちを指導することは当面許されてはならないというのが通常の感覚でしょう。ところが、教委の対応は驚くべき鈍感さなのです。

問題は、昨年の1学期から起こっていました。保護者からのクレームで校長がこの女性教師の暴言について指導していることからも明らかです。学校ではどうしようもないと判断した保護者が教委に相談したのが11月。その時点で教委はかなり詳細な状況を掴んでいたようです。担任はすぐにはずしたものの、学校勤務をはずしたのが1月。それから都の教委に処分を具申するも、暴言を理由とした処分は前例がないのでできないとの回答に基づき(この都教委の対応も大問題ですが…)、何と!4月から同じ学校に復帰させることを決めたのです。これに保護者が(当たり前ですが)猛反発。危機感を持った保護者がマスコミにリークしたというのが真相のようです。
今この教師は何をしているかというと、市教委に出勤して「研修」を受けているそうです。念のため「研修」の内容を確認しましたが、市教委の担当者は、「録音した自分の発言を聞かせたりして問題点に気づかせ、反省を促している」と… ここまでくると、笑止千万と言わざるを得ません。

この一連の市教委の対応のまずさが問題を大きくしたことは明らかですが、私は違う視点の問題を感じています。
1つは、こういう教師は他にもいるので、この教師個人の問題で終わらせてはならないということです。さすがに今回のような異常なレベルの教師は少ないと思いますが、それに近いレベルの教師は多くの学校に存在します。やはり小学校に多いでしょう。校長のリーダーシップや市教委の対応によって、それが顕在化しない場合が多いだけの話です。抜本的な教師の研修や、それでも改善が難しい教師を指導からはずすシステムの構築が必要です。
その点を考えた時に、2つ目の問題点が露呈してきます。今回の調布市の問題でも明らかなように、学校の管理監督をするのは市教委ですが、任命・処分の権限は都教委にあるため、組織のシステムとして迅速な対応が取れないようになっているのです。いじめ問題でも指摘されたように、各教委の保身や事なかれ主義がさらに問題を大きくしている側面もあります。
大阪の橋本市長が先陣を切って発言していますが、教委制度の廃止や首長による直接管理(任命・処分等も含む)を検討している自治体も出てきています。この点について言えば、私も全面的に賛成です。もっと言えば、現場の校長に一定の権限を与えるべきとすら思います。特に人事面において、私立の学校が公立と違って迅速な対応を取れるのは、この点にも理由があるのです。

この教師の暴言問題に隠れてしまっていますが、調布市の学校では、ある意味もっと根深い問題も発生しています。
(次回に続く…)

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