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2017年9月のアーカイブ

講師の数と質<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月30日 4:57 PM
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GSに入塾してくれる生徒たちは他塾からの転塾組が多いのですが、9月以降の入塾者は全員大手進学塾からの転塾者です。(特に今年に入ってから、特定の塾からの流入が増えています) 昨日入塾手続きをいただいた保護者の方から伺った話が結構衝撃的でした。簡単に言うと、「講師の数が明らかに少なくて、塾に勉強に行かせてもほったらかしにされている。GSは講師の方が多いので安心した」というような内容でした。今まであまり意識したことはなかったのですが、確かに生徒1人あたりの講師の数はとても重要な要素ですし、GSは他の塾に較べるとかなり余裕がある状況だということを改めて認識した次第です。

ここ数年の生徒数は、小6・中3の受験学年が30名程度、全体で100名内外という感じで推移していますが、現在勤務している講師の数は、6名(うち5名が常勤の社員)です。この2年間で毎年社員は1名ずつ増えています。おかげ様で、経営的に余裕が出て来ているからこそ作れている状況ですが、進学塾としては破格の状況なのだと思います。
各教科とも、難関校入試を責任持って指導できる講師が2名ずつ在籍しています。誰か1人がお休みをいただいていても、質問等の対応で困ることはありません。土曜日は全員がフルタイムの出勤日なので、GSタイム等は総がかりで面倒を見ています。講習会でも、最大4教室までしか使わないと決めているので、少なくとも1名~2名の講師は空きコマにしてあります。トータルの持ちコマ数もだいぶ余裕ができました。
簡単に言うと、授業時間中でも授業を担当していない講師が必ず何名かいますし、余裕を持って生徒たちに向き合えているということです。昨日のお話を伺っていて、この状況は当たり前ではないのだということに気付いたということです。

もちろん、数がいればいいというわけではありません。質の部分が重要なことは言うまでもないことですが、この部分についても年々進化していると自負しています。GSには、難関校に一定の合格実績を持ついわゆる「プロ講師」しか在籍していません。その分平均年齢は大手塾と較べると高いですが(現在6人の平均は38歳です)、パワフルなエネルギーは、若手中心の大手塾にもひけを取らないはずです。(元気な「おじさん」が多いということです)
生徒たちの成績の上がり方の推移で見ると、昨年・今年とGSの過去最高を更新しているので、講師の質の向上は数字で証明できていると思います。私は、現在次年度に向けて講師のスカウト活動にも注力しています。2号館の設置や、新しい業態のスタートを検討しているためです。
(次回に続く…)

中間テストは1ヵ月に渡って続きます…<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月29日 6:38 PM
  • 未分類

昨日のブログで一部「誤解」を与えてしまったようなので、再度書いておきたいと思います。
定期テストについて、GSでは「授業の中で」「全体で統一して」の対策は一切行っておりません。ただし、授業時間以外で面倒はかなり見ています。定期テストの期間になると、土曜日・日曜日のGSタイムや、自分の授業のない曜日に、定期テストの勉強をするために多くの生徒たちが集まって来て必死に取り組んでいます。授業のある日も、授業の直前までは定期テストの勉強をしていて、時間になるとバッと受験勉強に切り替えて、この時期の中3生は過去問を解いたりするわけです。(先週・今週などは、講師が教室に入って行ったら、定期テスト用の教材をしまって塾用の教材を出すというような生徒もいます) 切り替えの早さも含めて、これがGSの生徒たちの強さだと思います。普通の生徒たちは、定期テストの期間になると、2週間くらいそちらの勉強に専念してしまったりするわけですから、受験用の学力を養成するのはなかなか難しいはずです。

直前期は、学校の教科書準拠のワークや予想対策問題に取り組んでいる生徒が多いのですが、やることがすべて終わってしまった生徒たちは、何かプリントをくれと言いに来たりします。もちろん、「何かくれ」と言いに来るような生徒にはあげません。具体的に「こういうところが苦手だから、こういう問題をもう少しやりたい」というような相談には対処します。
分からないところを質問に来る生徒も多いのですが、定期テストの前になるとなぜか理科の質問が圧倒的に多くなります。K先生と私が忙しくなるということです。前回も書いた通り、英・数・国の3教科については、(定期テストのレベルであれば)ほとんどの生徒が余裕を持ってこなしているので、あまり困ることはないようです。その分、理科・社会の勉強に時間を取れているのだと思います。
中間テストはまだいいのですが、期末テストになると、実技科目の質問を持って来る生徒も少なくありません。すべてが対応できるとは限りませんが、講師たちで分担して対応できるものに関しては手伝っています。(なぜか、私には体育の質問が多いです。生徒たちにも、完全に体育会系だと思われているようです(*_*))

教科書ワークの状況を点検するとよく分かるのですが、普段からコツコツ取り組んでいる生徒と、テスト前に慌ててまとめてやっている生徒に、くっきり2分されます。当然、テストの結果は前者の方がいい場合が多いです。質問に来るのも、テストの前日になってまとめてたくさん持って来るような生徒は、間に合わないままテストに行くことになってしまう場合が多いです。このあたりの計画性の有無、取り組みの上手い下手で結果に差がついています。もちろん、計画的にできていない生徒たちにはその都度指導をするわけですが、この部分はそう簡単には改善されないことが多いので苦労します。不思議なのは、ハードな部活(特に運動部)に所属している生徒たちの方が、そういう部分の計画・取り組みはしっかりできる場合が多いことです。そういう生徒たちは、テスト前になって部活が休みになると、塾に早く来たり、1日も欠かさずやって来たりして勉強しています。要は、集中力と気合いの問題なのだと思います。

中間テストの結果が返って来た生徒が増えて来ました。結果が楽しみです。

中間テストは1ヵ月に渡って続きます…<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月28日 6:35 PM
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今週もクラスの中で数人が中間テストに臨んでいます。あと2週間くらいこの感じでダラダラと続いて行きます。
うちのような塾は、定期テストの期間中でも平常通りのカリキュラムを進めているので(ある意味定期テストを無視して)、あまり影響はありませんが、定期テストの対策を売りにしている塾は、これだけ期間がバラバラになると対応が大変だと思います。同じクラスの中で、テストがとっくに終わった生徒、真っ最中の生徒、まだしばらく先の生徒が混在しているのですから。

GSの生徒たちは、特に英・数・国の3教科については、中学校のテストで苦労している生徒はほとんどいません。毎回、クラスの平均点は90点を超えている科目が多いです。塾でかなり早い段階でカリキュラムを消化して、確認テスト等で何度も訓練をした上で、さらに中学校で復習的に学習してから、塾で学習した内容よりもかなり解きやすいレベルのテストに臨むわけですから、余裕があるのは当然です。毎回、ミスのある・なしで結果が決まってしまっているような状況です。もちろん、中学校の教科書の内容にマッチした形の問題に慣れておく必要はあるので、教科書準拠のワークとテストの予想問題集を購入してもらって、早い段階から取り組ませています。

中学校の定期テストは、このくらい余裕を持ってこなして行けるようでないと、難関高の受験には対応できませんし、高校進学後もついて行けなくなります。はっきり言って、定期テストの対策を塾でやってもらわないと勉強できないような生徒は、将来長い目で見た時に必ず壁にぶつかるはずです。そういう意味では、手取り足取りやらせている塾が、生徒たちをスポイルしているとさえ感じています。
1つ見極めのポイントは、中学校ごとの定期テストの過去問を集めて、次の年以降の生徒たちに配ってやらせているような塾です。そもそも、コピーをそのまま配付するのは、著作権法に触れる犯罪行為です。それを売りにしている塾が存在することが理解できません。先生ごとの問題傾向を分析して、塾でオリジナルプリントを作ってやらせている塾もあるようです。その手間と努力には敬意を表しますが、賛同はしません。結果的に生徒たちのためにならないと考えているからです。それが入試問題(過去問)のレベルであれば、理解できるのです。中学校の定期テストのレベルで、そんなことまでしてあげないと勉強ができなくなってしまうことが問題だと思うのです。

その部分は塾の方針・考え方の違いですから、他の塾を批判・否定しても意味のないことだと理解しています。GSでは、そんなことはしないということです。そういう部分を塾に期待している生徒は、うちには合わないというだけのことです。ぜひ、そういう部分を売りにしている塾を探してください。
(次回に続く…)

教育無償化続報<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月27日 12:58 PM
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本日出勤途中の信号待ちの間に、幼稚園のバスを待っている保護者の会話が聞こえて来ました。幼稚園無償化の話題でした。
「でも、2020年からって言ってたわよ~」「え~っ、もっと早くしてくれないのかしら…」「そうよね~。うちはお金ないから、下の子は3年保育には通わせられないな…」「ほんと。早くしてもらわなくちゃ、破産しちゃうわ〜」「ねぇ~、ちょっと不公平よね~」というような感じでした。
まるで、私にブログネタを提供するために話をしてくれていたかのようでした(笑)。今年からスタートした東京都の私立高校無償化の件でも同じような話をだいぶ聞きましたが、今高い保育料を払って保育園・幼稚園に通わせているような保護者は、「何で自分たちの時にしてくれないのよ」という不公平感も感じているのだということも理解しました。ちなみに、八王子は公立の幼稚園が1つもなくてすべて私立なので、月の保育料は3~4万円程度が相場なのだそうです。GSより高いじゃないか… それで兄弟2人が通うとなったら、家計への負担はかなり大きいことが理解できます。
全然話が逸れますが、この幼児教育の無償化は、塾にとっても明らかにボジティブファクターです。3歳~5歳の間に教育費を使わないで済むので、その後の受験や塾通いの費用にプールしておこうという動きが出て来るはずだからです。実際、早くも経済市場に影響が出始めています。一時的なものかもしれませんが、昨日・今日で大手塾の株価が目に見えて上がっているところが多いのです。これは幼児教育無償化の影響と考えていいでしょう。GSは公開企業ではないのでこの部分は直接は関係ありませんが、この追い風には乗れるようにしたいと考えています。まだ詳細は書けませんが、次年度以降に向けて、経営方針の修正があるかもしれません。

とにかく政府には頑張って欲しいと思いますが、ただ総選挙の状況が、数日前にブログを書いた時と大きく状況が変わって来ました。数日前に私は、「現在の政権与党(自公)で過半数を確保するのは問題ないばすなので、この公約は実現されるはずだ」というようなことを書きました。現在の野党の状況を考えても、そこが崩れるという可能性は誰も感じていなかったのではないでしょうか。しかし…
一昨日、安倍総理の会見の数時間前に、小池都知事が会見を行い、新党(希望の党)結成と自らの党首就任をぶち上げたのです。その後の政局の動きを見ていても、今回の選挙とその後の国政に大きな影響が出て来ることは間違いないでしょう。聞くところによると、2月には「希望の党」の商標登録がなされていたり、かなり早い段階から準備が進められていたようです。
今回の総選挙で獲得する議席数によっては、連立内閣→政権交代→初の女性総理誕生(?)という可能性も0ではないと感じさせてくれるくらいのパワーを感じます。万一そうなったら、この与党の公約はあまり意味がなくなってしまうわけです。希望の党(小池さん)は、消費税の増税には反対の立場なので、少なくとも財源の見直しは必要となります。
ただし、様々調べてみると、小池さんは今の政権与党以上に、待機児童の解消や幼児教育の充実を謳って来ている経緯があります。もしそうだとすると、それこそ2020年より早いタイミングでそちらに舵が切られる可能性があるかもしれません。

まぁ、すべて憶測の域を出ないわけですが、いずれにしても今後10年くらいの教育の方向性に大きな影響を与える選挙となることは間違いありません。私の中で確信があるのは、今回の選挙は「子育て世代の女性たちを舐めると痛い目に合う」であろうということです。それほど、子育てについての不満・不安が鬱積して来ているのを感じるのです。

教育無償化続報<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月26日 1:37 PM
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昨日、予定通りに安倍総理が会見を行い、衆議院の解散・総選挙と政権与党としての公約を正式に表明しました。公約はマニフェストのような形で文章化されたものを読んだわけではありませんが、総理の会見の文字起こしが手元にあるので、それを基に教育に関わる部分を抜粋してみます。

〇消費税の8%→10%の増税を、予定通り2019年10月に行う。その増税分の使い道を、今まで提示していたものから大きく見直す。
〇社会保障を高齢者中心から「全世代型」へ大きく転換し、特に子育て世代への投資を重視する。
〇2020年までに、3歳~5歳までの幼児教育(幼稚園・保育園)を完全無償化とする。
〇0歳~2歳の保育園等については、所得の低い家庭のみ無償化とする。
〇上記無償化と並行して、待機児童解消を進めるために、32万人分の受け皿を用意する。
〇大学等の無償化については、「所得が低い家庭の子ども」、「真に必要な子ども」に限って実施する。
〇上記とは別に、給付型奨学金を支給額も含めて大幅に拡充する。
〇リカレント(生涯)教育を拡充する。そのために大学の枠組み変更も含めた改革を強力に進める。

ほぼ、事前に予想された内容でした。やはり、幼児教育は完全に無償化、大学等の高等教育は(必要な子どものみに対しての)限定的な無償化という結論に落ち着いたようです。奨学金制度の変更も含めた具体的な青写真は、まとめるのに今年度いっぱいかかってしまうという話もありました。それを見てみないと、どういう学生が無償化となるのかが、まだはっきりしません。これから大学に進学する子どもを持つご家庭にとっては、大変影響が大きな話です。
(次回に続く…)

中間テストは1ヵ月に渡って続きます…<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月25日 1:57 PM
  • 未分類

中学生の中間テストシーズンを迎えています。本日以降今週行われる中学校も多いのですが、早いところは9月中旬に終わっていますし、遅いところは10月中旬に予定されています。GSはとても多くの中学校から生徒が集まっているので、1ヵ月に渡ってクラスの誰かしらが中間テストを受けていることになります。期末テストはほとんど同じ週に集中しているのですが、この時期の中間テストは年々期間が分散して来ています。2期制の学校が多いというわけではありません。一番大きな理由は、他の学校行事との兼ね合いです。なぜか八王子は、ほとんどの中学校で修学旅行がこの時期に行われるのです。日程は抽選で決まるようですが、そちらも今週・来週がピークです。体育祭がこの時期にある中学校もありますし、それらの行事をはずして中間テストを行うため、これだけ分散した日程になってしまうわけです。

GSは、都立進学重点校や早慶・MARCHの付属高校等、難関校専門塾のため、授業の中では定期テストの対策を行っていません。中1のうちから、入試問題のレベルを意識して、ゴールから逆算したカリキュラムで授業を行っています。定期テストについては、授業の時間外で面倒を見ています。テスト前は、土曜日のGSタイムや平日授業のない日には、学校の範囲の勉強をしていて、質問や相談に来る生徒が多いです。理科・社会の質問が多いのが特徴です。学校の教科書準拠のワーク・対策テストを持たせて取り組ませているので、テスト範囲の勉強の絶対量は確保できていると思います。
毎回思うのですが、テストがいつあるかは年間スケジュールで最初から分かっていて、2週間前にはテスト範囲が明示されるのですが、余裕を持って準備を進めている生徒はいつもそうだし、前日になっても終わっていなくてバタバタしている生徒はいつもそうなっています。計画性の有無の違いと言ってしまえばそうなのですが、定期テストの準備を自分で計画的にできないようでは、入試に向けての本格的な受験勉強がうまく進められるわけがありません。
(次回に続く…)

教育無償化の方向性が急展開<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月22日 5:29 PM
  • 未分類

現政権の政策の目玉として、「人づくり革命」が掲げられています。教育に力を入れて、次世代を担う若者たちをしっかり鍛えて行こうという趣旨ですが、その中で特に注力しようとしていたのが、幼児教育と高等教育の無償化なのです。
今までの社会保障は、医療・介護等の高齢者福祉を中心としたものだったことは否めません。それをこのタイミングで、若者や子育て世帯への支援を強化する「全世代型」の社会保障に舵を切ろうとしているということです。選挙のことだけを考えると、(母数と投票率が高い)高齢者向けの政策を打ち出しておいた方が無難なのでしょうが、例の「保育園落ちた日本死ね!」の一件と、東京都が国に先んじて私立高校の無償化を進めたことにより、だいぶ風向きが変わって来たように感じています。
私は、政策や政党の公約に関しての世論や選挙の情勢において、インターネットの影響が大きくなって来たことが一因になっていると思います。高齢者はネットの利用率が低いので、ネット上での世論はどうしても若者や子育て世代(30代~40代)が中心として発信することになります。これだけネットの影響が大きくなったので、政府も政党もネット上の世論を無視できなくなっています。あっという間に数万人・数十万に情報が行き渡るのですから…

大学の無償化が実現するかどうかは、消費税増税分をどこまで教育無償化に使えるかという攻防の末に結論が出ると思います。プライマリーバランスの黒字化を含めた財政健全化の計画が崩れることも、政府としては避けたいはずです。
今回の選挙の公約では、このあたりまで踏み込んだものは出て来ない可能性が高いですが、教育無償化とその財源の確保について、ある程度具体的なものが示されるはずです。(もしかすると、部分的には消費税の増税を待たずに実行に移すという公約が出て来るかもしれません) その内容を、じっくり読んでみる必要がありそうです。それを基にして選挙で有権者がどう判断するのかによって、教育無償化の今後の方向性がほぼ決します。そういう意味では、教育業界にとっても非常に重要な選挙となりそうです。

教育無償化の方向性が急展開<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月21日 4:43 PM
  • 未分類

2019年10月から消費税が10%に増税となります(まだ予定ですが…)。増税分の2%で、年間5~6兆円の増収が見込めているわけですが、当初そのうちの8割は国の借金返済等に充て、2割を医療・介護を中心とした社会保障に使われることになっていました。しかし、このタイミングでそれを見直し、借金返済分の割合を大幅に縮小して、残りを教育無償化のために使うという案を明示したのです。

なぜこのタイミングでそんな話が出て来たのかと言うと、衆議院の解散・総選挙が10月に行われることがほぼ決定したために(25日に安倍総理が会見して正式に発表される予定です)、自民党の公約の目玉として「教育無償化」を前面に出すということを決めたということです。はっきり言えば、野党第一党に大きな失策があり、このタイミングで総選挙をやれば勝てると確信したから決断したということなわけですが、解散の大義名分・選挙の総点としては「教育無償化」の話は非常に分かりやすく、大衆受けすると共に、自民党への批判の矛先をかわすには好都合なのでしょう。そういう意味では、自民党の選挙の進め方は非常にうまいと感じずにはいられません。
例の「もりそば・かけそば問題?」や「この〇ゲ~!」問題等、自民党にも様々な逆風がありましたが、今選挙になれば、与党で過半数を確保することは問題ないはずなので、公約に掲げたことは、法整備が必要なものも含めて、実現性は高いでしょう。問題は、憲法改正に関わる2/3が確保できるのか…という点です。それも行けると考えたからこそ、このタイミングの解散なのでしょうが、私はそのラインは決して甘くないように感じています。小池さん(若狭さん?)のところの新党が今回の総選挙に間に合うのか?、特に憲法改正についてどういう立ち位置になるのか?、(現在フリーの)橋下さんがどういう動きを見せるのか?等、客観的に見るとなかなか興味深い選挙です。

すみません。選挙の話ではありません。「教育無償化」です。
ということで、消費税の増税分を教育無償化に回すということになった場合、(今までの計画と比較しても)財源が一気に確保できることになるので、話が進んで行くことになるでしょう。幼稚園・保育園等幼児教育(3歳~5歳)の無償化は、年間7300億円程度で実現できるので、これはすぐに実行に移されるはずです。まずこちらが優先されるという話は以前から出ています。(これから子育てに関わるご家庭にとっては大きいですよね…) 問題は、大学等の高等教育の無償化です。現段階の試算だと、こちらには年間3兆7000億円程度必要なようです。幼児教育と比較しても規模がかなり違うのです。
(次回に続く…)

教育無償化の方向性が急展開<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月20日 12:16 PM
  • 未分類

教育無償化の件については、以前からこのブログで様々発信して来ました。今年度からスタートした東京都の私立高校無償化の件は、まだ世間にあまり浸透していないうちから詳細に触れていたので、かなり反響がありました。無償化の件をこのブログで初めて知ったという方も多く、「その情報のおかげで、今春私立高校へ進学させることを決心できた。もし知らなかったら、子どもの意に反して都立高校へ進学させていたかもしれない」という感謝のお言葉もいただきました。
そういう意味では、自治体や学校からの発信があまりにも遅い(というかほとんどない)ことが問題なのだと思います。せっかくすばらしい施策を断行したのに、生徒・保護者に周知が徹底されないのでは意味がありません。私立高校に進学した後に自ら申請をしなければ補助金は出ないわけで、(歳出抑制のために)そういう家庭が一部出ることを期待しているのではないかとすら感じてしまいます。
ちなみに、今年の私立高校の学校説明会では、(特に募集に困っている高校は)この無償化制度のことを丁寧に説明している高校が多いです。先週説明会を行ったある高校では、「うちは授業料が安いので、全額都からの補助金で賄えますよ」という直接的な言い方をしていました。経済的な面でも、私立高校が都立高校に対抗できるようになって来たのはとてもいいことだと思います。

さて、国の施策としての教育無償化の話が一気に急展開しそうです。主に幼稚園・保育園等の幼児教育と、大学等の高等教育の無償化について、ここ数年国としては何とか進めようとして来ました。しかし、どうしても財源が足りなかったのです。これからますます高齢者が増えて行く中で、そちらを削るのが難しいのは自明です。小泉進次郎議員を中心として「子ども保険」の新設という案も提案されていましたが、与党内で反対意見も多く、なかなか前に進められていなかったようです。
そんな膠着状態を一気に解消する話が出てきたのです。「消費税を2%上げる分の財源を教育無償化に回す」という案です。
(次回に続く…)

キッズウィーク導入正式決定<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2017年9月19日 12:46 PM
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<問題点その2>
私がさらに問題が大きいと考えているのは、この夏休み短縮の話が、子どもたちや家族団らんのことを考えて出て来た話ではないということです。もともとは、学校の教員の働き方改革の話の流れから出て来たものなのです。夏休みを減らして授業日数を確保することによって、普段の1日の授業の時間数を減らして、教員が夕方早く帰れるようにするという趣旨です。
確かに、今学校の先生方は、明らかに過重労働の状態にあると思います。ある調査によると、教員の半分以上が「過労死危険ライン」を超えて残業をしているということです。私の知り合いの教師たちに話を聞いていていても、朝7時台に出勤して、帰れるのは夜7時~8時というのが日常的な状態になっている方も多いです。まともに休憩が取れなかったり、持ち帰りの仕事が多かったり、土日は学校行事や部活の指導でつぶれてしまうというのもよく聞く話です。世間一般の方は「誤解」をしていることが多いと思うのですが、先生方は夏休みも通常通り出勤している日が多いのです。授業がないので有給を取りやすいということはありますが、まとめて休めるのは世間の皆さんと同じお盆前後の期間だけというケースがほとんどです。プールや部活の指導、研修会への参加等のスケジュールがビッシリ詰まっていて、普通の時より忙しいと言っていた方もいます。そんな状況で、「先生たちはいいよね。夏休みがたくさんあって」と言われるのはとても辛いそうです。

ちょっと話がそれました…
先生方の働き方改革を進めるのは絶対に必要だと思います。それならそれで、そのことを徹底して行けばいいわけです。話を伺うかぎり、日常の勤務についても改善できることはたくさんあります。私が具体的に感じていることは、「(必要のない)部活指導」「(無駄な)職員会議」「(無駄な)報告書作成等の事務仕事」の時間の削減です。外部の指導員や事務職員も含めて、職員の数を増やすことが必要かもしれません。民間企業と同じように、夜5時なり6時なりに強制的に終業する仕組み作りも検討すべきでしょう。
そういう本質に踏み込まないで、子どもたちの夏休みを減らすことによって普段の過重勤務を解消につなげようと安易に考え、それをあたかも子もたちや家庭のためであるというような論調で推し進めようとしていることが大問題だと思うのです。プレミアムフライデーの件もそうですが、アリバイ作りのための施策だと言われても仕方ないでしょう。
と書いていて、もしかして「有識者会議」のお偉いさんや大臣・官僚は、そんなアリバイ作りの感覚すらないのかもしれないと感じてしまいました。本当に直接的な効果が大きいと考えて提案しているのではないかと… そうだとすると、今後もこういう意味のない改革がどんどん現場に降りて来て、子どもたちはもちろん、保護者や先生方も含めて、かえって負担が大きくなってしまうようなことが多くなってしまうのではないかと懸念します。

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