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大学入試最新情報<その7>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2018年6月28日 5:27 PM
  • 未分類

この「e-ポートフォリオ」には、様々な問題点があります。思いつくままに列挙してみます。

〇生徒本人が入力する部分について、信憑性の担保をどうやって取るのか?(嘘を書けるのではないか?)
〇入試で点数化する際に、公平性が保てるのか? 何によって優劣をつけるのか?
〇すべての高校の教師が、これにきちんと対応できるのか? 担当教師によって、有利・不利が出ないのか?
〇大学側が、文科省の意図通りに利用する(できる)のか?
〇文科省はこれによって「主体性」の力を見ると言っているが、本当にこのシステムで「主体性」が測れるのか?

というところだと思いますが、私が一番問題だと感じているのは、このシステムが「ための仕事」になってしまうことによって、それこそ本来主体的に取り組むべき活動が、逆に義務感や入試でプラスになるからという理由で行うようになってしまうのではないかということです。また、中学生と同じように、教師の顔色を伺いながら学校生活を送らざるを得ないような状況になってしまうことも懸念されます。このシステムが今までの「調査書」に代わるもので、新しい大学入試では今まで以上にこの部分を評価(文科省は「人物評価」という言葉を使っています)するという方針なのですから、そうなってしまう可能性は十分にあるわけです。

私は、一昔前(もう20年くらい前の話になります)、都立高校の入試で内申点の「特記事項」が存在していた頃のことを思い出しました。初めて聞いた方は信じられないと思いますが、生徒会・部活の大会・英検・ボランティア等の課外活動で顕著な実績を残した生徒は、1項目で4点、2項目で6点、3項目で8点も内申点がプラスされたのです。それこそ、(人数は少なかったですが)フルマークをもらえた生徒は、各教科の内申点が1点ずつ上がったのと同じことになるわけですから、どれだけこの部分が優遇されていたのかがご理解いただけると思います。
当時のことを思い出しても、この特記事項のために、生徒会長に何十人も立候補する中学校があったり、(特記事項欲しさに)勉強を犠牲にして部活に打ち込んだり、夏休みに(内申のために嫌々)ボランティアに行く生徒が多かったり、正に本末転倒な状態になっていました。誰が考えたっておかしな制度であることは分かるわけですが、そんなくだらないことをやっていたので、都立高校があそこまで凋落していたということも言えるわけです。
その特記事項がもらえるかどうかは、ほとんど中学校の担任の先生の一存で決まっていました。先生に「お気に入り」になれば、たくさん点数がもらえるし、嫌われたらまったくもらえないというような感じでした。(少なくとも生徒たちはそう思っていました) 教師たちの顔色を伺いながら、中学校生活を送っていた生徒たちの様子が、今でも脳裏に焼き付いています。2学期になると、都立志望の生徒たちは、「特記事項をもらえるのか?」が最大の関心事になっていたりしました。
大学入試がそんな「戦い」となってしまうのは、真っ平御免です。

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