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2019年9月のアーカイブ

付属高校でも英語民間試験を導入!<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月30日 10:45 AM
  • 未分類

この週末も、高校の先生を中心に、メール・コメント等をたくさんいただきました。ありがとうございました。高校内部での生徒たちのリアルな様子が分かって、とてもありがたい情報が多いです。改めて「なるほど!」と合点が行ったこともありました。ただし一部の先生からは、今回の英語改革の件や私のブログの内容(趣旨)をまだきちんとご理解いただけていない様子が伝わって来ます。一番多いのは、「高校受験をしている生徒の方が英語はできる」「英検準2級くらいは(高校受験で難関校を目指すような生徒は)ほとんど持っている」というような論調です。
このご指摘いただいている点については、私も異論はありません。私立中高一貫校の生徒は(高校受験をして来た生徒に較べると)英語で落ちこぼれている生徒が多いですし、GSでも中3生はほとんどの生徒が英検準2級は合格します。(中には2級に合格する生徒もいます) 違うんです。私が主張しているのは、制度が変わって民間試験が新しいタイプのものになると、(今までに較べて)私立中高一貫校の生徒が有利になるということです。例えば、英検を1つ取っても、今までの英検と新しいタイプの英検はまったく違うものです。今までは、1次試験は筆記とリスニングだけしかなく、2次試験で(なんちゃって)面接があって、合否が決まっていました。生徒たちが受検した様子を見ていても、まともにしゃべれなくても、面接官が優しく何度かチャンスをくれて手助けをしてくれますし、(何とかごまかして)合格をもらうことができました。新しい英検は、2次試験を行うことが認められていないため、1度のテストで4技能すべての力を問われることになります。そもそも、バソコンに向かってヘッドホンとマイクをつけて解答するのです。解答はタイピングで入力する形式ですし、マイクに向かってしゃべるという経験も、慣れていないとなかなか難しいのです。
その新しいタイプの英検(次年度のものとまったく同じではありませんが…)がスタートしているので、GSの高2の生徒(卒業生)たちが受検をし始めています。その生徒たちから報告が入るのですが、やはり今までとまったく違うのでかなり戸惑っている様子です。テストの中身もそうですが、様々な級の生徒が同じ教室で受検するので、他の級の受検生に対しての監督者の説明や退室する物音、周りの生徒のタイピング音やしゃべる声等が気になって集中できなかったというような話を聞くことが多いです。
つまり、来年度から始まる新しい英語民間試験は、今までの英語の力、特に高校受験の入試問題での得点力とはまったく別物だと考えて対策を進めて行く必要があるということです。リアル英会話の能力も必要ですし、バソコン上での解答についてもかなり練習しないといけません。さらに言えば、周りが多少ざわついても動じないで対応できるような訓練すら必要だと感じます。
そんなこんなをすべて併せて考えた時に、高校に入学してから慌てて対策するよりも、中学校の段階から長い目でじっくり取り組んだ方が有利であるという結論は、(少なくとも私の中では)揺らぐことはありません。
(次回に続く…)

付属高校でも英語民間試験を導入!<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月28日 12:07 PM
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先日のブログで、「大学入試において英語民間試験の比重が上がって来ると、都立高校が不利になり、私立中高一貫校が有利になる」ということを書きました。都立進学重点校の先生や都庁(都教委)の職員の方からは、血相を変えて(メールやコメントなので実際にはお顔は拝見していません)反論が入っていましたが、一部の難関校たけでなく全体的な視点で見れば、これは否定のしようがない事実だと思います。(本日の朝日新聞多摩版でも、森上展安先生がそのことを指摘されていました)

私立高校については、大学受験を目指す進学校だけでなく、大学付属高校でも英語民間試験を取り入れて注力しているところが増えて来ています。実は、MARCHの付属高校を中心に、大学への内部進学の選考に活用する高校が少なくないのです。例えば、中大附属・中大杉並・立教・法政は英検2級レベル以上、明大中野は英検準2級レベル以上で、内部進学の成績に一定加点されることになっています。そこに向けて、中学生のうちから対策を始めている学校もありますし、高校入学後は、全生徒に受検を必修としている学校が多いのです。
その背景には、大学受験をした生徒たちが英語民間試験を受けて(ある程度のスコアを取って)入学して来るようになるので、その生徒たちに負けないようにさせたいということがあります。大学入学後も、英語4技能の力が問われる場面が増えて来ることは間違いないからです。
(次回に続く…)

保護者面談がスタートしています<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月27日 12:06 PM
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私は、毎日をかなり忙しく過ごしている方だと思いますが、授業は他の講師たちと同じくらい担当しています。小6・中3も毎年必ず担当するようにしています。1年ブランクが空くだけで、受験の勘・現場感覚がだいぶ鈍ってしまうという確信があるからです。
特に今年は小6・中3受験生の数が過去で一番多いので、日々の生徒対応もなかなか大変です。授業時間外でも、職員室に質問・相談の列ができていることが多く、夕方以降はそれをさばいていて1日終わってしまうこともあります。この時期は、質問に答えるだけでは終われないことが多いです。様々気になることが出て来て、つい突っ込みを入れてしまうからです。
面談も、なかなかハードワークです。今日も、この後4件の面談が続きます。その後、授業も普通にあります。
ということで、ブログをたくさん書けない言い訳でした…

保護者面談がスタートしています<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月26日 12:49 PM
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これは非受験学年の生徒たちについても言えることですが、目標が明確になっていない生徒は伸びません。志望校についても、小5・中2ではもちろん、小4・中1の時点で決まっていても、全然早いということはありません。実際、GSの生徒たちは、小4・中1でも志望校をはっきり口に出す生徒が多いです。
最悪なのは、「成績が上がったら志望校を考える」とか、「どんな学校があるかよく分からないので…」とか言っているケースです。厳しいことを言えば、だから成績が上がらないのです。受験勉強は、何だかんだ言って大変な世界です。毎日コツコツ努力を継続して行かなければ、結果につながることはありません。多少は、他のことを犠牲にしなくてはならない場面もあるでしょう。やってもやっても点数を取れるようにならないと感じて、すっかり嫌になってしまうこともあると思います。そんな時に、「自分はこの学校に入るために頑張るんだ!」という明確な目標がなければ、踏ん張りが効かなくなってしまうのです。「受験生のモチベーションは、志望校への熱い思いで決まる」と言っても過言ではありません。

志望校を明確にするためには、実際に学校を多く見て回らないとダメだと思います。第一志望校はもちろん、受験する可能性がある学校は早く見ておくべきですし、それ以外の学校と見較べることによって、より志望校の良さが浮き彫りになることも多いです。
9月の末から11月にかけて、学校行事や学校説明会がピークとなります。今はホームページですべて日程が確認できるので、とても便利な世の中です。(一昔前は、電話で問い合わせをしないとそういう情報も分かりませんでした) 特に、小5・中2の生徒(保護者の方)には、積極的に動いてほしいと思います。
(次回に続く…)

保護者面談がスタートしています<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月24日 4:52 PM
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秋の保護者面談が始まりました。小6私立中コースはすでにスタートしていますが、小6都立中コースが本日より、中3は今週末の保護者会(受験情報勉強会)を経て、来週からスタートします。今年は、受験学年の生徒数がGS開校以来最も多い人数となっているため、スケジュールがなかなかタイトになっています。ここ数年の特徴として、共働きのご家庭が増えているため、面談を土曜日に希望されるご家庭が多く(GSでは日曜日には面談を行っていません)、その調整でも苦戦しています。小6・中3で3週間はかかってしまうので、非受験学年のスタートは10月中旬頃、ガウディアも含めて全部終了するのは11月末くらいになってしまいそうです。

小6・中3の今回の面談の最大のテーマは、受験校の決定です。最終的な見直しは、中3は内申が確定した11月末、小6は出願直前の12月中旬に行うことになりますが、現時点で一旦「最終確定」をしておく必要があるのです。過去問の対策を本格的に始めないといけないこともあります。この時期になっても「まだ決まっていません」と言っている受験生は、最終的にうまく行かないケースが多いことは特筆しておきます。
(次回に続く…)

立場が変われば…<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月23日 12:38 PM
  • 未分類

ここ数日のブログの内容が、高校関係者の皆様の中で結構波紋を呼んでいるようで、昨日の夕方から今日の午前中だけでご連絡を10件ほどいただきました。懇意にさせていただいてる先生方は、メールやFBのDMで直接ご連絡をいただいたりするのですが、匿名でメールやブログのコメントに入れていただいた方も、ほとんどが高校の先生(特に都立高校の先生が多い)だと思われます。都庁(都教委?)の職員の方からも1件コメントが入っていました。学校の先生も都庁の方も、明らかに職場のバソコンから送られている方が多いのですが、昨日も出勤されていたのでしょうか? (今日も祝日ですが、GSも通常通り授業を行います) 休日出勤されるほどお忙しいのに、私のブログを読んでいただけるのはとても光栄です。

まとめて言うと、ほとんどの方が「誰も言えないことをよくぞ言ってくれた!」というトーンでした。私立中高一貫校の先生は「もっと発信してくれ!」と煽るような感じですし、都立高校の先生は(学校のレベルにもよりますが)「4技能対策なんて、とてもとても…」という感じの方が多かったです。「こんな記事を書かれると困る!」というご連絡をいただいたのは、やはり都立進学重点校の先生と、都庁(都教委?)の職員の方でした。大丈夫です。よく理解しています。日比谷・西あたりは十分対応して行くであろうことを。ただし、進学重点校でも学力差が激しく、特に(方角で)西の方の高校は(英語4技能のところで)苦戦するのは自明ですし、(今回の先生方の反応でも裏打ちされていると思いますが)学区2番手・3番手あたりの高校は(英語4技能の部分については)戦意喪失状態になっています。
もちろん、私立中高一貫校もレベルや英語4技能への取り組みはピン・キリですし、私立に行けばそれたけで有利であるということではありません。また、学校の中でも様々なレベル・状況の生徒がいるわけで、その学校の生徒全員が有利だという話でもありません。1っ例を挙げれば、今回の請願を出した「私立中高連合会」の会長を務めるのは、東京の富士見丘高校の校長ですが、この高校に通う生徒(保護者)の中にも、「何で余計なことをしてくれたんだ!」と言っている方がいるという話を聞きました。自分(の子ども)が英語の4技能が苦手で、来春の民間試験に間に合いそうにないからだと想像しますが、お伝えしたいことは、「同じ高校の中ですら、立場が違えば感じ方や主張が違って来る」ということです。

今回の高校の先生方の反応で、それなりのレベルの私立中高一貫校と、都立で言えば日比谷・西は相当自信を持って、新しい大学入試に向けた準備を進めているということが分かりました。そのことがリアルな皮膚感覚として掴めたということは、この場でお伝えしておきたいと思います。

立場が変われば…<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月22日 1:19 PM
  • 未分類

ここ数年で、都立高校の人気が落ちて来ていて、中学受験率が上がって来ているのは、この新しい大学入試への対応の不安があることは間違いありません。今回、英語民間試験について、(都立西高の校長が会長を務めている)校長会が反対の表明を、私立中高一貫校の組織が賛成の表明を出したことにより、そのことを裏付けてしまった感があります。自分のところの生徒たちにとって、何が有利で何が不利かということが、行動の判断基準になっていることは間違いないからです。

新しい大学入試において問われる部分で、(センター試験のみの)今までと変わって来るのは、以下の4点だと考えています。

〇学年に関係なく、先取り学習をしている方が有利。
〇記述問題が出題される。(当面国語と数学、行く行くは理科・社会も)
〇日常生活に関する題材や、じっくり考えて自分の考えを書く問題が出題される。
〇英語の4技能(読む・書くに加えて、聞く・話すも)が必要となる→民間試験で一定のスコアが要求される。

この視点で言うと、都立の進学指導重点校に合格するような生徒は、上の3つは問題ないと思います。(私立中高一貫校の生徒とそんなに差がないということです) 都立中の受検経験者であれば、(記述問題に慣れているという意味で)尚良いでしょう。ということは、結局4つ目の英語4技能(民間試験)のところの対策で差がつくことになります。
結論としては、都立高校を志望している生徒も、早い時期から英語の4技能対策をしておいた方がいいということです。もちろん、学校の授業の内容では話になりませんが、進学塾の入試対策の授業とも問われるものがまったく違います。民間試験の対策も含めた特別な対策が必要だということです。

GSでは、「ステップワールド英語スクール」を併設しています。(一昔前の「旺文社LL教室」です) 現在、一番下は3歳の子から通ってくれています。まだ始めて4ヵ月くらいですが、もうある程度会話や書くことができるようになって来ていてビックリです。とても楽しく取り組めているので、少なくとも、将来英語が嫌いになることはないはずです。高校1年生対象の英検準2級コースまであります。(ステップワールドは、基本的に英検の合格を目指しています。英検の専用対策教材もあります) 半年ごとに1つのタームとなっているのですが、次は10月末にターム(テキスト)が切り替わるので、スタートするにはいいタイミングだと思います。体験授業の日程が決まったら、このブログでもご案内します。
結局、営業的な書き方につながってしまいましたが(すみません…)、特に都立進学指導重点校から大学受験を考えている生徒は、こういう形の4技能英語(入試対策とはかなり違います。聞いて話す会話の比重が高いのです)に、早い時期からしっかり取り組んでおくことによって、私立中高一貫校の生徒たちと較べたハンディを埋められるということは、ここで強調しておきたいと思います。

立場が変われば…<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月21日 11:44 AM
  • 未分類

今回、大学入試改革、特に英語の民間試験について、立場の異なる2つの校長会がまったく真逆の請願を上げたことによって、とても重要なことが露呈しました。それは、「今回の大学入試改革は、(東京都で言えば)都立高校に不利で、私立の中高一貫校に有利な改革である」ということです。私は、このことはある程度正しいと考えています。
特に、今問題となっている、英語の民間試験と、共通テストの記述問題についてその要素が強いように思います。3年間という短い期間で、しかも部活や学校行事を一生懸命やりながらでは、英語民間試験や記述問題の対策まで手が回り切らないのです。その点、私立中高一貫校は、独自の方針・カリキュラムで、6年間かけてじっくり準備をすることができます。特に英語の4技能のところについては、ケンブリッジ英検等を中学生の時から学内で受けさせたりしている学校も多く、公立中学校で生温い授業を受けている生徒たちとは、その時点で大きな差がついてしまっていることは否めません。

逆に言えば、今のセンター試験の形式は、私立中高一貫校の生徒に較べて、都立高校の生徒が不利であるということはまったく感じません。今までの受験生たちの動向を見ていても、例えば都立の日比谷・西・国立レベルの生徒たちは、センター試験で最難関の私立中高一貫校の生徒たちと対等に渡り合っています。センター試験は、問題が易しくて、テクニックの部分で何とでもなってしまう部分もあり、極論を言えば(基礎学力のある生徒は)対策は高3の1年間で十分なのです。
例えて言うと、都立高校が共通問題から自校作成に切り替わった時の状況と似ています。共通問題は易し過ぎて、難関校を受ける生徒はみんなが90点以上取ってしまうので、本当に力がある生徒とそうでない生徒で差がつきませんでした。ところが、自校作成問題になってそうはいかなくなりました。学校の勉強だけしっかりやっていて、部活が終わった中3の夏から(入試問題対策に)本格的に取り組むというような形では、間に合わなくなったのです。問題が難しく、記述問題の割合が増えたからです。それまでとはまったく状況が変わって、学区のトップ校でも、60点取れればOKというような戦いになりました。早い段階からそれなりの塾で対策をしっかり立てて来た生徒が有利になったことは言うまでもありません。

実際、都立高校(特に学区2番手・3番手校)の先生方は、そのことを嘆いています。英語4技能のところについては、「高校で預かってから何とかしようとしてもなかなか難しい。中1から対策を立てている私立中高一貫校の生徒たちには敵わない」ということをおっしゃっている方が多いです。逆に、私立の進学校の先生方は当然、「うちでは4技能対策を中学生のうちからこんな風にやってます」ということをアピールされているわけです。
(次回に続く…)

立場が変われば…<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月20日 7:03 PM
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大学入試改革について、昨日もちょっと驚くニュースがありました。どこぞの高校の校長会が文科省の萩生田大臣のところに請願書(要望書)を持参したという話だったので、さらに反対運動が広がって来たなと思って読んでいたのですが、読み進めるうちに、「えっ!?」となりました。「英語の民間試験を来年度から予定通り実施するように」という請願書だったのです。持参したのは、「日本私立中学・高校連合会」でした。それを呼んで、私は「なるほど、私立中高一貫校の皆さんね…」と一旦は納得したのですが、すぐに「ちょっと待てよ…」と思い直しました。先日、「全国高校校長協会」の幹部の方が文科省に出向き、「英語の民間試験の実施延期」の嘆願書を手渡していたことを思い出したからです。私立高校も、当然その「全国高校」の中に含まれているのでは…?という素朴な疑問を感じました。当然、そういう疑問持った方は多かったようで、「私立中高連合会」の方にそのことを確認した記者がいたそうです。その質問に対して、「そちらからは我々に何も話がなかった…」と答えたという話も聞きました。
「私立中高連合会」の主張は、「英語の民間試験を来年度から滞りなく実施できるようにする」ということと、「受験生に民間試験や各大学の運用についての詳細を早めにきちんとリリースすること」です。この部分は実施延期を主張している「全国高校校長協会」とはまったく異なるのですが、英検協会への不満と、受験しなかった時に予約金を返金するようにという主張は同じでした。これには、英検の予約申し込みが今週から始まって、生徒・保護者の不安・不満の声が各高校に結構届いているという背景があるようです。

私はこのニュースから、今回の大学入試改革の件で、実は非常に重要な本質が見えて来ると考えています。もちろん、「校長会と言っても組織が一枚岩ではないのね?」というような次元の低い話ではありません。
1つは、自分たちの置かれている立場によって、主張する内容が違って来るということです。「全国高校校長協会」の方は、全国の高校とは言うものの、実は都立高校・県立高校が組織の中心です。幹部の先生の所属先を観ても、私立高校が一部入っているものの、会長は都立西高校の校長ですし、副会長は石川県や三重県の県立高校の進学校の校長ですから、実質は公立高校の立場を代弁していることは間違いありません、一方、「私立中高連合会」の方は、当然私立高校だけしか所属していないのですが、今の会長は東京の富士見丘中高の校長ですし、その前は今は飛ぶ鳥を落とす勢いの渋幕の校長でした。中学校から英語教育に注力している進学校の立場を代弁しているということです。
このことをしっかり理解した上で、このニュースについて再度考えてみてください。大学入試においてとても重要なこと、実は今まで世間で(ある程度)タブーとされていたことに気付いてしまうことになるはずです。
(次回に続く…)

文科大臣の交代による影響<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年9月19日 1:11 PM
  • 未分類

この1週間で、萩生田大臣は受験生の気持ちに寄り添う姿勢を見せています。「生徒が実験台になるような制度であってはいけない」とか、反対運動・抗議集会に対しても、「受験生の不安な気持ちは一定理解できる」とか、耳障りの良い発言をあちこちでされています。前任者の大臣(もう名前も忘れてしまった…)が、ここをまったくシャットアウトしてしまい、ツイッターで(あろうことか受験生に)反論してしまったりしたために、受験生・保護者はもちろん、学校・予備校の反感を買ってしまっていたのですが、そういう部分では、最初の入りはなかなかうまくやられていると感じています。ただし、英語民間試験も含めた入試改革は粛々と進めるということも併せておっしゃっていますし、今問題になっている点について、具体的にどうやってメスを入れて行くのかという部分がなかなか出て来ないので、「結局何も変わらないのでは…」という声も上がっています。

そんな中で、早くも文科大臣交代による成果と言える動きが出て来ました。このブログでも問題点として指摘したことですが、英検の予約金について、受験しない場合は返金しないという方針を改めるように、萩生田大臣が英検協会に申し入れて、動きが具体化しつつあるのです。来年度の英検の仮申し込みが昨日から始まったのですが、今の時点で予約金が3,000円必要で、来年度受検しなくなってもその分は返金されないということが明示されていました。それについての不満の声が大きくなって来ていたため、萩生田大臣が改めるように英検協会の申し入れ(指示?)を行ったということです。
しかし、それを受けて昨日英検協会から公表された内容を見て、私は一瞬自分の頭がかなり悪くなったのではないかと感じました。「10月になってから1週間返金申請期間を設ける。それを過ぎたら一切返金には応じない」というのです。皆さん、これが理解できますでしょうか? 私はまだ理解ができません。文科省と英検協会のコミュニケーションがズタズタなのか、英検協会に悪意があってわざとそうしているのか、あるいは協会の担当者がよっぽどバカなのか… 
今受験生の中で問題になっているのは、来年の4月頃になって英検の受検が必要なくなった場合のことです。各大学が、英語の民間試験を入試でどう使うかという部分がまだほとんど具体化していないのですから、今の時点で最終決定できないのは当然と言えます。そんな中で、10月中に返金申請期間を設けても、まったく意味がありません。「(昨日から)申し込みをしてしまったけど、すぐにやっぱり止めておく」という生徒のみが返金の対象となるわけです。(そんな生徒はほとんどいないと思いますが、その場合も手数料はきちんと徴収するそうです)
英検協会としては、「受検予定数に応じて会場を確保したりして費用が発生するので、それ以降の返金はできない」という説明をしています。(その部分は一定理解ができる話ではあります) そうだとすると、やはり新しい制度に不備があると言わざるを得ません。英検協会がやっていること・言っていることがあまりにも酷いので、今は受験生の不満のターゲットになってしまっていますが、やはり根本的な制度の部分の瑕疵が出て来ていると考えるべきだと思います。

「国会議員は、どんなに忙しくても地元の声はよく聞いてくれる」というのが、よく言われていることです。何だかんだ言っても、選挙で通らなかったら職を失ってしまうからです。今は八王子も野党が弱いので、萩生田さんも選挙のことをそんなに心配はしていないのでしょうが、八王子の受験生(今は高校生でも選挙権があります)・保護者・学校・塾がスクラムを組んで、大学入試改革や都立高校入試の不備を訴えて行けば、聞く耳は持ってくれるはずです。そういう意味では、文科大臣が地元にいるというこのチャンスを逃す手はないと感じています。私も、微力ながら、できることはやって行くつもりです。

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