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2019年7月のアーカイブ

私立中型と都立中型の勉強の違い<その5>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月31日 10:29 AM
  • 未分類

<誤解7>作文をまだうまく書けないから、たくさん書いても仕方ない
→作文で点数を取れるようにするための最大のヒントがここにあると思います。まだうまく書けないからと言って書かなかったら、永遠に書けるようになりません。都立中の作文の指導を長期的にしていてもまったく力がつかない生徒のタイプは、「何を書いていいか分かりませんでした」とか言って、平気で空欄・白紙で出す生徒です。
そういう生徒は、例え解説をしたり赤入れをしてあげたりしても、それをなぞって書くだけで、自分の頭で考えて自分の手で書こうとしません。
最初は下手でいいのです。点数を取れなくていいのです。(どんなに優秀な生徒でも、都立中レベルの作文で最初から点数を取れるわけがありません) 最初はほとんどの部分についてダメ出しをされるかもしれません。それを基に何度も書き直しをして見せて…ということを繰り返して行けば、少しずつ書ける(点数を取れる)ようになって行きます。
夏期講習中、GSの生徒たちは平均して1日3~4本の作文を書いて、添削を受けて、そのやり直しまでして帰るという毎日を過ごしてします。もちろん、授業時間内だけでは無理なので、授業時間外の自習時間も含めてということです。こんな感じで取り組んで行けば、力がつかないわけがありません。

<誤解8>記述や作文の採点は時間がかかるから、返却に時間がかかっても仕方がない
→上の記事を読んでいて、「あれっ?」と疑問を感じた保護者の方がいらっしゃるかもしれません。1つは、「生徒たちが1本の作文を書くスピードがかなり速いのではないか?」ということでしょうか? 確かにこれはそうだと思います。この時期は、都立中の過去問を解いても、20分~30分くらいで書き終わって時間を持て余している生徒が結構います。解説をした上での書き直しは、それこそ10分くらいで書き終わる生徒もいます。もちろん、ここまで来るのに相当訓練を重ねて来ているからです。最初からそんなにスラスラ書けた生徒は1人もいません。
もう1つは、「その日のうちに全部やり直しをして帰るということは、当然1本目の作文や書き直した分について、その場で採点してもらわなくてはならないよね?」ということだと思います。その通りです。GSでは、作文を預かって後日返すなどどいうバカなことは絶対にしません。それは、過去問でも、銀本(全国のいわゆる電話帳)でも同じです。作文を書いた後、何日かして返って来ても、書いた内容を忘れてしまっていたりして、学習効果がかなり減じてしまいます。もちろん、少人数定員制で運営しているからこそできることですが(教室が小さいので、どんなに多くても1クラス10数名程度しか入りません)、ここは講師の経験と覚悟の問題だと思います。
(次回に続く…)

夏期講習中もジムには通っています!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月29日 2:25 PM
  • 未分類

夏期講習中は、講師たちもなかなかハードワークになっています。GSでは年間を通しての変形労働時間を採用していて、普段勤務時間を少し短くしている代わりに、夏と冬は10時間勤務で頑張ってもらっています。私も小6・中3を担当していますし、例外ではありません。(というより、私だけが労働時間の縛りがないため、朝一から夜ラスまで授業が入ることが多かったりします(@_@)) 生徒たちも、11時間くらい校舎に籠っている者がたくさんいます。自習室は1日中ほぼ満席で、時間帯によってはロビーに生徒が溢れています。(冷房完備ですので、環境としては問題ありません)

そんなハードワークの中ですが、ジムにも週2日はきちんと通っています。保護者の方から、「夏期講習中もジムに行っているんですか?」とか、「いつ行っているか教えてください。できればご一緒したいのですが…」とか聞かれて、モテる男はつらいよ状態になっているので(笑)、ここで公開しておきます。
夏期講習中は、基本的にクール最終日の夜に行くようにしています。今日の夜ですね! 21時10分に授業が終わるので、その後すぐ行って、21時半くらいから1時間ちょっとのトレーニングです。(ジムは22時45分まで使えます) 後藤の追っかけをされる予定の方(?)は、その時間にお願い致します。

私立中型と都立中型の勉強の違い<その4>

<誤解その5>都立中の作文は本質的な読解力・記述力が必要である
<誤解その6>都立中の作文は型にはめてパターン化してしまえば楽勝

→矛盾するようですが、これは2つとも間違っています。
私立中型と較べればということですが、本質的な読解力など身についていなくても、点数を取れるようにすることは可能です。都立中の作文は、本文自体はかなり抽象的・難解な文章が多いです。大人向けの普通の書籍から出題される場合がほとんどだからです。ただし、その本文の内容をきちんと全部理解できていなくても、あまり問題ありません。要約については、大事なところをつなぎ合わせればいいだけです。自分の頭でまとめ直す必要などまったくありません。それどころか、自分の言葉で勝手に書き換えてしまうと、点数をもらえないことが多いはずです。作文(意見文)の方も、「本文の内容を踏まえて、あなたの意見を書きなさい」という形がほとんどなので、本文の大意が掴めていて、筆者の意見に賛成なのか反対なのかの視点さえ持てていれば、こちらについては自分で勝手にまとめていいのです。私立中型のように、登場人物の心情理解や、筆者の主張の細かい部分の読み取りはまったく必要ありません。

また、都立中の作文を型にはめて書くことには注意が必要です。もちろん、最低限の型にははめる必要はあるのですが、特に最近は学校の採点基準が変わって来ていて、ただ型にはめて自分の頭で何も考えていないような作文は、ほとんど点数がもらえなくなって来ているようです。悪い例(いわゆる「最悪くん!」)をいくつか挙げてみます。

〇最初に問いに対する結論をまとめて、その後に条件反射のように「なぜならば~」と書いてしまい、まったく理由になっていないことを書く癖がついている。
→私は、「なぜならば何とかだからだ病」と呼んでいます。例えば「なぜならは、ぼくがそういう体験をしたことがあるからだ」とか、「なぜならば、~しないと大変なことになってしまうからだ」というような、「それは理由じゃないでしょ?」というようなことを毎回当然のように書いてしまうのです。これは、保護者の方でも見つけやすいので、ぜひお子様の書いた作文を見てみてください。

〇体験でまったく明後日のことを書いてしまう
→都立中の場合、「体験ストック」は絶対に必要です。しかし、本文の内容や設問で聞かれていることと、まったくズレた内容を書いても、点数をもらえません。スポーツや学校行事ネタを得意とする生徒に多いのですが、〇〇の1つ覚えのように、どんな内容でもその体験に持ち込むと決めている生徒がいたりします。体験を書く際に、思考停止になっていたら、かなりこの症状(パターン化の弊害)が進んでいるということです。

〇最後のまとめの部分で、最初の結論とほぼ同じ内容のことを繰り返し書いてしまう。
→字数稼ぎなのかどうか分かりませんが、同じ内容を何度もリピートして書いてしまう生徒がいます。これは、基本的に点数をもらえません。同じようなことをまとめるにしても、視点を変えたり、自分の今後の行動と結びつけたりして、内容を変えて書く必要があります。

いくつか例を挙げたのでお気付きになった方も多いと思いますが、都立中の採点基準として、「オリジナリティ」の要素が強くなって来ているのです。要約の方は、「オリジナリテイ」はまったく必要ありません。みんなと同じ答案(模範解答)に近ければ近いほどいいのです。しかし作文(意見文)方は、「みんなと同じ」だとあまり良い点数はもらえません。自分の頭で考えて、自分の言葉で書かないとダメなのです。そういう意味では、本文の筆者の意見をなぞっているような内容だと、話にならないということです。
私は、作文を指導する上で、「守」→「破」→「離」をイメージして指導しています。最初は「けりたこま」を皮切りに型を教え込んで、それこそ模範解答を写させたりして体に覚え込ませるのですが、この時期はその型を破らせて、自分の独自性にこだわらせています。力がついて来ている生徒は、すでに「離」のレベルまで到達しています。時には、「おー、俺の書いた模範解答よりいいぞ!」ということで、授業で読んで紹介することもあります。講師冥利に尽きる瞬間です。
(追記)本日の授業中に実施した作文の過去問で、95点を取った生徒がいました。「なぜ100点ではないのですか?」と聞かれても答えられないのですが… それほど、パーフェクトだったということです。70点以上取る生徒の数も増えて来ました。早くも夏の成果が出始めています。
(次回に続く…)

私立中型と都立中型の勉強の違い<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月28日 9:34 AM
  • 未分類

前回のブログでちょっと分かりにくい部分があったようなので、再度説明をし直しておきます。
都立中型の方が成績を上げやすい理由についてです。私立中型の勉強は、100の勉強をしたら100力がつくというイメージです。うまくやったとしても、80~90くらいのことはやらないと、100の力はつきません。何だかんだ言っても、知識量が勝負となるため、絶対的な勉強量・時間をこなさなければ、飛躍的に成績を上げることはできません。そのため、小3・小4くらいで塾選びを間違えてしまったりして出遅れてしまったら、小5以降で挽回するのはなかなか難しいのが実情です。
一方、都立中型の方は、知識量の勝負にはなりません。入試問題(適性検査)で問われる学力が、知識を前提としていないからです。必要なのは、「その場で諦めないで考え抜く力」、「多少わからない部分があっても、少し強引に(自信を持って)書き切る力」です。なので、30~40くらいの勉強でも、うまくやれば100の力をつけることができます。逆に言えば、100の勉強をしたとしても、20~30くらいしか(時には0に近い)力がつかない場合もあります。もちろん、ある程度の勉強量は絶対に必要ですが、それよりは勉強の質の方が重要なのです。だから、私立中型に較べても、塾(大手塾の場合は校舎ごと)による合格実績(合格率)の差が顕著になるわけです。都立中に合格されられる塾(校舎)は常に高い合格率を維持していますし、ダメな塾(校舎)は毎年ほとんど受からせられないということになります。塾(校舎)というより、はっきり言ってしまえば講師の力量ですね。講師が異動すれば、合格実績もそれに付いて異動してしまう場合がほとんどだからです。
都立中型の方であれば、小5くらいまでくすぶっていても、小6になって塾を変えて頑張り出せば、1年間で間に合ってしまうケースが少なくありません。勉強の仕方、思考の内容、書くことに対する意識と取り組みをガラッと変えることによって、短期間で成績を上げることは可能です。特に作文は、(小5までに漢字・語彙・文法等の基本が固まっていれば)1年間で何とでもなってしまいます。都立中で点数を取らせるのは、とても簡単です。

本日の授業について

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月27日 4:04 PM
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本日の授業は、すべて平常通りに行います。自習室も、21時20分まで開放します。

台風は、当初の予報より北側に逸れ、勢力も弱まりました。よかったです。

私立中型と都立中型の勉強の違い<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月25日 2:44 PM
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都立中の受検について偉そうなことを書いているわけですが、説得力を増すために(?)、ここでGSの都立中の過去の合格状況について触れておきたいと思います。

GS開校以来今年で8年目ですが、過去7年間の都立中合格率は、33.3%です。ちょうど1/3の生徒が合格しているということです。過去4年間だけで見ると、40%近くが合格しています。小石川中と武蔵中の受検者はあまり多くないのですが、過去3名受験して2名が合格しています。
この合格率が高いかどうかは皆様のご判断にお任せしますが、少人数制の塾で在籍者が多くない中で、毎年コンスタントに(平均すると2名ずつ)都立中合格者を輩出できているので、ここについてある程度語れる資格はあると考えています。ちなみに、現在都立中クラスの指導をしている講師たちは、全員大手塾での指導経験があり、そこで直接指導した生徒の都立中合格者総数は数百名規模になります。講師全員が、都立中の入試を知り尽くしているということです。

<誤解その3>都立中は普段の成績通りに受からない
→そんなことはありません。私の中では、私立中と同じイメージです。直前の模試の成績や過去問の点数との相関関係は強いです。GSの過去の生徒たちのデータで言えば、9月以降の公中検模試の偏差値の平均で63以上ある生徒は、ほとんど落ちていません。逆に、56を切っている生徒で合格している生徒もほとんどいません。50代後半から60代前半くらいが合否の分かれ目になるので、この層の生徒をどうやってあと一歩押し上げられるかが、我々の腕の見せ所です。
「偏差値通りに受からない」と言っているケースは、四谷合不合等の私立中型の模試の偏差値で見て言っている場合が多いのではないかと予想しています。これで見てしまうと、確かに普段の成績通りの結果にはなりません。偏差値で15くらい逆転する(偏差値で下の生徒が受かって、上の生徒が落ちる)ケースはいくらでもあります。それほど、私立中型と都立中型では、問われる学力の質が違うということです。

<誤解その4>都立中型の方が成績を上げるのが難しい
→これもそうではありません。断言してしまいますが、都立中型の方が短期間で成績を上げるのは簡単です。私は今までに、小6受験生については、それなりのレベルのクラスで7科目すべて指導した経験があります。7科目というのは、算数・国語・理科・社会・適性文系・適性理系・作文です。都立中については前述した通りですが、私立中の方でも、御三家・桐朋をはじめとする難関校において、多くの生徒の合格を見届けて来ました。その経験から言えば、一番成績を上げやすい科目は、間違いなく「都立中の作文」です。逆に一番上げにくい科目は(私の経験で言えは)「私立中の国語」です。「同じ国語の科目でなぜこんなに違うのか」というところに、大きなヒントがあると考えています。
私立中型の方は、知識量と経験値がそのまま点数に直結するため、ある程度じっくり時間をかけることが必要になります。読書や会話と言った、机の上の勉強だけではない部分の影響が大きいこともあるでしょう。しかし都立中の作文は、その部分が何とでもごまかせてしまうのです。ごまかすという言葉が不適切なのであれば、「本質的な学力がそんなに上がらなくても、点数を取らせることができてしまう」ということです。具体的に言えば、漢字でどうしてもわからないものがあったら、他の表現に変えて逃げることができます。(私立中ではそれが許されません) 作文の内容についても、極論を言えば「文章の暗記」で対応できてしまうものが多いのです。
今年の小6の都立中クラスは、6月の数千人規模の全国模試で1桁の順位に入っている生徒が3名いました。男女別で言うと1位・2位・5位というすばらしい結果だったのですが、その全員が小6の最初から成績が良かったわけではありません。この数ヵ月でかなり力がついて、飛躍的に成績が上がって来たのです。クラスの平均偏差値も、2ヵ月で5ポイント近く上がって来ています。私立中クラスでは、残念ながらこんな上がり方をすることはありません。(夏の前と後の比較ではいくらでも例がありますが…) このことを1つ取っても、都立中型の方が成績を上げやすいということがお伝えできると思っています。
(次回に続く…)

私立中型と都立中型の勉強の違い<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月24日 1:50 PM
  • 未分類

中学受験において、私立中と都立中では問われる学力がまったく異なります。入試問題の形式・質もかなり違うため、当然勉強の仕方も違って来ます。GSでは、小5までは共通のカリキュラムで学習をしますが、小6になる時に私立中コースと都立コースで分かれることになります。両方受験(受検)する場合は、両方(週5日)の勉強をして行くことになるので、かなり負担が大きくなります。

新しい大学入試の制度において、問題が都立中型に近くなって来るという話があったので、ここ数年で私立中の問題の質がだいぶ変わって来ました。知識の暗記では対応できない頭を使って考える問題や、記述問題の割合が増えていたのです。ただし、大学入試改革のところがグタグタになってしまっているため(数学の記述問題の出題はなくなりました)、中学入試においてもその影響で混乱しているようです。

特に都立中の受検とそこを目指す勉強について、世間一般の方がまだまだ誤解していることがたくさんあるように感じるので、それについてまとめてみます。

<誤解その1>都立中の受検は倍率も高くバクチみたいなもので、努力があまり反映されないので、受かれば儲けものくらいのつもりで行くべき
→確かに、私立中に較べると倍率は高いです。一昔前は実質倍率が10倍を超える戦いがざらにあったので(立川国際の女子で17倍という時がありました)、その頃よりはだいぶ下がって来ています。今は、全体で6倍程度、倍率が低い中学校は4倍くらいのところも出て来ました。ただし、入学レベルが下がって来ているということではありません。いわゆる冷やかし組・あわよくば組の受検生がほとんどいなくなったのです。「都立中を受けるなら、専門の塾に通うなどしてそれなりの対策を立てないと受からない」ということが広く知れ渡って来たからです。逆に言えば、都立中の受検も「努力が実る」ということが認識されて来たということです。私は12年くらい都立中の指導に関わり続けていますが、このことには確信を持っています。結局、頑張った生徒が合格しているのです。力がまったくないのに、まぐれで受かってしまうことはありません。

<誤解その2>都立中の勉強は時間がかかるので、早くから専用の対策を立てて行く必要がある
→前述した通り、GSでは都立中専門の対策は、小6の1年間しか行いません。それ以上は必要ないと考えています。ただし、受検勉強は1年間ではとても間に合いません。小5までに、基礎学力の養成と必要なカリキュラムをすべて終了しておく必要があります。具体的に言うと、漢字・語彙力、(スピードも含めた)読み・書きの力、計算力、割合の概念の理解と処理能力、理科・社会の基本用語と基礎知識等をしっかり固めておく必要があるのです。そういう意味では、小5までは私立中型の勉強をしっかり固めておく方がいいくらいかもしれません。小5までにそれがある程度できていれば、作文や適性の記述、解く上でのテクニック的な部分は、1年間で何とでもなってしまうということです。
(次回に続く…)

夏期講習会開講!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月23日 10:29 AM
  • 未分類

いよいよ、本日より夏期講習会がスタートします。もちろん、講師一同気合い入りまくりなのですが、正直今年ほど始まったという実感が湧かない「夏期」講習会は初めてだと思います。理由は2つあります。

1つは、天候の問題です。7月に入ってから、過去に例がないほど異常な状況が続いています。気温の低さ、日照時間の少なさ、降水量(時間)の多さ、何を取っても記録的なのだそうです。先日の授業で、「こんな夏は今まで50年間で記憶にないぞ!」という話をしたら、生徒たちがニヤニヤしていました。ある生徒が、「先生、28歳じゃなかったんですか?」と。いかん、そうだった…
私は家では、今年まだ冷房を使っていません。(教室は生徒たちがたくさん入るとさすがに使わざるを得ませんが…) 夜も窓を閉め切って寝てもまったく問題ありません。私は昨年目の手術をして、目のレンズ(水晶体)を人工のものに交換したため、光(まぶしさ)に弱く、太陽が出ている時はサングラスをかけないと外出できない状況です。しかし、7月に入ってから、サングラスをかけたのはまだ1回だけです。ほとんど太陽が出ていないということです。セロトニンが不足しているためか、夜寝られなかったり、イライラしたり集中力に欠けている子どもが(大人も?)増えているという話も聞きました。昨年の7月は日射しも強くてとても暑く、熱中症で倒れる人が多かった記憶があります。そのギャップも含めて、異常気象であることは間違いありません。まだ「夏」が来ていないので、「本当に「夏期」講習なの?」という感じがしてしまいます。

もう1つは、今日もまだ授業や終業式、中には修学旅行も(!)で学校に行っている生徒が何人かいることです。酷い学校(GSの生徒が関わる学校で言うと2校)は、25日まであります。当然、それらの生徒は夏期講習会に穴が開いてしまいます。もちろん、ある程度フォローはしますが、出鼻をくじかれてしまう感じになります。昨年まではなかったことなので、どこの塾も対応に苦慮しているようです。
世間ではあまり知られていないことですが、「学校教育法施行令」とそれに付随する自治体の規則で、公立小中学校の夏休みの期間は明確に定められています。八王子では、7月21日から8月31日までを夏期休業期間とすると明記されています。もちろん、校長判断で(教委の許可を得た上で)変更することが許されているということも規定されているのですが、これはあくまでも特段の事情がある場合の特例です。学校ごとに夏休みの期間を好き勝手に設定していいわけではないのです。ここ数年、「カリキュラムが終わらないから」とか、「行事が多すぎて授業時間を確保できないから」とか、意味の分からない理由でなし崩し的に夏休みを短縮する学校が増えて来ているのは由々しき事態だと思います。明らかに、校長の管理能力の問題です。そのことにより、子どもたちや教員にしわ寄せが行っていることを認識するべきでしょう。塾の運営に支障が生じているからとか、そんな次元の低い話で言っているのではありません。学校教育法(とその施行規則)で定められている夏休みの期間・意義を安易に変えてしまっていることが問題だと感じているのです。

ちょっと話が逸れましたが、いずれにしてもあと20分くらいで夏期講習会がスタートします。生徒たちが三々五々集まって来ています。やはり、みんな気合いが入った顔をしています。大きな成果につなげられるよう、全力で指導にあたります。(「ブログの更新が滞ったらゴメンね」という言い訳です。はい)

内申点廃止へ!?<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月22日 4:23 PM
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私が思うに、内申点制度の最大の欠陥は、「最終的には人が人を評価している」点にあると考えています。定期テストの点数に加えて、平常点も点数化していると言うのかもしれませんが、最後5にしようか4にしようか迷った時は先生の主観でつけているわけです。先生も人間ですから、生徒の好き嫌いや先入観・思い込みを100%排除できていると考える方が不自然です。先生本人や学校関係者に聞いたら公式には絶対に認めないでしょうが、私の知り合いの教師たちは(陰では)「そんなもん、最後は主観だよ」と言っている方が多いです。中には、「親の態度も(内申点に)影響しているかもしれない…」と告白した先生もいます。ということは、内申のことで先生にクレームを入れたりすることは逆効果の場合もあるということです。生徒本人も、保護者の方も、先生と良い意味で仲良くなった方が有利であることは間違いありません。(そもそも、こんなことを書かなくてはならない時点で、内申点が罪深いことはご理解いただけると思います)

さらに問題なのは、内申点をつける立場故に、自分が権力を持っていると勘違いしている先生が少なくないことです。今年もいますが、「そんなことをしていると内申に響くぞ!」とか、「いいんじゃない。内申がどうなるかは知らないけど…」というような発言を日常的にしている先生が結構いるのです。それが、勉強を頑張らせたいとか、提出物や授業態度をきちんとさせたいという目的からの発言であれば、まだ許せるのです。しかし、こういう発言をする「とんでも教師」は、自分の価値観に合わない生徒を排除しようという意識が強く、自分は絶対に正しいと盲信していることが多いため、本人と話をしてもどうにもなりません。我々にできることは、校長や教委にその事実と子どもへの悪影響を伝えて、(少なくとも内申による脅しについては)改善してもらうくらいのことしかできません。
とにかく、「人間が人間を評価することによってその生徒の高校進学や将来が左右されてしまう」という1点だけ取っても、改善すべき理由になると私は思っています。そして、そのことによって子どもたちが委縮して学校生活を送らなければならないこと(実際、今年も何人かそれで苦しんでいる生徒がいます)も、大きな問題であることは間違いありません。

時代も平成から令和に変わりました。ここ数年の、働き方改革の一環としてのブラック労働やパワハラへの風当たりの変化は、目を見張るものがあります。昨年の日大アメフト部の暴力(指示?)事件の頃から少し感じ始めていたのですが、最近のジャニーズや吉本興業の件を取ってみても、今まで当たり前のこととしてやり過ごされた来たことに対して、誰かが「おかしい!」という声を上げることによって大きな社会問題となり、一気に改善・改革に繋がるケースが増えて来ているように感じます。1つには、SNSの発達によって、末端の国民の声(世論)が瞬く間に全国に広がるようになったことが理由として挙げられると思います。正に、「時代が変わった」というような状況が生まれているのです。
だいぶ数は減って来てはいると思いますが、依然として企業や学校の部活等において、昭和の時代を引きずった指導を行っている上司・指導者がいます。(我々の業界も他人事ではありません) 最近世間で問題を起こしているのは、現在40代半ばくらいから50代後半くらいまでの世代の方に集中しています。自分たちがそういう指導の中で育って来ていることと、その年齢になると余程のことがなければ自分を変えることができないためです。

このタイミングで、悪しき内申点を(少なくとも高校入試から)撲滅しようという動きが出始めたことはとてもいいことだと思います。今まではそれ(内申で子どもたちを縛りつけること)が当たり前だったのかもしれませんが、今の時代にはそぐわなくなって来ていると確信します。全国的にこの動きが加速するよう、心から願っています。私も微力ながら、様々取り組んで行こうと考えています。

内申点廃止へ!?<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年7月20日 3:55 PM
  • 未分類

広島県の公立高校の入試において、内申点を使わない制度への変更を検討し始めたのです。現在公立高校の入試で内申点を使っていない都道府県はないので、もしそうなればとても画期的なことだと思います。
県教委(教育長)がこんなことを言っています。

「内申書をめぐっては、教員の評価を気にするあまり、生徒の自由な発言や行動が抑制されるなど、萎縮につながっているという指摘などもあり、これらをふまえた議論を行います」

ぜひ議論だけで終わらずに、具体的な変革に結びつけて欲しいと強く思います。

なぜ広島県でそんな話になっているのかと言うと、数年前に大きな事件があったからです。万引きで補導された生徒がいたのですが、あろうことか担任が間違えて別の生徒の内申書にそのことを記入してしまいました。結果、その(間違えて書かれた)生徒は行きたかった高校の推薦入試を受けることができず、そのことを苦に自殺してしまいました。実際に万引きをした生徒は、(内申書がきれいだったので)推薦入試で合格したというオチもついていました。当然、大きな問題となり、学校や教委にクレームが殺到したそうです。
そんな経緯によって、「高校受験に内申書を使うのはどうなんだろう…?」という議論が巻き起こり、今回の話につながっています。広島県は、今までの経緯を見ると、高校入試の制度はどちらかと言うと保守的な県なのです。その広島県が勇気ある決断をすれば、全国的にこの波が広がって行く可能性もあると思います。

10数年前のことを思い出すと、東京都(都立高校)が入試制度について斬新な改革を行い、一気に復権を果たしました。単独選抜への移行、内申比重の低下と特別選考枠の設定、入試問題の自校作成等ですが、その後特に進学指導重点校において、大学入試の合格実績がどう変化したかは皆さんがご存知の通りです。当時の石原都知事がこれらの改革を主導したことはよく知られています。私は、その頃の都教委の幹部の皆様とお話をさせていただいたことがありますが、皆さん「生徒のため」そして「都立高校の復権のため」に、全力で改革に取り組んでいる様子が伝わって来ました。とにかく、良い制度は早く実行に移そうということで、すごいスピード感で仕事に取り組んでいたことが印象的でした。
それが… ここ数年の様子を見ていると、まったく状況が変わってしまったと言わざるを得ません。今のとんでもない入試制度に変更した際の経緯も私はある程度把握しているつもりですが(ちょうどその頃、私は都の教育モニターに任命されていて、会議の傍聴や高校の授業見学等、様々公的な場所に出入りしていました)、それはそれは酷いものでした。簡単に言うと、誰も子どもたちの方を向いて考えていない様子で、内部の論理だけで話が進んでいました。具体的に言うと、「入試業務の簡略化」と、「中学校におれる秩序の維持」を大きな理由として、今の入試制度への改革(改悪)が進められたのです。そのために、子どもたちに被害が及び、結果として都立高校離れを加速することになってしまったのですから、ある意味自業自得だと言わざるを得ません。
これだけ信頼を失ってしまっている東京都の教育(入試)行政ですが、それを一気に挽回する方法があります。都立高校における内申点の廃止を、(広島県に負けないように)全国に先立って進めることです。私は何度も提案していますが、すべての都立高校でなくてもいいのです。進学重点校等、大学受験を真剣に考えている生徒の層が受験する高校だけでもいいでしょう。ここ2~3年が、都立高校再復権(生き残り)の勝負どころだと感じています。勇気ある決断を期待しています。
(次回に続く…)

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