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2013年1月のアーカイブ

2匹目のドジョウ

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月31日 12:58 PM
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本日発売の雑誌「女性セブン」(小学館)に、私が写真付きで掲載されてしまいました… と言っても、スキャンダルではありませんのでご安心ください。(^_^;) 受験特集で取材を受けたのです。タイトルは、「受験の神様降臨!験かつぎグッズ&祈願スポット教えます」。もちろん、私が受験の神様として崇め奉られているわけではありません。もう、想像がついている方も多いと思いますが、先日の「験担ぎ」に関するブログが、編集者の目に止まり、依頼を受けたのです。記事の中では、なぜ蛸の御守りが流行っているかというようなことを、説明したりしています。(ちょっと恥かしいぞ…)
確かに、ネットで「受験の験担ぎ」で検索すると私のブログが上位でヒットしたりしますし、そもそも「験担ぎグッズ評論家」を名乗っている(?)塾関係者は、全国広しと言えども私ぐらいでしょうから、こういう企画を行う時に指名される確率は高いのだと思います。(もちろん本来の塾講師としての仕事も評価されてのことだと信じていまずか…) そういう意味では、先日のブログにも書いた通り、「2匹目のドジョウ」がいたということになります。女性誌に名立たる芸能人たちと並んで写真が掲載されているのは、「イケメン塾講師」としての面目躍如というところでしょうか…(笑) 皆さん、ぜひ今週号の「女性セブン」をお買い求めください。(少しは営業にも貢献しようっと…)

ちょっと残念なことが2つ。本来は先週号に掲載される予定で進んでいたのですが、紙面の都合で1週間繰り延べされてしまったのです。明日から東京の中学入試が始まりますし、高校受験も大学受験も、実質もうスタートしています。今さら、験担ぎグッズや神社を紹介されても…という感想を持つ読者の方も多いと思います。
さらには、験担ぎ等だけではなく、昨今の受験の状況や、受験直前の親の心構えについても依頼を受けて語ったのですが、そちらは全面的にカットされてしまいました。塾の講師として、どちらかと言うとそちらが伝えられると思ったから取材を受けたのに… とても残念なので、その幻の原稿を以下に掲載します。(私が書いたもので、掲載されていない部分ですから、著作権上も問題ないでしょう) 受験生をお持ちの保護者の方は、ぜひこちらも併せてお読みください。

<最近の中・高受験の事情>
〇子どもも親も、偏差値だけで学校を選ばなくなってきている。大学を出たとしても就職が依然厳しい状況なので、子どもに合っていて、将来に向けて本当に価値のある学校を吟味して選ぶようになった。立地条件(最近はあまり遠くまで通わない)、制服や施設、学校の雰囲気等も重要なポイント。特に高校入試において、男子校・女子校の人気が低下していて、明確な共学志向が窺える。
〇東京では、都立中学・都立高校の人気が急上昇。都内の小6生の1割が都立中学を(私立中学は2割弱)、中3生の7割が都立高校を志望している。不況の中で、授業料無料の都立が支持されている側面はあるが、教育・指導の差別化による大学進学実績の向上が背景にある。私立中高は、生徒が集まらず、経営的に厳しくなってきているところも多い。
〇都立中学の入試では作文等、完全記述の問題が中心。文章や問題も抽象的でレベルが高いものが多い。都立高校の推薦入試では、今年度から作文・面接に加えて、「集団討論」が導入された。論理的な思考力と、表現力・協調性等が問われる。入試制度が毎年のように変わるため、受験は情報戦の要素が強くなってきている。(集団討論に代表されるように)、きちんと対策を立てた生徒とそうでない生徒の合格率に差が出てくるだろう。
〇子どもたちが、精神的に幼く、弱くなってきていることを感じる。(特に男の子は)あまり自分の気持ちを言わない子どもが増えている。そんな中で限界を迎えると、突然プツッっと切れて何もかも投げ出してしまう場合もあるので、親や教師が注意して精神面のケアをする必要があると思う。(特に受験期)
〇逆に、小学生の女の子は、お母さんと仲良くてベッタリの関係になってしまっている場合がある。受験にとってこれはマイナスとなる場合もあるので、適度な距離を取ることも必要。

<親が子どものためにサポートしてあげられること>
〇特に小6生は、入試当日、一緒に学校まで行ってあげて欲しい。電車や道に迷わないようにすることだけでも意味はあるが、最後の最後まで傍にいてあげることで、安心できる子どもは多いと思います。
〇受験の事務手続き(お金の払い込み等)を万全に準備してあげること。子どもがここを心配しているようでは、試験に集中できません。以前、第一志望校に合格したのに、保護者の方が手続きを忘れてしまったために、その学校に通うことができなくなったケースがありました。
〇健康管理(食事・睡眠・風邪をひかせない)
 以前、験を担いで「カツ」ばかり食べさせられて、入試直前にお腹を壊してしまった生徒がいました。
〇精神面のフォロー
 自信を持たせて、いい精神状態で入試当日送り出してあげること。生徒たちの話を総合すると、「いつも通り普通に接して欲しい」という声がほとんど。親が不安になると、子どもに不用意なことを言ってしまうケースがあるので注意が必要。「ちょっと待て、そのひと言がダメにする」
〇最後まで、子どもを信じてあげること。これが一番重要です。親の本心を、子どもは敏感に感じ取ります。入試前日は、「ここまでよく頑張って来たね」と、目を見て褒めてあげてください。それで、すべて伝わります。

教育関連で気持ち悪いニュースが多すぎる<続報>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月30日 12:58 PM
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先日、「教育問題で気持ち悪いニュースが多すぎる」というタイトルでブログを書きましたが、その後ますます「気持ち悪い」方向に事態が進んでいるので、再度取り上げたいと思います。

まず、学校の先生の1月末退職問題。下村文科大臣が、「絶対に許されない。教委を通して指導する」と発言して、物議を醸しました。確かに、最後の2ヵ月を残して、お金のために教師が生徒を見捨てるということについて、道義的に後ろ指を指されるのは仕方ないと思います。早期退職という苦渋の決断をした先生方も、そのこと(多少の非難)は一定覚悟していたはずです。しかし、そのことと、国の教育の総責任者が、法的に問題がないことを「絶対に許されない」と発言することは、まったく次元が違う話だと思います。
ただし、私が一番「それはおかしい!」と感じたことは、そのことではありません。早期退職を取り止めて3月まで働くことにした教師が賞賛されていたり、自治体によっては、早期退職をした上で、2ヵ月限定の再任用で同じ学校で勤務することを認めるところが出てきていることです。
最初から1月末での退職の意思を表明せずに、退職金の減額を甘んじて受けて、最後まで職務を全うしようとしていた先生方もたくさんいるのです。その先生たちについては、そういう情報すら出回っていない場合が多いと思いますが、一度退職表明した後に撤回した先生が英雄扱いされていることに違和感を感じるのです。さらに、ちょっと考えれば分かることですが、最初から3月末退職を表明していた教師がいる中で、1月末退職で再雇用を認められた教師がいるということは、とても不公平な状況になるわけです。再雇用時の給与は、今までよりは何割か減らされるようですが(民間では半分~6割程度のケースが多い)、退職金を満額もらった上でその恩恵を受けて、しかも、生徒・保護者にはその事実(2ヵ月の再雇用)は伝えられないというのです。一方、最初から3月末退職の意思を示していた教師が、では自分も1月末退職→再雇用にしてくれと希望しても、今さら時期的に認められないそうです。(公務員も、定年を待たずに退職する場合は、少なくとも1ヵ月前に退職願を出さないとならないのです) その先生方は、退職金が当然のように100万円以上減らされるのです。各教委も、後釜の2ヵ月だけの教師を探すのが大変なので、渡りに舟の選択だったのでしょうが、正直者がバカをみるこんな制度が、社会的に認められるとは到底思えません。

もう1つは、体罰問題です。大阪の当該の高校で、体育科の募集停止は決定していますが、その後、バスケ部の秘密の「寮」の存在が明らかになったり、在校生が学校批判や飲酒・喫煙等で無期停学になったり、保護者・OBを中心に「〇〇高校応援団」が結成されたり、依然として混乱が続いています。
しかし、これについても、私がとても「気持ち悪い思い」をしているのは、他に理由があります。毎日のように、各地の中学校・高校で体罰教師の実態が明らかになり、処分されたり、報道されたりしていることです。駅伝の常勝校の顧問をはじめとして愛知県が特に先行していますが、今後すべての都道府県でどんどん同じことが噴出してくると思います。(今日は、柔道の全日本女子の監督の話まで出てきました。ロンドンオリンピックのあの悲壮感はそういうことだったのか…と改めて納得した次第です) 今まで当たり前に体罰を行っていた教師たちは、今頃とても首筋が寒い思いをしているはずです。
いじめ問題の時もそれを強く感じましたが、生徒の自殺という大きな問題が起こったから、その学校のことが問題として取り上げられているだけで、全国的に似たようなレベルのいじめや体罰はあちこちで行われているのです。実際、うちの生徒たち(中学生・高校生)に聞いても、自分の学校でもいじめ体罰はある(あるいはあると思う)と答える生徒がほとんどです。程度の問題と、生徒が何らかの行動(自殺や告発)を起こさないと公にならないというだけの話です。私が問題だと感じているのは、ここでも不公平感がプンプンしていることです。現状では、たまたまそのことが公になった教師だけが処分されて、隠蔽した教師は何のお咎めもないという状況なのです。
今、学校での生活指導や、部活の指導は大きな転換期を迎えています。学校の自治活動や、運動部の勝利至上主義の体質も見直されていかざるを得ないでしょう。もしかすると、塾での指導にも影響が出てくるかもしれません。もちろん、体罰はあってはならないことですが、成績を上げるため、受からせるためには、ある程度生徒を追い込まなくてはならない場面があるのです。今後は、多少成果に目をつぶってでも、生徒の自主性を優先して…という風潮が強くなっていくのだと思います。
政府が作成した「いじめ防止法案」を見ました。体罰がいじめの一種として取り上げられているのには、不謹慎ですがつい笑ってしまいました。さすがに、差し戻されたようですが…

体調管理

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月29日 5:31 PM
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今、一番気をつかっているのは、生徒たちの体調管理です。今、風邪をひかれたら、確実に今週末からスタートする本命校の入試に影響します。私立中が2月1日、都立中が2月3日、高校入試も2月1日から一般入試がスタートです。今年の風邪は、お腹にくるケースが多いようですね。(ノロも怖いです) そんな状態で入試に行くのは避けなければいけません。
それぞれの学校では、インフルエンザが流行り出したようです。首都圏では、2月上旬~中旬がピークだという予測が出されています。小6・中3生は、ほとんどの生徒が予防接種を受けていますが、型が違うと効かなかったりします。(香港とかソ連とか… もうソ連はないというのに…)
しかし、生徒たちは無防備です。家に帰って手洗い・うがいをしていない生徒がいたり、平気で薄着で外を歩いていたり、冷たいものをガフガフ飲んでいたり… もうちょっと体調管理に敏感にさせないといけない時期を迎えます。ここは、保護者の方にも全面的にご協力いただく必要があります。夜お風呂から出た後に、寒いところで勉強していたりすると、風邪を引く確率は格段に上がります。栄養バランスの取れた食事としっかりした睡眠が風邪の予防には一番のようですし…
くれぐれも「ウ・カール」や「キット・カット」や「たこのウィンナー」を食べすぎたりしないようにね!

人の振り見て…

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月28日 12:12 PM
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昨日の夜、近所のファミレスで食事をしました。日曜夜の食事時だったので、家族連れも含めて結構賑わっていました。その時に起こったできごとで、様々考えさせられることがあったので、ご紹介したいと思います。

突然、私の後ろのテーブルの初老の紳士(歳は60歳前後か?)が、オーダーを取っていた女性店員(大学生のアルバイトかな?)に大声で怒鳴り始めました。言葉遣いを間違えたのか、モタモタしていたのか分かりませんでしたが、いずれにしても「大したこと」でなかったのは間違いありません。「いい加減にしろ!」「上の者を呼べ!」と始まり、ペコペコ謝る女性店員の言うことを一切聞かず、結局、店長らしき人がやって来ました。そこでも、ひとしきり「あなたの立場は?」だの、「どういう教育してるんだ!」だの文句を言って、店長(らしき人)がひたすら頭を下げたことで終わりましたが、その後、連れ(奥さんと子どもかな?)に対して、「あまりにもひどいので指導してやった」というようなことを言って、とても満足した様子でした。
ほとんど満席の中で大声を上げて、周囲の客も明らかに迷惑そうな顔をしていたのと、店員さんがあまりにもかわいそうだったので、これ以上続いたら自分が立ち上がろうと思っていたところでした。「あなたの方が迷惑だから、静かにしてくれ」と… 店員さんが何か大きな失敗をして迷惑をかけたならともかく、オーダーを取ろうとして来た直後だったので、あんな言われ方をする筋合いはない状況でした。明らかなクレーマーで、私が店長だったら「どうぞお引き取りください」と伝えていたかもしれません。

せっかくのごちそうがまずくなってしまったわけですが(でもおいしかったけど…)、その後家に帰ってから様々考えたら、そのおじさんがちょっとかわいそうに思えてきました。身なりはしっかりしているし、年齢からしても会社のお偉いさんか、定年退職直後という感じでしょう。団塊の世代の方でしょうか? 自分の子どもよりずっと若い店員をつかまえて、些細なことで文句をつけて、ペコペコ謝らせたり、「ご指導ありがとうこございます」と言われ悦に入っているのです。自分では、「指導をしてやった」というつもりなのでしょう。自分の部下と勘違いをしているか、あるいは部下が言うことを聞いてくれない憂さをはらしているか、会社を辞めた寂しさを紛らせているか、そんなところなのだと想像します。いずれにしても、周囲の人たちからすれば、いい迷惑でしかありません。
長年会社の一線で働いてきて、それなりに会社にも貢献してきたのでしょうが、「晩年にああいうことをしないと自尊心を保てないのか…」と考えると、ちょっと哀れな感じを受けてしまったのです。(自分より目上の方に対して、失礼なもの言いであることは十分自覚しています。態度があまりにもひどかったので、書いてしまいました)

世間的にも、この世代の方にはそういう方が多いということを見聞きする機会が多かったのですが、自分で目の当たりにして、「そうか、そういうことか」と納得してしまった次第です。
自分は、ああいう歳の取り方はしたくないなぁ。

都立高校推薦入試スタート!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月27日 4:30 PM
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本日より、都立高校の推薦入試がスタートしました。本日「より」と書くのは、明日も引き続き入試が行われるからです。(進学重点校を中心に、1日だけで終えてしまう高校もいくつかありますが)ほとんどの高校は、本日「作文」と「集団討論」、明日「個人面接」を実施します。2日間連続で同じ高校の入試に行くというのは、何か変な感じがします。

生徒たちが三々五々帰ってきて、報告を受けました。作文や集団討論の形式は、ひと言で言うと、予測の範疇内でした。集団討論のテーマは、中学校や高校の学校生活で実際に起こり得る状況設定が多かったのですが、その分、作文の方で抽象的なテーマを課した高校が多かったようです。「幸せとは何か」とか… 課題文を与えた高校も結構ありました。ポイントは、「抽象的なテーマを、自分の具体的な体験や思いに変換して書くことができたか」だと思います。
集団討論の形式も、学校により様々でした。ほとんど先生が仕切ってくれた高校と、司会進行も含めて生徒たちに丸投げされて30分放置された学校とはっきり分かれました。トップ校で言うと、国立が前者、西が後者でした。学区3~4番手校あたりでも、「放置」された高校もあり、高校のレベルというよりは、先生方の考え方で形式を決定したようです。都教委は一貫して「形式は高校ごとに任せる」と言っていたので、高校ごとの考え方を反映しているのは、ある意味あるべき姿だと思います。

生徒たちとは、明日の面接について最終確認をしました。今までだいぶ練習をしてきたので、もうあまり心配していないようです。どちらかと言うと、作文や集団討論の方を気にしていたので、今日終わったことにより、ホッとして気を緩めないようにさせなくてはなりません。
生徒たちは、そのまま日曜特訓の授業を行っている教室に入っていきました。この頑張りが結果に結びつきますように…

1点の重み

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月26日 11:24 AM
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夏にも書きましたが、入試の本番は1点・1問で天国と地獄が分かれます。ボーダー(合格最低点)が180点だとすると、180点取った生徒は合格発表の掲示板に自分の番号が載ります。しかし、 179点の生徒は、どんなに泣こうが喚こうが、その学校に通うことはできないのです。考えてみたら、どの学校でも、ボーダー付近には大変多くの生徒が犇めきあいます。特に高校受験の方では、私立も都立も実質倍率2倍程度の高校が多いのですが、点数が正規分布になるとすると、ボーダー付近に最も多くの生徒が並ぶわけで、1点で泣き笑いが起こるのは、当然の結果なのです。

この時期生徒たちは、自分が受験する学校の同じ年度の入試問題(過去問)をすべての科目そろえてやって、合格最低点と較べたりしているのですが、正にこの「1問の重み」を痛感する機会が多くなっています。合格ライン対して、1問圏内で滑り込んだり、逆にあと1問取っていれば合格だったり… そんなバトルを日々繰り返しています。テスト返却後にやり直していると、集中力に欠けたミスを発見して、「う゛ぁ?っ!」と叫んでいたりします。特に、都立中の適性検査は、1問の配点が10点とか15点とかあったりするので、たった1つの読み間違いで10点以上が消えてしまうようなことがざらにあります。生徒たちはこういう経験をしながら、「入試の本番は紙一重のところで決まるのだ」ということを体で理解していくのです。

今日も、中3の授業で過去問バトルを行います。明日、都立高校の推薦入試ですが、一般入試用の勉強も並行してやっていかなくてはなりません。受験生にとって、シビアな日々はまだまだ続きます。

都立高校推薦入試応募者数確定!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月25日 11:38 AM
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都立高校推薦入試の出願が出揃いました。昨日の夜中に、都教委から応募状況が発表になりました(これもツイッターで情報が入ったため、リアルタイムで確認できました)が、正直驚きました。例年と較べて多少出願者数は減りましたが、微減に留まったのです。(昨年31,239→今年29,492人 5.6%減) 少子化に伴い、高校の定員も減らしているため、実質倍率は上がっている状況なのです。(昨年2.9倍→今年3.2倍)
今年から全校で、面接・作文に加えて、集団討論が実施されることになり、ほとんどの高校で入試が2日間に渡って行われることになりました。受検生の負担がかなり増したため、応募者はかなり減るのではないかと言われていました。私は、2割程度は減るのではないかと予測していました。蓋を開けてみたら、5.6%減というのは誤差の範囲で、やはり都立人気は強いなぁというのが実感です。今年も、都内の中3在籍生徒の38%が出願したことになります。
全体的には、女子の方が応募者数が多くなっています。普通科だけの平均倍率で見ると、男子が3倍、女子が3.9倍です。学校別に倍率の差はありますが、あまり全体的な傾向は認められません。トップは新宿高校で実質9.6倍(今まで記憶にない高倍率です)の争いです。私がとても気になっているのは、中高一貫校の入試です。もともと全体の定員が少ないために、推薦入試の枠がとても少ないのです。例えば、大泉の女子は定員8名に対して応募が9名! つまり、1人だけ落とされるということです。(都立の推薦入試は定員以上に合格者を出すことはありません) まして今年は集団討論があります。男女別に討論をするとしたら(9人でやるのか、2グループに分けるのかわかりませんが)、「この中で1人だけ落とされるのか…」と思いながら討論を進めるわけで、受検生たちの心中を察すると胸が痛みます。ペーパーテストなら敵が見えにくいため、あまりそういう気持ちを持たずに済みますが、集団討論では否応なくお互いに顔を見合わせて戦わなくてはなりません。つい、足の引っ張り合いをしたくなったりしないかな… 誰だ、こんな入試の形式を考えたのは!

推薦入試に向けては、都教委の対応があまりにもひどいことは以前にも書きました。推薦入試(特に集団討論)の実施マニュアルを公開すると言っていましたが、結局何もないまま入試に突入してしまいます。(今度の日曜日が入試本番です) 都教委に問合せをすると、「詳細は高校に聞いてくれ」と言われるのですが、高校側は「都教委からの説明がなくてよく分からない」と答えたりしています。(禅問答みたい…) 直前になって、司会を誰がやるかとか、グループ分けをどうするかとか、細かい情報が出始めていますが、高校によってマチマチだったり、同じ高校の情報が伝わっている生徒と伝わっていない生徒がいたりして、不公平極まりない状態です。
生徒たちに、学校での練習の様子等を聞くと、かなり「ぶっつけ本番」で臨む生徒たちもいるようです。作文もほとんど練習していなくて、時間内にマス目を埋められなかったり、「集団討論って何それ?」と言っている生徒がいたり… 負担が重くなるので、推薦入試を回避する生徒が多くなると考えていましたが、もしかすると、一般の生徒たちは、負担が重くなる程には対策を立てていないのかもしれません。中学校の先生も含めて、ほとんど内申点の順番で合格者がきまっていた昨年までと同じつもりでいるのかもしれません。(今年は内申の比重は半分しかありません) まあ、そうなると(ほぼ万全の対策をした)私どもの生徒が有利になるので、あまり目くじらを立てる必要はないのかもしれませんが…

正直に言うと、塾としては、中学校の先生にはおとなしくしていただいていた方がありがたい場合もあります。特に、面接や集団討論の立ち振る舞い・言葉づかいの部分では、「どんな指導をしているのだろう?」と感じる場面が今年も多々ありました。例を挙げると、女子生徒がおじきをする時に、ハウスマヌカンのように前で手を大袈裟に組んでから頭を下げさせたり(確かに、そういう店員さん増えてますけど、面接では逆効果かと…)、高校のことを「貴校」と呼ばせたり(確かにそんなことが書いてあるマニュアル本もありました…)、集団討論ではいかに相手を言い負かすかを考えろと指導したり(おそらく点数は下がります…)、例を挙げたらきりがありません。高校の先生も苦笑していましたが、およそ中学生らしからぬことを直前に仕込もうとするので、生徒たちが混乱してしまうことが多いのです。

いよいよ明後日から、都立高校の戦いの幕が開きます。

号外<進路決定第1号!>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月24日 11:27 AM
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私立高校の推薦入試が続いています。この3日間、毎日誰かが入試に出かけている状況です。当然、並行して合格発表もあります。
本日、第一志望のA推薦(単願)で合格者が出ました。実質倍率3倍を超える厳しい入試でしたが、頑張ってくれました。GSの記念すべき「進路決定第1号」です。
本人は、「進路が決まったけど、最後まで塾の授業に通ってしっかり勉強したい」とのこと。すばらしいと思います。

教育関連で気持ち悪いニュースが多すぎる

最近、新聞やテレビのニュース(あるいはワイドショー)において、教育に関するものが取り上げられる割合が多くなっています。昨年の大津のいじめ事件に端を発して、様々な問題点が浮き彫りになってきていることと、政権が変わったことにより、政府が特に教育の政策で大きな転換を図ろうとしているためです。
しかし、ここ数日、私はとても気持ち悪い思いをしています。ちょっと信じられないニュースが多いためです。

まず1つ目は、学校の先生の1月末大量退職の問題です。全国的に広がっていますが、特に埼玉県では、110人の先生が1月末付で退職することになりました。なぜ、この時期に多くの先生が辞めるのかピンとこない方もいると思います。簡単に言うと、退職金の額が大きく変わってくるからです。
国家公務員の退職金が減額となる法律が制定されたため、それを基にして決められている地方公務員の退職金も引き下げられることになった都道府県が多いのです。(公立の学校の先生は、都道府県の職員です) その変更が、2月から適用されることになりました。つまり、2月以降に退職するより、1月末で退職した方が、退職金の額がかなり多くなるのです。年齢や勤務年数にもよりますが、だいたい150万円程度減額される場合が多いようです。
学校の年度は、ご存知の通り、4月~3月で運営されているため、普通は3月年度末で退職する先生がほとんどです。しかし、今年は上記の理由により、2ヵ月早く退職を決断した先生がとても多かったのです。埼玉県の110人のうち、30人はクラス担任も持っているそうです。つまり、あと2ヵ月を残して、途中でクラスを投げ出してしまうことになるわけです。確認が取れていませんが、中3生のクラスを担当していて、受験直前の一番大事な時期に突然いなくなってしまう先生もいるかもしれません。各学校で先生の手配で大変な状況になっているようで、ちょっと考えられない事態です。(ちなみに、警察官についても同じような状況が起こっており、自治体によっては「治安維持に影響が出る可能性がある」というコメントを出していたりして、笑えない状況になっています)
しかし、私は先生たちを責める気にはなれません。確かに、教育者としてどうなの?という指摘を免れることはできませんが、定年間際になって、突然150万円もの金額が減らされることになったら(2ヵ月分の給与を相殺しても70万円以上)、自分の老後の生活のことを考えて、実を取る決断をする場合もあると思います。(感情的に納得はできないけど、理解はできるということです)
私が問題だと感じるのは、都道府県の条例や制度の方です。各自治体が国に合わせて追従することはあるべき姿ですが、一般の事務職と同じように、学校の先生についても2月から退職金の引き下げを行えば、どんな事態が起こるかは、火を見るより明らかだったはずです。それを、先生個人の規範意識のせいにしてしまって、今になって「こんな状況になるとは思わなかった」と言っているのは、責任転嫁以外の何ものでもないでしょう。
確かに、公務員は今まで、民間と較べて特に退職金の金額が多かったのは事実です。景気が悪くなり、民間との所得差が広がってきたこともあり、この格差を是正するために、公務員の退職金を大幅に下げることになりました。今後、給与の部分も少しずつ減らされる職種が多いのです。これも理屈としては理解できますが、私の仲間や教え子たちの顔を思い浮かべても、仕事としては面白みはないけど、給料と退職金(あるいは天下りも含めて)のところで旨味があるからという理由で公務員の道を選んだ者が少なくありません。その皆さんの心中を考えると、ちょっと同情を禁じ得ないわけです。(まあ、「民間の厳しさはそんなもんじゃないぞ!」ということも同じくらいに感じているわけですが…)

もう1つは、大阪の体罰による自殺事件の続報で、在校生たちの記者会見についてです。高3生の部活のキャプテンたち8人が、市役所で会見を行いました。(顔は写しませんでしたが、テレビのカメラが入った状態です) 私もテレビで(ダイジェストではありますが)見ましたが、口々に語っている内容は、まず「募集停止をしないで欲しい」「先生たちを異動させないで欲しい」ということ。ここまでは、私も理解はできました。しかしその後、「先生たちは悪くない」「体罰はあったけど、大事なことも教わった」「学校の伝統は今でも間違っていない」… と続いた場面では、画面を正視することができませんでした。あの尾木ママ(ママではありません 念のため)も顔を真っ赤にして怒っていましたが、私もまったく同じ感想を持ちました。生徒たちがすっかり洗脳されてしまっていると感じました。そうでなければ、少なくとも生徒が1人亡くなっている中で、「間違いではなかった」という発言は出てこないでしょう。逆に言えば、(全員ではないにしても)生徒たちもこういう状況だからこそ、あのレベルの体罰が日常的になっていたとも言えるのかもしれません。
私も同じような部活で過ごしてきたのでよく分かりますが、生徒たちは今回の事件とその後の市(特に橋下市長)の対応で、自分たちの高校生活をすべて否定されたように感じてしまっているのだと思います。特に部活のキャプテンたちですから、その傾向がとても強いのです。もし、体罰や勝利至上主義が間違いだったという結論になれば、「自分たちの3年間はいったい何だったのだろう?」ということになってしまうので、どうしてもその結論を認めたくないわけです。(その考え方を心理学の専門用語で言うと、「合理化」と言います)
どう考えても、この記者会見は生徒たちの発案で出てきたものではありません。生徒たちがそういう気持ちを持っていたとしても、誰か知恵をつけた大人が間違いなく存在します。学校の先生なのか、市教委なのか、保護者(OB)なのか… 本当に責められるのは、そちらでしょう。皮肉なことに、この会見が風向きを逆の方向に変えてしまったことも事実です。ネット上で見る限り、(この会見・生徒たち・学校に対して)圧倒的に批判的な意見の方が多くなりました。さらに、この学校の生徒たちがツイッター上で橋下市長に対して(ちょっとここでは書けないような)暴言を発信したり、運動部を中心に集団での飲酒や喫煙の事実が発覚したこともあり、今までの「生徒の肩を持つ空気」が一気に萎んでしまった感があります。私も2日前までは、「橋下さん、ちょっと強引すぎないかな…」と感じていましたが、この会見を聞いて目が覚めました。「徹底的にやらないと、この学校は正常の状態には戻らない」と。

教育に関する議論において、世間的な常識、一般論が通用しなくなっている場面がすごく増えていると思います。多くの人が、事実を注視せず、自分の頭できちんと考えることを最初から放棄し、社会の空気に流されて発言しているように感じます。マスコミの偏向報道も、それを後押ししているようにしか見えません。そのことに対して、私はとても「気持ち悪い」と感じるのです。

都立中応募者数確定!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年1月23日 2:33 PM
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昨日で都立中の出願が終了し、本日学校ごとの応募者数・倍率が発表となりました。
私はこのブログで、かなり早い段階から応募者数大幅増を予想していましたが、予想通り、応募者数はかなり増えて、昨年比で7.3%の増加となりました。都立中人気がさらに加速していることの証左となりましたが、私立中との併願者も年々増えているため、今年も例年以上に厳しい戦いが予測されています。

多摩地区(市部)の4校トータルの倍率は、男子6.6倍、女子7.4倍となりました。私立と違って、手続き率が高いので、実質7人に1人しか合格できない戦いとなります。(私立で実質倍率7倍という学校はほとんどありません)

<多摩地区の4校の応募倍率 ( )の中は昨年比>
武蔵  男子6.3倍(横ばい) 女子6.0倍(横ばい)
三鷹  男子7.6倍(7%増)  女子7.7倍(15%増)
立川  男子5.5倍(24%増) 女子7.2倍(10%減)
南多摩 男子6.5倍(微減)   女子8.2倍(微増)

今年は、都区部の中学校の応募者数の増減が大変注目されていました。なぜかと言うと、都区部の学校は多摩地区に較べて都立中が設立された時期が早く、昨年までに高校を卒業した生徒がすでに出ているため、大学の合格実績による影響が応募にどう影響するかが注目されていたのです。

<昨年までに卒業生を出している4校の応募倍率 男女計 ( )の中は昨年比>
小石川 昨年7.3倍→今年6.3倍(-152名)
白鴎 昨年8.0倍→今年8.6倍(+96名)
両国 昨年7.7倍→今年8.2倍(+56名)
桜修館 昨年6.7倍→今年9.4倍(+429名)

桜修館が大変なことになりました。当初はあまり受験生が集まらず、苦労した時期もありましたが、今年の急増で受検者数は1500名を突破し、都内でトップとなりました。この不況の影響で私立中組が流れたこと、都立中の合格者数ダントツNo.1の塾がここ2~3年で都区部に多くの校舎を出校し、特に「桜修館シフト」を引いたこと等、様々な要因があると思いますが、一番大きな要因は、「都立中からでも難関大学に合格できる」という認識が広まったことです。2年前は、白鴎だけが卒業生を出しましたが、いきなり現役で東大5名を輩出し、私立の先生方に「白鴎ショック」と言わしめました。昨年、3校が初めて卒業生を出しましたが、その実績が以下の通りです。

平成24年度最難関大学合格実績(現役)
小石川 国公立38名 早慶42名
白鴎  国公立56名 早慶58名
両国  国公立61名 早慶44名
桜修館 国公立33名 早慶63名

いかがでしょうか? 早慶は1人で複数学部合格があるにしても、160名程度の卒業生のうち、これだけの人数が最難関大学に合格していくのです。そこらの私立高校の合格実績と較べると、どれだけ費用対効果が高いかが分かるはずです。
その中でも小石川は、昨年の大学入試の結果が出た後に、「どうしたんだろう?」と言われてしまいました。入る時の難度で言うと武蔵と並んでトップレベルなのに、上記の通り(他の都立中と較べて)今一つの結果だったのです。今年の応募者数減が一番大きいのが小石川なのですが、この部分が影響を与えていることは間違いないでしょう。また、小石川は昨年の入試で出題ミスがあり(塾に指摘されて気がついた)、中学校がスタートしてからそのことが判明して、年度の途中で追加合格者を出すという失態があったため、それもイメージの上で多少影響があったかもしれません。今春の大学入試の結果に注目が集まっています。(小石川は今年はずすと「大学入試に弱い」という評価が定着してしまうかもしれません)
武蔵と立川国際が来年から卒業生を輩出します。私個人的には、ここの大学入試の結果がとても気になっています。(教え子たちがたくさんいるということもありますが…) 最初の2年くらいの結果で、地域の評価が固まってくると思うので。

都立中適性検査まで、あと10日あまり。(自分で情報を提供していて何なのですが…)ここまできたら倍率を気にしても仕方ありません。最後まで、やるべきことをやって、自信を持って本番に臨んで欲しいと思います。

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